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『くたばれ甲子園』『怪物伝』の思い出

今月、ちゃんと更新をすることができなくて、本当に申し訳ございませんでした。大変恐れ入るのですが、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。

以下は、2004年12月の『ネットランナー』に書いた文章になります。

注意書き?
・これを書いたときの私は、中島徳博先生の『くたばれ甲子園』、石川賢先生の『怪物伝』の話をしたかったようですが、ほとんどネタバレ紹介だけで、既読者向けの内容はありません
・また、あだち充作品についての雑な解釈を書いており、不快な気持ちにさせてしまうかも知れません


『H2』テレビドラマ化の話題

『H2』という漫画があります。作者は『タッチ』のあだち充先生で、

「もしもカッちゃんが交通事故で死なず、タッちゃんと違うチームに所属して、真剣に南ちゃんを取り合っていたら」みたいな内容の漫画

……などと説明するのは、乱暴すぎるでしょうか。
最終的に南ちゃんに選ばれなかった方には、残念賞として、作者様の用意した「顔だけ南ちゃんソックリの女」があてがわれます。

また、なんとなくゆるそうな雰囲気に見えますが、

「気に食わないチームメイトに無実の罪を着せて退部させる
「ライバル校の野球部に親戚をスパイとして送り込む
「普段から『コントロールが悪いフリ』をしておき、大事な試合で敵の主力選手にビーンボール

など、わりかしドス黒いです。

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