なんで男のカメラマンはモデルに機材の話を1時間もするの?

最近、モデルのアカウントのRTとかで今まで遭遇してきた嫌なカメラマンの話の中のトップ5に入っていた事柄が、男性カメラマンに聞かれてもいないのにカメラ機材の話を1時間されたです。

はっきり言って一般の人から見たら意味不明ですし、大体のカメラマンも理解できないですし、僕も流石にモデルのそんな機材の話をそんな長時間したことないです。精々あっても1、2分。

じゃあ、なんでそんなにも機材の話を機材に興味のないモデルに対してそんな長時間するのかをちょっと考えてみたら大体2つくらいあるのかなと思いました。

①話すネタがないが、沈黙なると決まづくなるのでなんとか話をするために話している。これは、天気の話と一緒ですね。特に初対面の人だった場合、撮影時間が大体45分から1時間だとすると、その間一緒にいなければならないけれども話題がないからです。とりあえず、目の前にあるカメラの話をしようというわけです。ただ、こっちはやや根拠としては弱いです。

②仕事をがんばっているのを褒めてほしい。個人的にはこっちのほうが大きいのかなあって思っています。おそらく機材を自慢するカメラマンというのはある程度かなり高級機材を持っているはずです。そして、石油王だったり、株やFXで一発でも当てない限り我々のお金(リソース)には限りがあります。それに対してカメラのレンズは高いものだと20万、最近だとCanonが出した、RF85mmF1,2は約40万します。人によってはボーナス1回分以上ですよね。それだけ高い物を買ったときに、所有欲だけでなく、同時にそれだけ仕事で得た対価の交換だと、頑張って仕事をやったのが報われた心の底では思っているのではないかなあと思っています。いわば、お高いレンズは、頑張った仕事の成果ともいえます。それを、誰かに褒められたい、Recognitionされたいという欲求があります。その象徴がレンズなのではないかと思っています。

結論:とはいっても、モデルさんに機材の話をしても仕方ないです。気持ち悪がられるだけです。なので、どうしても仕事の成果たる機材をモデルの褒めてほしければ「〇〇さんを綺麗に写せるように、仕事を凄く頑張って新しいレンズを買ったよ。」ぐらいに留めておいたほうがいいと思います。(これでもやや気持ち悪いかもしれないですが)。その時、モデルも「お仕事お疲れ様です。そういえば、何系の仕事されているんですか?」と一言言ってあげれば、機材の話に1時間を過ごさなくていいのかもしれません(ただ、逆に仕事の愚痴の話を1時間聞かされるかもしれませんがw)。コミュニケーションなので、答えはないですし、特に男女の場合は、初めからどうやってもうまくいかないケースも多々あります。それでもなんとか、いい作品をいい写真を残すことが、カメラマンが撮影会に参加していることじゃないかなあと個人的には思っています。


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