新しいヨガフィットネス市場の見つけ方

今回は、YouTubeの人気ヨガチャンネルである『B-life』さんを軸に分析していくことで、いまヨガインストラクターがオンラインとリアルの両方で見過ごしているかもしれない新しいヨガ市場のポジションを見つけられるヒントを紹介していきます。

以下、乱暴な仮説に沿って見ていきましょう。

※下記の調査に用いている『noxinfluencer(ノックスインフルエンサー)』は精度の高いツールではありません。参考程度までに。

仮説①:B-lifeのYouTube動画は「ヨガ通っていたけどやめちゃった人たち」が観ている

一部そういった人もいるかと思いますが、メイン層であるかというとちょっと違うような気はします。

こちらを見ると、

FireShot Capture 818 - B-life YouTubeチャンネルアナリティクスとレポート - NoxInfluencer - jp.noxinfluencer.com

実は「18歳~24歳」のヨガがはじめてで興味を抱き始めた初心者層の『市販書籍(ムック)代わりに習えるヨガ』の需要を取り込んでいるように見えました。

だからこそムックも売れるのでしょう。

初心者がヨガを掴むにはわかりやすいアイコンになっているのですね。

仮説②:B-lifeのYouTube動画は「カーブスに通う50代以上にはキツイ」から高齢者には観られていない

イメージではそう思いますが、そうとも言い切れないと思います。先の性別分布予想チャートでは、大部分を占める「18歳~24歳」よりも割合は下がりますが「45歳~54歳」の女性層にも視聴者がいることが確認できます。

おそらくこの世代でも「基礎体力を向上できた人たち(これぞカーブス会員)」にとってはB-life動画はやってやれなくはないちょうど良い運動なのかもしれません。

一方、「では、逆に50代以上のカーブス世代が観ているYouTubeチャンネルは?」を辿ろうとすると、

FireShot Capture 819 - カーブス【公式】 YouTubeチャンネルアナリティクスとレポート - NoxInfluencer - jp.noxinfluencer.com

意外にも50代以上の視聴割合は少なめ。

YouTube内のカーブス公式チャンネルでは実際の「ユーザー」とは異なる世代(25歳~34歳)の反応が大きく、ターゲットである50代以上にはチャンネルの存在が届いていないのかも知れません。または意図的にビジネス上の理由で積極的に届けていない可能性もうかがえます。

リアルの施設(健康体操教室)に来ていただいて、運動して、コミュニケーションしての空間であることこそが価値(対価を支払う)ですので、公式チャンネルに挙げる動画の内容にはデリケートになられるでしょうね。

ネットへの「転換」が起こりにくい例:
・メインターゲットよりも手前の層(10歳以上若い)を育てる
・現在のターゲットに脳トレーニングや付加サービスを魅せる
など

それでは、カーブスがまだその年代層においては発展途上であることから、他のチャンネルで50代以上をカバーしていると思われるものを探してみます。

FireShot Capture 821 - 【公式】きくち体操 YouTubeチャンネルアナリティクスとレポート - NoxInfluencer - jp.noxinfluencer.com

雑誌『いきいき』やTV出演などで有名な『きくち体操』のチャンネルです。60代までの幅広い年齢層に視聴者が多いのは親子で観ている割合が高いからなのかと予想します。チャンネルが開設されてまだ3ヶ月ほどですので、これから実際のユーザーの年齢・性別分布に近づいてくるのではないかと思います。

ここで言いたかったのは、50代以上でも「動ける(いきいき)層」と「動けない(これから)層」があり、あなたはどちらを選択するか?でチャンスはまだまだあるということです。

仮説③:B-lifeのYouTube動画は「30代~50歳までの中間層」への訴求に課題を抱えている

これはそうとも言えるし、言えないとも。
おそらくは、B-lifeさんはチャンネル動画を構成するにおいて参考にされていると思われる世界一のヨガYouTuberの『Yoga With Adrien』とも似た視聴者層になっているでしょうが、先にも挙げたように50代以上もバランスよく取り込めているところがB-lifeの巧さです。

FireShot Capture 822 - Yoga With Adriene YouTubeチャンネルアナリティクスとレポート - NoxInfluencer_ - jp.noxinfluencer.com

ただし、課題がないわけではないかとも思っています。
B-lifeさんの動画はどちらかというと「若い人にとって掴みやすい」印象。

それは、
・マリコさんの声のハリの良さ=聞き取りやすさ
・スタイリッシュで美ボディな理想的なカラダ
・おしゃれなウェアの着こなし
として特徴にあらわれていますが、

「そうでない私は対象でないのかも?」と感じられる可能性もあります。

中・高齢者をカバーしていくなら、50代以上に向けた「よりソフトな語り口調」が必要でしょうし、それは10代・20代の若年層が求める価値とは真逆にもなりそうです。

どちらが良い悪いではなく、事業者が思い描いているビジネスモデルによって取るべき方向性の正解が変わるということです。

例えば、マネタイズのモデル

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理想のヨガ教室をつくるひと。yoga generationでディレクター(取締役)を5年ほど。studio yoggyにて外部パートナーとしてECディレクターを3年ばかり担当していました。

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