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Xデザイン学校 振り返り-第01回

概要

Xデザイン学校2019年ビギナーコース
第1回 09 月 06 日(金) 19:30-21:30
会場:マネーフォワード(田町)
内容:UX 概論

やったこと

・Xデザイン学校2019年ビギナーコースを受講した

・2時間丸ごと座学。
これから半年間学んでいく上での、構造の理解が今回の目的とのこと。

わかったこと・感じたこと

<全体を通じて>

・内容が盛りだくさん。2時間があっという間に過ぎた。情報量が多すぎて、ついていくのが精いっぱいだった。

・あらためて資料やメモを見ながら振り返ってみると、「学びとはなにか」「世の中のサービスがどう変わってきているのか」「これから学んでいくUXとはなにか」という構成だったと、ようやく気づいた。

・構造の理解が今回の目的だったわけだが、膨大なインプットされた個々の情報が、まだリンクしていない。※リンクする=構造化なのか?

・個々の話が十分咀嚼できてない…。具体的には下に記す。

<学びとはなにか>

・長寿化。生涯で転職をなんどもする世の中。そのための学び。
自分はあと50年くらいは現役で働くつもりでいるので、納得。

・専門分野で必要とされるテクニカルスキルと、どの業界業種でも役立つポータブルスキル、そしてスタンス・価値観。
この考え方はとてもアグリー。ポータブルスキルと呼んでいなかったが、ここ5年くらい、他の為事にも通用するスキルを重視してつもり。
〇〇スキルと名前を付けて、ピラミッドの図として可視化されると、分かった気になるのが不思議である。

・できるようになるコスト。20h、1000h、10000hの理論は概ねアグリー。ただ、時間の絶対値は、分野によっては大幅な効率化が進むのかもしれないと思った。どの分野で、どういう要因で、どう効率化・陳腐化が起きるのか考えるのは面白そう。
あと、写真とか趣味の分野で、20hやってみられないって人が多くいるように感じていて。昔からいたのが顕在化したのか、そういう人が増えたのか分からないけど。
イチガンではそれが出来なかったのが、スマホのカメラならできるようになった、という見方もできそうだ。

・ふと思ったのは。自分のスキルの棚卸に、この概念使うといいかも、ということ。
20hスキルは幾つか持ってて、それと10000hスキルを並べて挙げるのに抵抗があったのだ。だけど、20hスキルと明言したうえで挙げれば、いろいろ自分のできそうなことの幅が広がって見えてきそう。

・「経験」に取り込まれるな。「概念化」が大事。「省察」により、「経験」が「概念」に代わる。
豚小屋の例は分かりやすかった。
ただ、「発達」「学習」というのはよく分らない。「概念」を多く積み重ねるのが「発達」。「経験」をつむことが「学習」という理解でいいんだろうか。

・ドントシンクフィール、アンラーン。分かったようで分からない。
「概念」だけ残して、「経験」は忘れよう、って理解でいいのだろうか?
スノボの例があったけど。スキーのスキルを、雪上での移動、雪の物理特性として概念化していれば、スノボにも活かされたはず。
結局、どこまで概念化できているかを本人が知るのは難しくて、忘れようにも忘れられないのでは、と思った。

<世の中のサービスがどう変わってきているのか>

【プラットフォーマー・水平分業】

・ゼロから作ると大変だけど、プラットフォームを使うと、低コストでできる。そんなプラットフォームを提供するのがプラットフォーマー。

・ファブレス/水平分業の企業が時価総額ランキング上位に来ている。
そうなのかもしれないけど。
例として挙がったSONYは、少なくともカメラ事業を見てると、垂直統合に感じた。ゲーム事業とかはプラットフォーマーな感じだけど。
また、Googleはファブレスかもしれないけど、巨大なデータセンターを抱えていて。負の遺産になり得る固定資産という意味では、データ演算コスト、ストレージコストが下がってくると、今の生産工場と同じ扱いになるかもしれない。 

