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Step by Step 2月22日 ■□心の傷から神の愛さが染みこんでくる□■

 ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる。イザヤ9章6節


 誰でも心の傷を持っているものです。心の傷は私達をその原因となった過去に引き戻し、その時の感情を蘇らせます。そしていつまでも過去を現在にしてしまいます。私達は心の傷をそのように感情的に受け止めるのでなく、冷静な意識で判断し受け止めるようにしましょう。少々時間がかかるかもしれませんが重要なことです。そのためには信頼出来て必ず秘密を守ってくれる人に傷を負った状況やその時の感情などを何度も聞いて貰う必要があるかも知れません。

 もしそういう人がいないのなら、祈りを通してキリストに聞いてもらいましょう。実はこれが一番いい解決方法なのです。聖書はキリストを「霊妙なる議士(不思議な助言者)」(イザヤ書9章6節)と紹介しています。英語では「ワンダフル・カウンセラー」と訳しています。

 キリストは祈りを通して御自身に近づく人を絶対に裁きません、罪に定めません、見下しません、見捨てません、差別しません、何を言っても驚きません。キリストは人の心にある痛み、苦しみ、恨み、怒り、憎しみ、悲しみを全て受け止め、抱きしめて下さいます。そうです。キリストは、私達の心の傷から出てくる鋭い棘をそのまま抱きしめて、ご自身の身体に食い込ませることによって、その棘を抜き取って下さるのです。キリストの頭にかぶった茨の冠や十字架はそのことを象徴しています。それによってあなたの心の傷からキリストの愛と癒しと励ましが染み込み、あなたはその傷の故にもっと深みのある優しさと人格をもつ人になっていくのです。

 私は傷を持っている/でも その傷のところから/あなたの優しさがしみこんでくる(星野富弘)

■祈り■
 神よ、あなたは私の心の傷をご存じです。その傷をあなたの愛と癒やしを体験する入り口にしてください。心の憂いが癒やされて、真に優しい者として成長させて下さい。イエスの御名によって、アーメン。

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