適用障害の症状とは
Boyaです!
僕は13年前にうつ病を発症しました。
最初の診断名は「適用障害」です。
一般的には適用障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れると定義されています。
では、実際にどんな症状が起きたのかを思い出しながらまとめてみました。
それでは行ってみましょう!
経緯
■環境
当時は外資系コンサルティング会社でITエンジニアとして働いていました。
クライアント先や会社で借りたプロジェクト用オフィスで開発をしていました。
プログラミングだけでなく、サーバー構築や管理など幅広く携わっていました。
当時システムの開発プロジェクトを完遂して、同じメンバーでそのまま開発したシステムを運用する業務についていました。
人間関係は非常に良好で土日に進んでフットサルに参加したりして休日も過ごすほどでした。
プライベートの状況としては、結婚し、家を買い、子供も生まれ、ワンコがいる生活でした。
外から見れば順風満帆な生活をしておりましたが、どんどん体重が増えてきて、毎年の健康診断で精密検査の常習犯になっていました。
当時はすでに体重が85キロを超え、20歳時に比べると、20キロを超える増加でした。
また、客先常駐で仕事をしていたため、取引相手先の女性社員から体臭に関するクレームが入るほど、健康状態が非常に悪かったです。
うつ病と診断される前から、1か月に一回は熱で休みがちになっていたという異常な状態でもありました。
また、前妻とのコミュニケーションは決して良かったわけではなく、家事に関する喧嘩や子育てに関する喧嘩、収入に対するプレッシャーなど、振り返るとストレスフルな条件が何重にも重なっていました。
現状を分かっていたのは親友と家族ぐらいだったと思います。
当時一緒に働いていた方々に僕が経験し、生活保護を受給していたこと、障がい者雇用で働いていたことを話しすると、「全く想像できない」とおどろかれます。
■キッカケ
当時、新しい仕事へシフトして自分が経験したことのない業務だったため、非常に手間取っていました。
時間をかけている割に異常にケアレスミスが多発し、その業務をチェックしていた先輩に小言交じりの指摘を何度か受けました。
その当時でも半年前の僕なら受け流せるレベルの小言にも関わらず、そのことがその日以降ずっと離れず、
「自分はこの会社にふさわしくない能力の社員だ」
となぜか思い込んでしまったのです。
先輩はそんなこと一言も言ってませんでした。
あまりにもケアレスミスが多かったために
「しっかり見直しているのか、業務を雑な品質で作業しないでほしい」
という内容の指摘を受けただけでした。
当時の会社は外資系コンサルティングでも世界的に有名な会社であったため、一般職員でも高品質な業務を要求されます。
その指摘は非常に適切で、言い方も決して横暴ではありませんでした。
しかし、運悪く一番恩を感じているその会社で発症してしまったのです。
今でも僕は当時の会社が好きですし、僕を引き入れてくださった方々とつながりもあります。
Boyaに起きた適用障害の症状
適用障害を発症した僕にどんな症状が起きたのかを具体的にご紹介したいと思います。
■症状
1.指摘した先輩と会話することが怖くなってきた
2.プロジェクトのメンバと会話すると劣等感を感じるようになった
3.電車に乗ってると心がざわざわする
4.プロジェクトルームに入ろうとすると全身が震える
5.出勤を想像しただけで眩暈や吐き気を感じてるような感覚に襲われる
6.プロジェクトルームに入れなくなり急遽休むようになる
7.2か月程度休職する
8.電車に乗れなくなる
9.復職して1か月程度すると何度も再発するようになる
当時は無知であったため、恥ずかしながら休職中はただただ家に引きこもってゲームやガンプラ作りをしていました。
今思うと休職していても全く療養になってなかったのかなと思います。
そして、体重はどんどん増えていき95キロ超えていきました。
今現在もそうですが、僕は比較的基礎代謝が高いです。
概ね基礎代謝は1700キロカロリーを超えています。
僕は太りやすいかもしれないですが、痩せやすい体質でもあったと思います。
そう考えても当時の僕は本当に健康に劣悪な生活を送っていたのだと思います。
そのあとに続いたのは抑うつ状態・・・・
休職と復職が繰り返されると、どんどん自信、自己肯定感が急降下し、抑うつ状態が深刻になっていきました。
僕のうつ病の長期的な主症状は「抑うつ状態」です。
身体も大きくなり、トトロのような姿になっているため、呼吸するのもだるかったです。
この呼吸するのも怠いと感じた時に「無呼吸症候群」に気づいていれば早い治療や対策ができたのかと思ってしまいます。
