崩れ落ちる。

3/8 農家レストラン

自分が集落のことを「煩わしい」と掲げるのが少し恥ずかしくなるような時間を過ごした。小さなドラマにふれて胸が熱くなっている。

田舎には他人の熱量を感じる場所はないと思っていた。雑誌でしか感じることができない環境をどうにかしたいって。たまの東京を分刻みで駆け回って、精一杯感じ取ってこないと心がそわそわしてしまうから。何も感じずに埋もれてしまうことがなによりの恐怖。崩れそうになる自尊心を支えるのに必死で悲しくなる。そんなところだ、田舎って。ずっと感じているコンプレックスはいつもここだった。

こんなイメージだったのに、私はただ斜に構えていただけなのか。大人になったのか。
集落は思っている以上にオープンで、やればやるだけ何かが返ってくるとても正直な場所だった。集落のグレーゾーン、とても上手に交わり合うのではないですか。もしかして。

私は自分のセンスと自信を信じようと決めました。それがたとえダサくても、そうやって生きます。
地方に光を作っていきたい。東京のようにはいかないけれど、岡山に住んでいて自尊心を失わないような。そんな感じの穏やかな光。

自分が自分であるために。

大好きな人とモノに囲まれて、みんなが幸せになってほしいと静かに燃えている。

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