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息子の学校のテレビ番組

先日、息子が通っている学校がテレビで特集されていたので、録画して見てみた。

たまたまテスト期間中で早く帰宅した息子と、テレワークの夫と、3人でお昼ご飯を食べながら、のんびり鑑賞。

学校説明会には何度か行ったし、入学後の保護者会にも行ったし、息子は現在進行形で毎日通学しているわけだけど、知らないことがけっこうあった。「へ~、こんなことあるんだね」とか、「そうなんだ~」とか、「そうなの!?」とか、小さな発見がいろいろあって楽しかった。


番組自体の評価とは別に思ったことは、

どんなに学校説明会に足を運んだり、個別相談を受けたり、パンフレットを読み込んでも、その学校のことを知るのは難しいということ。

もちろん、「知る」にもレベルがあり、なんでもかんでもこまかい情報を知りたいわけではない。中学受験で学校を知るというのは、「その学校が子供にあっているか?」ということが判断できるレベルの「知る」である。

しかしそれが難しいところで、じゃあ具体的にどんな項目をチェックして、それがどんな結果や数値だったら、子供にあっていると判断できるのか?と、考えると、これまた「うーん」と困ってしまう。

通学距離とか、希望する部活のあるなしとか、いくつかはあげられるけど、最終的に、子供がその学校に入ってほんとに幸せで楽しい毎日になるかというと、それはもう「なるようになる」「わからん」というのが正直なところだろう。

だからこそ、ネットで調べていると、志望校の決め方で、

・その学校に通う子供の姿が想像できるか?
・その学校の雰囲気が好きで、イベントなどで楽しいと感じるか?

など、ふわふわしたチェック項目があがってくるのだろうと思う。一見、もっと客観的な判断基準はないんかいと、突っ込みたくなるくらい、漠然とした判断基準だけど、これがあながち間違っているともいえないのが、客観的なチェック項目も、入学後の楽しい学校生活にあまり直結しないからだろう。


息子が今の学校を第1志望と決めたのは、よくよくさかのぼって考えてみると、私が小4の頃に参加した説明会が好印象で、「面白かったよ~」と息子に伝えたのが、きっかけだったと思う。その私の言葉を、脳内で反芻するうちに、息子自身も「楽しい学校」と思い込んでしまったのではないか。

小4では息子は一度もその学校に足を運ぶ機会はなく、小5はコロナ禍ですべてのイベントが中止、結局、息子がその学校を訪れたのは、必死で予約した小6での説明会と文化祭の2回だけだった。(数回、模試の会場になったことはあった)

そんな状況でも、なぜだか息子はその学校への「いきたい」という気持ちを、細く長く、途絶えることなく持ち続け、決して簡単ではない勉強をコツコツ3年間やりとげた。「縁」といってしまえば、便利な言葉でまるく収めたように聞こえるけど、なんとなくそういうものを感じずにはいられない。改めて、中学受験とは不思議なものだと思う。


番組はおもしろかった。進路に悩む高3生が登場していたけれど、悩みのレベルがなかなか高くて、「すごい人がいるんだなぁ」と思った。

息子も5年後には高校3年生。おおいに悩んで、また自分の道と出会ってほしい。


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