また、当時の妻である前妻など家族とでさえコミュニケーションをとるのが怖くなってきました。
休職によって給料が70%支給になっている状態になっているため、前妻も働いていたとはいえ、非常に不安を与えていることが本当に情けなかったです。
何度も何度も誰もいないワンコと一緒にいる部屋で号泣していました。
あの時、息子のようにかわいがっていたワンコが僕の命をつないでくれていたのかなと思います。
振り返ってみると・・・・
改めて振り返ってみると、僕は公私共に異常なストレスを与えられる出来事があって鬱になったのではないということです。
生活習慣による健康障害と当時から「いびき」が酷くなっていたため、不健康による睡眠時無呼吸症候群が大きな原因だと考えています。
それらによって健康が著しく悪化し、それまで気合や根性の類で耐えてきた心身が限界を超えたのだと思います。
現在と当時を遡って復活するまでの経緯を考えても生活習慣、食生活、睡眠を改善することで劇的にうつ病は改善しほぼ寛解しました。
うつ病になった以降に失った自尊心や傷ついた心は、自己肯定感の回復のために小さなかことから成功体験を積み重ね、最後は他人からの温かい言葉やお褒めの言葉、そして妻との出会いと支援が自信となって振る舞いや言動で表現されるようになりました。
僕が当時の不健康な状態だったら絶対にお付き合いすることはなかったと妻本人から聞きました。
また、真摯に誠実に現実に向き合っているのが伝わったから信用できたと言っていました。
まとめ
適用障害の症状は人それぞれだが、その場に居られなくなるほどストレスを感じて体調を壊してしまうものだと思います。
症状が起きたらかかりつけの医師に相談して必要に応じて休職などをしてください。
休職中に何をすべきかは以前に投稿しましたので参考にしていただければと思います。
■うつ病で休職や離職したらやっておくべきこと。療養って何をすればよいのか。
休職中に健康状態を回復できたら、身体的な要因で足をひっぱられることがなくなります。
あとは嫌な出来事に対するストレスに対してどのように対策するかです。
嫌な出来事のイメージを書き換えるのは非常に大変です、一生の傷になっているのかもしれません。
そのため、一つ提案としては、嫌な出来事を考えなくても済むにように別な何かに集中して取り組むことを考えてください。
それは楽しければ楽しいほど良いです。
楽器をやり始めて好きな曲の演奏をマスターするなど、一朝一夕では身につかないスキル系のものだと習得した時の達成感があります。
世界の郷土料理やお菓子などの知識や体験を増やしていくのも面白いかもしれません。
どんなトピックかはご自身が楽しいと思ったことでよいと思います。
ただし、恐らく大勢の方が陥りやすくはまりやすいことで、ゲームやアニメについてはお勧めしません。
なぜならば僕が休職中一心不乱に現実から目を背けたくて一日中やっていたことがゲームやアニメ鑑賞でしたから。
結論から言うと何も残りませんでした。
この内容も以前記事として投稿してますのでご参考にしてください。
失った自己肯定感は他人が絡んでいた事が原因で失っていても、自分が積み上げて努力したもの以外回復することはできないと僕は思います。
例えば、まさに僕の例でいうと、体重最大117キロあった状態から努力して体重70キロ台をキープしているというのは僕にとって大きな成果です。
また、その結果が42歳にして健康診断の結果が3項目はB判定で、その他はオールA判定となっています。
これは自他共に認める結果であり、僕の自信となっています。
このように自他共に認めるような成果を探し、それに集中してみると嫌な出来事にフォーカスを充てる必要がなくなります。
無理してダイエットや健康マニアになるじゃなくてもよいと思います。
外国が好きならば、旅行の知識、料理の知識、その国の歴史に精通するようになると、自他共に自信がつくんじゃないでしょうか。
ポイントは他人と会話になった時に「新たな発見や体験を提供」できるようになると、その道に精通している人認識されて信頼を得られるようになります。
僕もダイエットやこういった社会復帰のための知識を皆様にご紹介していることもまた色々体験してきたことを更に伝わりやすくするために勉強したりしているために自信も少しずつついてきました。
いつも僕の記事を読んでくださっている方が「スキ」を押してくれていることが大きな自信になっています。
コメントを頂くとその方の手助けをしたくなります。
世の中には色々なことで信頼を得ることができると思います。だからこそ、長く続けられるように楽しいことでかつ、他人にGiveできるようなものに集中して勉強することをお勧めします。
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