
コストゼロでエンジニアの採用がうまくいくようになってきた話
Timです。最近エンジニアの採用がうまく回りはじめてきたという話をしたいと思います。追加コストがかかる施策は全くやっていないのに以前の数倍採用できるようになりました。どうやって採用が回り始めてきたのか、実行した施策を紹介しますので、同じようなことで悩んでいる会社さんの参考になればと思います。
以前の採用状況
当社はsweeepという受取請求書とドキュメント管理のSaaSを運営しているPLG志向の会社です。最高のプロダクトをつくりユーザさんにとっての本質的価値を最大化し、でっかく成長しようと進めております。最高のプロダクトをつくるために目下エンジニアを積極的に採用しています。
もちろん、うまく回り始める以前からもエンジニア採用はやってきていました。あまり十分とは言えなかったかもしれませんがWantedlyと他に媒体2つに求人掲載をし、毎週相当数のスカウトをうってきました。しかし、数ヶ月に一人というペースでしか採用ができていない状態でした。なお、専任の人事担当(ほしいです)はおらずCTO中心に兼任で採用業務を行なっている状態です。
やったこと
媒体数を増やしたりスカウトを増やしたりエージェントと契約したりといったコストのかかる施策は一切やっていません。やったことは至ってシンプルです。
集客施策
テックブログを開始
Wantedlyストーリーの地道な更新
ピッチイベントで登壇
まずテックブログを始めました。絶対やった方がよいというはわかっていました。ただ、テックブログが続かないという話をよく耳にしますし、自分自身が書けない性分だったので正直不安なところはありました。
3ヶ月前に始めてみてどうだったか?
結論としては最高によかったです。ちょうど今日時点で100件の投稿(過去投稿のピック含む)がありコンスタントに更新することができている状態です。先日もブログをみて優秀なエンジニアが応募してくれ採用がきまりました。派生的な効果も高く書いたエンジニアの技術力や説明する力があがり、褒め合うことでチーム力もあがりました。ほんとによかったです。ブログが継続できるような仕組みもつくっています。書いたブログをつかって技術勉強会をすることです。勉強会のスケジュールは決まっているので、そこに合わせてブログを書くということが習慣化できました。エンジニア以外にもQAチームやCSチームでも積極的に書くような習慣ができていることも一体感や書かなきゃという気持ちを高めるのに役立っていると感じてます。
以前からやっていたWantedlyストーリーも効果がでてきています。だいたいWeeklyで記事を公開していて、社内活動系と業務効率化系の2種類の記事を書いています。業務効率化系の記事は結構読まれていて、そこからフォローにつながることもあります。地道な更新のかいもあってWantedlyでのPV順位が2桁台になってきました。
社内活動系の記事
業務効率化系
技術系ピッチイベントへの登壇も積極的にでています。今はCTOが中心になっていますが徐々に各メンバーにも登壇してもらいたいと思っています。
CV施策
採用サイト制作
カルチャーデック作成
採用サイトをNotionで作成しました。テックブログをみて興味をもってくれた方がどういう会社かを知るのにとても役立っています。ノーコードでつくれるので更新も簡単にできておすすめです。作成する際には10xさんの採用ページを参考にさせていただきました。10xさん、ありがとうございます!
カルチャーデックについてはMVVリニューアルしたタイミングで作成しました。会社の風土を理解いただくのに役立っています。MVVをリニューアルした際の記事はこちらです。
ミスマッチ減らすための施策
初回カジュアル面談を廃止してビデオメッセージ作成
以前は候補者からのエントリーがあるとまず担当者がカジュアル面談をして会社の文化を伝えていました。ただ、カジュアル面談が形式的なものになっていて、本来やろうとしていた「会社の文化・制度を知ってもらってマッチしていると感じたら本エントリーしてもらう=ミスマッチを減らす」という結果につながっていなかったです。それと毎回同じ説明をしても非効率だと感じていました。
ミスマッチを減らすにはどうしたらよいか。最適なスタイルは?と考えたときにビデオメッセージにいきつきました。ビデオなら非効率を解消でき、機械化で生みだせた時間を別の価値想像につかえると考えました。まずはビデオをみてもらって質問があれば採用サイトで双方向のコミュニケーションをとるスタイルです。スピーカーは僕にしました。カルチャーをつたえるなら代表が喋るのが一番だと思い、僕がカルチャーデックをつかって自分の会社を説明するというビデオにしました。ちなみに最初からビデオだと冷たいなと感じる方は当社のカルチャーと合わないため、そこも含めてミスマッチ防止につながると思っています。ユーザさん(この場合は応募者)に価値のないこと(人が喋ること)は徹底的に効率化するという方針をとっています。
最後に言っておきたいのはこれらの施策を進めてくれているメンバーへの感謝メッセージです。CTOをはじめ開発チームメンバーや採用広報のみんなの頑張りでこのような成果につながりました。僕はほぼ何もしておらず、メンバーみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。
引き続きエンジニアや他の職種も積極採用してます!人事も募集しておりますので興味ある方はぜひエントリーください!(書類選考後に僕のしゃべるビデオみれますよ。笑)