・プラットフォーマーの時代という話。たとえば三洋電機やAbilityといったODMメーカーが、デジカメのプラットフォーマーとして栄えていた時代もある。プラットフォーマーなら何がなんでも勝ち組、というわけでもないのだろう。

・成功したプラットフォーマーに富が集約されやすい時代になってる、ということか。

・水平分業が垂直統合より良いとされるのは、いまの時代背景にあっているという面もあるのではないか。
流通の発達、モノづくりのモジュール化、税制などの面で、水平分業が有利になってるに過ぎない?
政治や天災でサプライチェーンが分断されると、世間は手のひらを返したように、垂直統合を称えだすのではないか。

・とはいえ、プラットフォーマー側に立つか、それを使う側に立つか、という意識は大事だと思った。

・大企業(巨大な資本を持った企業)が、大企業らしく事業をする、というのは何なんだろうかと考えさせられた。

【デジタルトランスフォーメーション】

・現在の流れとしてはその通りで。ただその先どうなるか。
GAFMAの動きは、ABBAを意識してるようにも見える。

・QR決済が顧客情報を活用するために、ポストスマートスピーカーとして注目されている、という考えには違和感があった。
以前からTカードは、そういうビジネスをしてたのではないのか?
また、クレカやSuicaでは、同様の顧客情報を取得できないのだろうか?
QR決済は、小規模事業者に対する導入ハードルが下がったという意味合いはあると思うが…。

・ビッグデータと昆布おにぎりの話は、面白かった。
けど、これに対する対策が、エスノグラフィックリサーチャーの大量導入、というのは違和感。
ビッグデータのビッグデータたるメリットが喪失するのではないか。

【便利→意味】

・イノベーションの定義。クリステンセンの言うところの破壊的イノベーションこそが、これに当たるのかな。どう定義するかの問題なので、大した話ではないと思うけど。

・便利と意味。別記事でもう少し考えてみる。

【サブスクリプション】

・価値提供のタイミングと、対価支払いのタイミングをどうするか、という話なのではないか。
要求が容易に変動しうるか、提供側の資金が次の価値創出にどう充てられるか、顧客がリーズナブルな価格に感じるか、サービス提供可能か、という観点。
通信インフラが広帯域になったり、逐次課金のハードルが下がったのが、サブスクが多くなってる理由のように感じる。

<これから学んでいくUXとはなにか>

・UXというのは。人が結果としてどう体験し感じるか、ということ。

・UXD(UX設計)は、UXを得るために、手段に囚われるのではなくその目的をちゃんと意識して、実現手段を考えること。

・手段がモノ、提供されるがコト。
 ハードウェアかソフトウェアか、という話ではない。

・ところで。ドリルじゃなくて穴が欲しい、って微妙な例えだと思う。
 例えばドリルでビジネス書を収納する本棚を作るのだとしたら、
  ドリル→穴→本棚→本を収納→本のデータを読み出し可能な状態
  →ビジネス書を読んだのと同じ効果が得られている状態
 みたいな話が、より抜本的なコトなのではないか。

・UXは、ジョブメソッドでいうところのジョブと、同じような概念なのかなと感じた。
※こういうこと書くと、アンラーンできてないと怒られそうだが。

<懇親会>

酒飲んでてあまり覚えてないけど…。

・信者の話。何かを信じて行動するというのは、経験的で、概念化できてないのかなと感じた。信じる者は救われない?

・デブは次回の懇親会に参加禁止だそうなので、どうしよう。
最近は太ってることで殆ど不利益を感じる機会がなかったので、ちょっと新鮮な体験であった。

次にやること

・イマイチ咀嚼できていないことがある。今後の授業を通じて、クリアになっていくのが楽しみ。

・この記事書くのに時間がかかった。座学で内容盛りだくさんだったことが原因か。次回からはワークショップ主体のようなので、もう少し簡潔に書けると思う。

・山口周氏の「ニュータイプの時代」。まだ途中までしか読んでないので、読み切る。

・積読になってる「アフターデジタル」を読む。

・便利と意味は、もう少し深堀する。

・懇親会に参加するために、減量しようかな・・・。


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