1971年のケンタウロス壁ドン
みやはら啓一先生&滝沢解先生のタッグ
今日は、1971年の『週刊少年サンデー』に掲載された、みやはら啓一先生&滝沢解先生の読切の話をいたします。
作画:みやはら啓一先生
みやはら啓一先生は、1944年生まれの漫画家。(現在77歳)
貸本漫画からの方で、一般誌では麻雀漫画や釣り漫画の印象が強いです。
と、「人間と魚のナイス・ファイトを精密描破!!」していました。
原作:滝沢解先生
滝沢解先生は、1933年生まれの漫画原作者です。(故人。同世代なら現在89歳)
有名なのは、 ふくしま政美先生作画の『女犯坊』。
少年誌だと、あだち充先生作画の『牙戦』という連載もありまして……。
その最終回が、次のような感じでした。
「牙も おれたちも 本当の戦いはこれからだ!!」
と、早い時期(1975年)に「おれたち」の「本当の戦いはこれからだ!!」のフレーズで終わった打ち切り漫画として、その筋では有名? です。
『天使(エンゼル)の朝』
さて、そんなみやはら先生&滝沢先生による読切が、『週刊少年サンデー』に載りました。
主人公は、篤彦くんという中学生。
両親が温泉旅行に出かけて自宅に1人だけのときに、親戚のエリッペという幼なじみが訪ねてきます。
そいで、不器用な男子中学生が、同世代の女の子を相手に強がったりして、なんとなくギクシャクする思春期なエピソードが描かれていきます。
パンティ裏がえし
そして、ごはんを食べた後、エリッペはお風呂に入って……。
この「パンティ裏がえし」という概念に過剰反応する中学生。
「今、僕は冷静さを欠こうとしています」みたいな顔をして、裏がえしと向き合う篤彦くんでした。
ケンタウロスと三島由紀夫
そうして、エリッペがお風呂からあがると……。
脱衣所で待ち構えている篤彦くんが、ケンタウロスのイメージで描かれていました。
篤彦くんは、いわゆる壁ドンでエリッペに迫ります。
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