ショウコ

気怠さを一堂に会す。

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最近の記事

ももたろ

たった一年前は、大げさだけれどとても生き辛くてすべてから逃げ出したかった。 この1年は私にとって初めて大事だったと思える時間かもしれない。 26年も生きて、ちょっと遅いんだ私はいつも。 自分の思いで踏み出したリアルな関係性を感じている。自分の意思表明を受け入れてくれる人たちに少し涙が出る。 小さな頃から、いつも少し浮いてしまう自分に、なぜか目立ってしまう自分に、みんなと同じように頑張れない自分に嫌気がさして、拭いきれないコンプレックス。 少しずつ確実な関係性を、大事

    • 崩れ落ちる。

      3/8 農家レストラン 自分が集落のことを「煩わしい」と掲げるのが少し恥ずかしくなるような時間を過ごした。小さなドラマにふれて胸が熱くなっている。 田舎には他人の熱量を感じる場所はないと思っていた。雑誌でしか感じることができない環境をどうにかしたいって。たまの東京を分刻みで駆け回って、精一杯感じ取ってこないと心がそわそわしてしまうから。何も感じずに埋もれてしまうことがなによりの恐怖。崩れそうになる自尊心を支えるのに必死で悲しくなる。そんなところだ、田舎って。ずっと感じ

      • ゆるいの定義。

        父がイニシエーション・ラブを読んでいたので一足早くオチまで読み進めてやった。わはは 見事に最後の2行まで何も考えずに読んでしまっていた。 通過儀礼の愛ね、なるほど。 ありがちな内容で淡々と進んでいただけに、そこから広がる世界は果てしない。 私は幸せな映画を観るたびにいつもハッピーエンドの裏側に胸を痛めていた。 物語をひとつの局面だけで観ることができなくなってしまって、ハッピーエンドを信じてやまないのに、私はそれから先が知りたいと思ってしまう。 絶対を捨ててしまった

        • 春が忍び寄ってくる心地。

          私は普通に生きていたい、限りなく普通に。 だけど、私の普通のごはんとあの子の普通のごはんが違うように、普通の基準なんてひどくあやふやで難しいので、私の「普通」は心が荒れることなく穏やかであることを指していこうと思う。 定年前に退職した元上司が手続きのため久しぶりに事務所へ来た。その晩、酔っぱらった彼が私に電話をかけてきて、色んなことを話し始めた。 要は、この職場は本心が見えなくて苦しい、ということらしい。事務所を訪れて、空気が気持ち悪いことに改めて気づいたと言う。

          陽を待つ。

          右耳だけ開けたピアスの穴が簡単に塞がらないことを知って、一度そうなったものは以前のようには戻らないのだとわかりました。 だけど、それも何だかしゃくなので、左耳にも新たに開けてみようかと。 バランスとる作戦。今度の今度はって伸ばしている黒い髪に負けない耳元を。 開けた理由が残りませんように。 こうやって変わっていくのだと、時間を過ごした自分だけが気づいているね。 日々は良くなっているはずだけど、いつまでたっても消えない葛藤はどうすれば。いつだって違う何かと葛藤している

          陽を待つ。

          信じてやまない。

          切なくてやりきれない女々しさにうっとりする。女々しいって、男の人しか持っていない性質で特権だよなあって思う。 永遠にひとつになれない説を覆したくて。日々、女々しさを追い求めている。私、本当はとても男らしいのかもしれない。 GREAT3を聴いていたら、完全にスイッチが入ってそのままサニーデイを聴きたくなって。色んなかけらを思い出してしまっている。 センチメンタル、といっても私の思い出は大抵都合良くロマンチックなものに美化されているので、それなりに心地が良いのだけれど。

          信じてやまない。

          年末年始の備忘録。

          ・レディオクレイジーで星野源を好きになったこと いつもの食わず嫌いだったけど、この人の笑顔をみて、陽と陰について考えずにはいられなかった。私は陽に憧れる陰の人が好きだし、自分があるべき姿はここにあると思う。 ・けん玉をきわめる 少し気になってた生活圏外の人は彼女がいた上に、隅っこでけん玉をしている姿が大変あざとかった。私の方がけん玉は上手い。絶対にけん玉上達しようと思った。 ・監督で映画を観ること ひとりでこっそり通ぶってみる。 ・懐かしいとは どういう感情なの

          年末年始の備忘録。

          ワリカン独立。

          女友達との付き合い方が難しい。 多分、私も自分のことを悩んでいるから、そういう年頃だろうから。 同じ時間しか生きてないのに、上からの物言いにいちいちイラついてしまう。 主張にいちいち共感できない。 私の人生なんて流されてばっかりで大層なものではないけれど、私にしか生きてない時間のはずだ。 自分のコンプレックスを克服するために、自分が1番気持ちいい過ごし方を模索する。 だから、押しつけられても困る。 違うのだから。 大好きな友人たちだけど、他人同士は距離感が大事

          ワリカン独立。

          支えるもの。

          自尊心は確実に自分を支えるものだよね、という話になった。 それぞれ大きかったり、小さかったり、なぜか更にそこで大きな劣等感が生まれてしまったりするのだけど。 きっと、なかでも私のものはちゃちで幼稚だろう。 田舎でマイノリティを貫くこと。 それじゃあ浮いてるでしょ?が誉め言葉で、馬鹿みたいに消耗している。給料も少ないくせに。 私は空っぽだから、それが真実だと信じている。 たった唯一の自尊心、覆すなにかを待っているけど、それはもっと先の話らしい。 大きな社会の構造で

          支えるもの。