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花まつり

天上天下唯我独尊
わたしはわたしであることにおいて尊い
あなたはあなたであることにおいて尊い
一切は等しくあることのみで尊い
存在の尊さに理由理屈はない


このようには思えない。

理由理屈が必要、存在の価値をつけなければいられない。

理由理屈がないものを尊いとは思えない。

そんなところでしかものを考えられていない。
価値観というものが存在そのものよりも大事。
価値のないものに存在意義を認められない。

なんて寂しい生き物なんだろう。

いのちそのものよりも生き方のほうが問われる。

比べるのをやめなよ。
選ぶのをやめなよ。
成るようになるだけ、成らないようにはならない。
いま、ここ、いつでも、どこでも、だれでも大事。
それだけのことだよ。
あるだけで尊いよ。

その言葉を受け入れられない。

愚者・・・。

だからこそ、
「大丈夫だよ。関係ないよ、人間の価値観なんて」
という声が必要なんだな。

「きみが受け入れようが受け入れまいが、それも関係ない。人間が作り出した法律でどう謳っていようが関係ない。あるだけで尊い、これは誰にも侵害できない、いつでも、どこでも、だれにでも当てはまることなんだ」

という言葉が気づきをくれる。

聞き入れられないわたしの愚かさが、納得できない厄介なわたしが顕になる。

だから、そんなわたしだから、手を掛けて育むしかない、自分自身を。

釈迦の誕生日に思う。

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