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1週間のパリ滞在記 その8

9月27日

あっという間に最終日。
大荷物でみんなと挨拶をして、おうちを出る。

パリのメトロは階段がない駅が多くて、必死になって階段を登っていたら、後ろを歩いていたムッシュがすい、と荷物を持ち上げて、手伝ってくれた。
やさしい世界。ありがとうムッシュ。

ももさんのおうちは便利な場所だったので、荷物を置かせてもらって、やり残したことを。

まずはポワラーヌへ。
いろんな人から勧められた、老舗のパン屋さん。
とっても楽しみにしていたの。
隣のカフェでモーニングしたいなと思っていたのだけど、この日はやっていなかったようで、お買い物だけして、近くの公園でむしゃむしゃ食べる。
りんごのパイとりんごのタルトがあって、タルトの方が好き、という話を何人かから聞いていたので、どちらも買って食べくらべてみることに。


どっちもおいしい!けど、わたしはパイの方が好きかも。
ももさんは、包んで焼いた方が香りが閉じ込められるからと言っていた。
ももさんが選んだフランとパンオショコラを一口もらう。
パンオショコラはパイの層よりもパン生地っぽい感じで、「パンっぽい!」と言ったらももさんに「パンだもんね」と突っ込まれたけど、ほんとにパンっぽかったんだから。
フランはふるんふるんで、パン屋さんのお菓子って感じ。
甘すぎずくどくなく、たまらないおいしさ。
お土産にするサブレとミッシュもどどんと買えて満足!

近くのボンマルシェに寄って、昨日教えてもらったボルディエのバターを買う。
ドミトリーで同じ部屋になった方が大絶賛していたバター、食べたい!と思って。
欲しいものが手に入って大満足したので、一旦ももさんのおうちに帰ってお土産を置いて、お昼ごはんを求めて今日も歩く。

ぼんやり人間のわたしはマップがないとどこにも辿り着けないくせにネットが使えないので、またももさんの地図にお世話になる。
行きの飛行機でムッシュが教えてくれたファラフェル屋さんへ。
このお店はレバノンで食べるファラフェルよりおいしいよ!と自信たっぷりに言っていた。
行列で並ぶと聞いていたけどこの日はそんなに並んでいなくて、すぐ買えた。
ファラフェルごろごろたっぷり、3種類のソースとお野菜いろいろ、とってもおいしい!たっぷり。


これは2人で1つでもよかったかも、でもこのサンドはもりもりすぎてシェアできないよね、なんて言いながら、お店の近くに腰掛けて途中まで食べて、また歩き出す。
もう一度アイス屋さんに行きたいなあとか思っていたけど、そんな余裕はおなかのどこを探してもないので、セーヌ川のほとりでしばし日向ぼっこして、ワイン買いに行こ!と言っておうちに向かう。


おうちの近くのスーパーでハーフボトルのワインを買って、おうちに帰って飲みながら、のんびりファラフェルを食べる。
キッチンカーでファラフェルやさんやりたいね、なんて話をして、原っぱでやろうか、いつがいいかな、コラボしようよ、と膨らむ妄想。
季節で言ったら、10月の初めがいいかなあとか言っていたけど、それなら1年後かしら。
楽しそうなので、わたしはけっこう本気でやりたいなと思っている。
ファラフェル作り練習するので、ももさんよろしくお願いします。

あっという間に時間。
買い込んだお土産をスーツケースに詰め込んで、メトロでオペラまで。
ロワシーバスの乗り場を探して彷徨う。
ももさんがあれじゃない?と見つけてくれて、人だかりの列に並ぶ。
急いで乗って!と運転手さんに急かされて、ギリギリ乗車。
ももさんはもう少し長くいるので、ここでおわかれ。
たくさんたくさん、ありがとうございました!!

おなかいっぱいで睡魔に襲われながら空港に辿り着く。
2歳児レベルの英語力のわたしでも、どうにか飛行機に乗れました。

帰り道の機内では、買ってきた毛糸と編み針で、編み物をして過ごす。
帰り道の成果。


行きより帰りの機内食の方がおいしかったのは気のせいでしょうか。
サラダとか、ヨーグルトとか。

それにしてもたくさん食べた。
1週間ごきげんに過ごせて、幸せいっぱい満たされた〜。
この旅を目指してけっこうがんばったつもりなので、その分幸せも大きかったように思う。
最高のご褒美旅行になりました。
誘ってくれたももさんに感謝。

夕焼けのフランスをでて、日暮れの日本に帰ってきました。
また行きます、フランス。

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