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揺れ動く心

梅雨入りした関東では、毎日、ハッキリしない日が続いています。

 今日の空模様は、曇ったり晴れたり。模様(もよう)という言葉は、いろいろな場面で使われています。模(も)の意味は、手本(にする)、飾り、形等となります。夢を食べるという想像の動物”獏”にも似ている文字です。次に、様(よう)は、形、有様、図柄などの事となります。”模様”という言葉の前に、何らかの言葉がつくと、新たな生命を持つ言葉が生まれてくる。

 ちょっと思い出してみると・・空模様以外にも、縞模様、人間模様、心模様etc.いろいろあります。模様という言葉は、いろいろな事柄や事象と一緒になって、言葉による造形美のようなものを作り出します。

 井上陽水さん(歌手)の有名な歌に、「心模様」があります。

 その歌詞は覚えていませんが、一瞬一瞬揺れ動く相手への思いをつづったものだったと記憶しています。メルヘンチックな歌詞が若い男女の心を揺さぶる。そんな青春時代には、美しい心模様が広がっていることでしょう。

 人は、子供時代の純粋な心を永久に保つことはできませんが、年齢相応の、成熟した美しさを保った心模様を描きたいものです。