景色



私はスカッとジャパン的ストーリーに対して「別にスカッとしたからってその前段にあるモヤッとは帳消しにならなくね?」と思うタイプの人間なので、この先何がどうなったとしても、許せない部分は許せないままだし、どんなに楽しい未来が待っていたとしても、私がわんわん泣いた事実はひっくり返らないよ!と思っているのです。
「何をいつまでにどのくらいか言えよ〜!目標ってそういうもんだろ〜!!!」


それはそう。
それはそうなんだけど、それはそうとは別の軸で大好きなんですよ。というか大好きだから「許せないからヲタクやめる」とかできなくて、でも許せないもんは許せないままというめんどくさい状態なのです。大好きとは実にめんどくさいものですね。


大好きなので、私なりに追って、私なりに受け取って、私なりに想うわけですよ。


私なりに想ったことを私なりに言語化してみます。気が合わねぇと思ったら読むのやめるか、気が合わねぇなと思ったまま読んでくださいませ。気が合わねぇどいうメッセージは受け取れません。



これ以上、説明を聞きたいとは思っていない。
説明されると宥められてるいように感じてしまうから。まだ始まってないなら、話し合いができて結論を覆せるなら、説明を聞きたい。けど、もう始まってるし、別に話し合いはできないし。(というか話せるなら、別のことを話したいし)
らじらーの最後30分は本当にしんどくて息をするのも辛かったので、この先、説明のターンが現れてしまうことがあったら私は息を止めることにします。その時間だけ。

もうね、楽しいところを見せてほしい。エンターテイメントを見せてほしい。言葉で伝えてくれてたことを、言葉以外で伝えるフェーズに入ってるから。「言葉なんていらないでしょ」という歌詞に「言葉はいるに決まってるだろ!!!」と思うヲタクだけど、言葉で伝えてほしいときと、言葉以外で伝えてほしいときに分かれるんだ。ということに気がついた。もう、後者なのですよ。


だから、Jr.チャンネルと+81のコラボはね、楽しかったの。(別にらじらーも楽しかったよ。最後の30分以外は)
(嫌だ〜!ってこともあるけど)ちゃんと「いってきます」というエンターテイメントをしてくれた。楽しいの感情で終わった。泣かせにきたのでアホみたいに泣いたけど楽しかった。

で、その泣かせにきたサクラ咲ケを泣きながら見て「景色」について考えて。


インスタライブで「もっと良い景色を見せたい」って言われたときに「あなたたちが見たいんですけど〜!?」って思ったの。(めんどくさ)

でも、なんかサクラ咲ケを見ながら歌詞を噛み砕かなくても共感できるということに気がついて。


私はアイドルソングの壮大さが大好きだけど、別に壮大さに共感できるような壮大な人生は送っていなくて。「いい歌だな〜素敵な歌詞だな〜」と思うのと共感するのは別の話で。共感するためには、歌詞を噛み砕きに噛み砕かなければならないんですよ。
※「仕事だからとりあえずがんばりましょう」は噛み砕かなくても毎日共感できています。

サクラ咲ケだってね、別に「振り向くな後ろには 明日はないから」な人生なんて送ってなくてね、「あ〜、この仕事昨日頑張っておけば…と思ってももう遅いから今日やるしかねえ」という人生を送っているのですよ。

だけど、Travis Japanが踊ってるのを見て、「振り向くな後ろには 明日はないから」だって、「未来なんてさ すぐに変わる 変えてみせる」だって、「今 蒔けば種 花咲かす」だって、「めぐり会いたい 必ず」だって、スッと心に届いたの。噛み砕くことなく共感できた。
(共感できるから嬉しいというより、共感できる!って気がついたという話)
 

それに気がついたときに「これも景色なのかもな〜」と思ったの。
 
私はTravis Japanを見てるときに、Travis Japanだけを見てるんじゃなくて、Travis Japanを通して世界を見ているのかな〜って。

景色って、トラジャのCDが並ぶCDショップとか、トラジャファンだけで埋まる東京ドームとか、そういうものだけじゃなくて。Travis Japanのことを誰もが知ってる未来とか、そういうものだけじゃなくて。
Travis Japanが踊るからこそ、歌うからこそ、パフォーマンスするからこそ、Travis Japanがアイドルであり続けるからこそ、私の目に映るもの、私の耳に聴こえてくる音、私の心に湧き上がる感情。これも景色のひとつなのかもな〜って。


そう思えたことで、なぜか少し落ち着いて。景色を描くための絵の具の色を増やす。筆の種類を増やす。そんな時間なんだろうな〜と勝手に解釈をして。
物理的距離がどんなに遠くたって、私の方が16時間先の世界を生きていたって(サマータイムという制度慣れない)、景色は増え続けているんだな〜と勝手に想って。

「何をいつまでにどのくらいか言えよ〜!目標ってそういうもんだろ〜!!!」(こればっかり書いてるけど、他の感情もあるよ)という色は塗られたままだし、どんな色が重なっても消えない。

でも、その上に重なる色は愛したい。
だって、私はTravis Japanを通して見たいから、Travis Japanを通して聴きたいから。Travis Japanを通して受け取りたいから。私の心はTravis Japanが見せてくれる景色で一番動くから。一番震えるから。


スカッとはできないかもしれないけど、「まじ、突然LA行ってうけたよね〜」とスパイスの効きすぎた色について笑って話せる未来はなんか想像できる。そのときの私はきっと、スパイスの効きすぎた色があったからこそ、出会うことのできた景色に心を動かされている。


もうすぐ2週間。
たかが2週間、されど2週間が経ち、景色について思ったこと。


ん〜!全然まとまってないね!!!

ニホンゴホメラレルトウレシイ