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餃子な人生

「死をどう思いますか」なんて聞かれたって、死んだことないんだからわからないのよ。
えっ、わたしの話で救われる人がいるって?
それは依存症というものよ、あなた。
自分で考えてよ。

            樹木希林


昨日、久々に餃子を作った。

仕込みは一昨日から。
餃子の皮は、さすがに買ってくるのだが、コレでなきゃ嫌!、ってのがある。
餃子を作る際は、
まず、自分で作った餃子が食べたい欲求が出ること。
皮を買いに行くタイミングがその欲求があるうちに合うこと。
皮は一番近いところでもイケセイに入っている店でしかいまのところはみていない。
ごくたまに大泉でも売っているが、隣町だが、大泉に買い物に行くことはめったに無い。
確実なのはイケセイ。
それでも3階に1回は売っていないことがある。
だから皮が手に入るのと欲求があるタイミングが合わなければ、餃子を作ることはない。
で、たまたま出かけた先のとある店でその皮をみつけた。
一週間ほど前からちょうど餃子への欲求が芽生えだし、育ちつつあるときだった。
賞味期限を見ると5日間くらいは保ちそうだ。
若干、皮が乾いて包みづら胃を覚悟すれば10日くらいはいけんじゃね?という考えで買っておいた。
一昨日、いよいよ餃子欲求がいい感じで育ってきた。
「疲れているけど、明日、餃子食べられるを鑑みれば、作れちゃうぜ!」とばかり、その日の夕食は適当に買ってきた揚げもんでそうそうに済ませ、いそいそと餃子の種づくりに勤しんだ。

入れるもんとか、分量とか、下味とか、「自分で作った餃子が!」と言うくせに、まったくこだわりがなく、毎回適当だ。
肉、何グラム買ってたっけ?
あ!ニラ忘れた!いいや、なきゃないで。
下味・・・ま適当に、ある調味料を使って、と。

こんな感じだ。

肉も、豚オンリーの時もあれば、牛や鶏を混ぜちゃう時もある。
キャベツにしたり白菜にしたり、混ぜたり、めちゃくちゃだ。

だから出来上がりの味は毎回多分違う。

たぶんというのは、食べ比べたことがないから、わからない。

失敗したぁ〜😅
成功だぁ〜😆

コレくらいの違いだけだ。

昨日のは、やや失敗ありの成功。

そんな感じだ。

毎回同じもんをつくるよかそのほうが性格的に合っている。

作っていて楽しいし、出来上がりがワクワクするし、食べていておもしろい。

カレーでも、シチューでも、わたしの料理はそんな感じなもんが多い。

ハズレのない、間違いのない、変わらず美味しいものは外に食べに行けばいい。

答えは、その場その場で出したいんだな。

美味いだ不味いだに、どうせなら一喜一憂するほうが好きなんだな。
(外食では嫌。喜びだけでないと嫌)

美味しいか不味いかを人に聞いて決めるって変でしょ。
人生も、生活もそうだよね。
人に決めてもらうなんてありえないでしょ、いい人生はこうで、生きるってこういうこと、なんて答えをもらうのはおかしいでしょ。

自分で問を持って、自分でその問を解く素材を必死に集めてみて、組み立てたりバラしたり、捨てたり新たな材料足したりしながら、美味かろうが不味かろうが、あぁ〜おもしろかった、と、思える、悲しみも涙も悩みも苦しみも全部ひっくるめていい素材だったと思えるように生きたいもんだ。

「わたし」のハウツーなんてあるわけがない。

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