プライドを箱にしまって、スタイルを変える
少なからず時間は増えたので、何がやるか、仕込むかという時。
1ヶ月まるっと勉強してもいいし、運動してもいいし、遊んでてもいい。
どうしても家にいながら、自分を律することはとても難しく
動画コンテンツ、漫画、ゲームに手が伸びる。
そうしながら、だれもが追い込まれていくタイミングで、考えても考えても
「何も出てこない」ということはある気がする。
ってか、隠していた必殺技があるなら、コロナウイルス前からやってると思う。
ボクは昔から、レストランというのは劇場。
ただの「箱」というだけで、同じスタッフで「演目」は変えられると言っていた。
飲食店が半年間アルコールを売っても良くなって、ワイン屋として活動しても良くなったわけだ。
今、レストランの中には休業を選ぶところもあれば、テイクアウトという、普段とは別の演目を選択しているところがある。
通常の営業とは違うスタイルで大体が値段も安くなるので、新規のお客様の目に触れたり、久しぶりに会える方もいたりする機会があると思う。
自分にはめると
「TIRPSE」というレストランで、1年間デザートだけでランチ営業したり、カヌレのテイクアウトをしたりしてきた。
イベントとして、やってきた「つかんと」は実店舗になり、とんかつ屋のオーナーにもなるわけだ(オープン日未定(இɷஇ ))
ボクの経験上、違う「演目」はお客様の層が違って、メインブランドに戻ってくることはあまりない。
デザートレストランが1年満席でも、TIRPSEにくる人はいない。
富士山カヌレが1日5個入り200箱売れても、TIRPSEにくる人はいない。
だから、経験上は相乗効果を生み出して利益を出していくことは自分にはできなかった。
が!
今回のテイクアウトをしていく人たちの中で、別ブランドのような形で立ててそのまま事業を立てる人も出てくると思う。
ハイブリッド「ふたつの要素を組み合わせて作られたひとつのもの」
会社にとって、多くのエンジンがあることは大きな強みになると思う。
「スタイルを変える」
このような非常時だから、どんな形でもやらないとってスタイルを変えられた人はいると思う。
でも、非常時じゃないと変化することができないんだとしたら、やっぱプライド持つなんてクソみたいなもんだなと思う。
新しいことをやるときは、やりながら学ぶしかない。
どんなに予測したって、上手くいかないことは耐えて続けるか、やり方を変えるしかない。
たぶん、どのレストランの人たちも新しいことをしかけて、やりながら修正して今、毎日を突っ走ってると思う。
ボクは見えてない👀オープンに向けてレモンを和三盆糖と焼酎、スパイスやハーブに漬けまくってる。
フランスの二つ星、東京の三つ星レストランでソムリエをしてきたボクは
「レモンサワー」のために頭を使いまくってる。プライドはフランスに置いてきた系かな。
コロナウイルスで動けない時間をレモンの「熟成期間」として使っている。
飲食店として生き残りをかけたコロナウイルスとの戦いで、レストランを変化させることに抵抗もプライドも持たず、進化させることを学ぶ人がたくさんいると思う。
戦後、焼け野原の状態になって復興していく日本に海外からマクドナルドやケンタッキーが入ってきて大人気になる。
そんな時にお店をやっていたら、どんな気分だったんだろう。
信じられないくらいお客様を集めるアメリカからのお店に「政府は、何もしてくれない」とか言ってかもしれない。
軸は動かすものだと僕たちのリーダー中西哲生さんは教えてくれた。
前に歩く時には、足を上げて一歩前にだし、バランスを取るために次の一歩をだして、それを連続することで歩ける(昔、飲みながら聴いたので正確ではないが、勝手にそう思ってるww)
コロナウイルスが始まる前から、料理作る人は料理だけが仕事じゃなくてもよかった。
サービス人もサービスだけじゃないくてもよかった。
お店やってる人は、自分のお店に集中してってので、もちろん正解だと思うし
それが「これからは変わるよ」って思いもさらさらない。
なんなら、心の中で「レストラン一本でやっていけなかった」という負い目みたいなものは感じている。
はっきり言って、皆様の何かお手伝いできるような状況じゃないけど
今回の酒販免許。
飲食店の方で、ワインを販売するためにどうすれば?って相談があれば、ボクに言ってください。
お金は1円もいらないです。気軽に言ってください。
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