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【まとめ】2019年読んでよかった本

毎年それなりの量の本を読むので今年読んでよかった本のまとめをしておきます。

サルたちの狂宴

元ゴールドマン・サックスのアントニオ ガルシア マルチネスがスタートアップの世界に飛び込んで東奔西走する話。上巻は広告系スタートアップをtwitterに売却するまで、下巻は売却後にPdMとして入社したFacebookでの格闘の日々を描いています。当時のFacebook広告にCVタグがないことなどに衝撃を受けました。スタートアップのアップサイド/ダウンサイドどちらも知ることができて面白いです。


「Running Lean」

課題発見のインタビューからソリューションの検証までを体型的に学ぶ上で良い本でした。SmartHRの宮田さんも座右の一冊に選ばれてましたね。

ちなみに著者がインタビュー手法についてはアップデートした記事を書いてるのでそちらもぜひ読んでみてください。

SELFISH(セルフィッシュ)

SELFISH(セルフィッシュ)は原著の「The Portable Coach: 28 Sure Fire Strategies For Business And Personal Success」を読んでいたのですが、やっぱり日本語のほうが読みやすかったです。
日本語訳のSELFISHは第一章の内容なのですが、この章だけでも読む価値があるので読んでみてください。
自分で限界を決めず人に要求をする癖付けってすごく大切です。

サードドア: 精神的資産のふやし方

けんすうさんがtwitterで紹介していて読んだ本。
ただの大学生が人生を変えるために必死にいろんなことに取り組んで失敗する面白い本。
人生には3つの扉がある。「真正面から入る扉」、「VIPとして入る扉」、そして「誰も知らない裏口」。この裏口を見つけることを意識するといいですよね。

いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略

プロダクト見るときに一番困るのって、「どの課題」に「どの施策」を「どの順番」で行うかだと思うのですが本書に登場するARRRAモデルで考えるとすっきりと整理できます。
Activation(活性化)
Retention(継続)
Refer(紹介)
Revenue(売上)
Acquisition(獲得)
特に、Acquisition(獲得)が最後に来るのが面白いですね。
PMFが達成されていないプロダクトでユーザー獲得したとて、Growthしないのはこの順で取り組めてないからですね。

トラクション ―スタートアップが顧客をつかむ19のチャネル

トラクションってあんまり聞き馴染みないですよね。
「事業を前に進める力」みたいな感じで捉えるといいですね。
ユーザー獲得チャネルの検証の話にも近いです。
下記2点を抑えておくとよいです。

・サービスの規模に応じて効果的なチャネルは変わる(既存ユーザー1,000人の新規100人と既存ユーザー100,000人の新規100人ではインパクトが違う)
・ユーザー獲得効率は必ず逓減する(いわゆる「枯れ」が起きる)

これらを理解した上でどんどんトラクションチャネルの検証を繰り返し続けることが大切ですね。


田端さんのこの記事とかもイメージ近いです。

なぜ「つい買ってしまう」のか? 「人を動かす隠れた心理」の見つけ方

こんなに偉そうにつらつらと書いていますが、うめもとはまだまだ起業する上で理解していません。
特にユーザーインサイトの見つけ方などに苦しんでいるときに先輩が教えてくれた本がこの本です。
インサイトとはなにかを因数分解して教えてくれる良書です。
新奇行動(誰かがやってる変わった行動)から着眼していくことなどがすごく参考になりました。

江戸を造った男

ビジネス書ばかりなので小説も。
今年も台風が多い一年でしたが、改めて日本の治水について興味を持って読みました。
河村瑞賢は大きな事業を興すときに必ず人の面目に気を遣ってるのが大変勉強になりました。
合理ではなく面子で動いてしまうのもまた人ですね。

最後に

もっと読んだのですがまとめるの大変だから一旦これくらいで。
来年はもうちょっとまめにまとめます。
もし、「こんな本を知りたい!」っていう内容がありましたらコメント欄に書いていただけたら紹介しますね😁

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