いきなりサイエンス

普段なら手に取らない本だけど、なんとなく面白そうだったので読んでみました。科学の本はカンタンにしすぎると浅くて、ちゃんと書きすぎると難しすぎてなかなかいい塩梅が見つかりません。本書でもだから科学の本て無味乾燥になりがちなんだよねと言ってます。読んだのはいきなりサイエンス

細かい実験プロセスとかすっ飛ばして科学の今わかっている事実を面白く書くというのが本書です。内容としては細かい解説がないのですが、事実はけっこうライトに読めて面白いです。

いくつか私が気になったテーマを取り上げると、「しゃっくりの止め方」でした。しゃっくりを止めるには指で直腸をマッサージするという方法が効果的であると2つの実験で実証されているらしい。つまりケツに指を突っ込めばしゃっくりは止まるようだ。まぁやらないけど。

ムダ毛処理によって体毛は濃くなるのかということもはっきりとNOだという。育毛率による研究において例外なく「ムダ毛処理と体毛が伸びる早さは無関係」という結論がでているらしいです。剃ったあとに濃く見えるような気がするのは毛は体の表面にでて日光などにあたっていると色が抜けてくるが、生えたての毛はまだ体内にいたので色が濃く、結果として肌とのコントラストで濃く見える事が多いのだそうです。まぁ確かに言われてみればそんな気はするな。

恋愛している状況とコカイン中毒者の脳内の状況が似ているとか、出産の痛みと金的を食らったときの痛みは同じようなものとか、性的絶頂感の男女差異はないとか「へー」っていう内容がとても多かったです。

いきなりサイエンス 日常のその疑問、科学が「すぐに」解決します