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言葉の構造を理解する

こんにちわ

コロナウィルスで外出がままならない状況が続いていますが、僕は在宅でまたプログラミングの勉強を始めたので特に苦しくはありません。

そう、プログラミングの勉強をしている中で意識するようになった言葉があります。

それが「構造」です。

きっかけは、「Webサイト上に画像を表示する」という手法を学んだことです。

プログラミングのコードで画像ファイルなどを読み込む際には、「どこにその画像ファイルがあるか」を読み込むコンピュータに示してあげる必要があります。
その時「パス」と呼ばれるファイルがどこにあるかを示す記方を使うのですが、それを書く為にコンピュータのデータの階層構造に従って書かなければなりません。

つまり、
コンピュータがいつもそのファイルの場所に必ず辿り着けるように、構造に忠実に従うことが大事なのです。

ここでふと。

コンピュータの「確実性」を生み出していることの一つが「構造に忠実に従うこと」なのであれば、
「確実」なものと「構造理解」は切り離せないものなのだ
と僕は考えました。

そして連鎖的に浮かんできた考えがあります。

これは、コミュニケーションにおいても重要であるということです。
僕は趣味でライターをしています。言葉を扱う者として、大切にしてきたことは意図を明らかにするということです。
意図を明らかにするのは、相手に伝えたいことを"確実に"伝える為です。

つまり、相手に"確実に"伝えたいことを伝える為にしていた「意図を明らかにすること」は、「言葉の構造を理解させること」だったのです。

まだ、ピンとこないと思います。

そもそも言葉の構造ってなんなのか。文法チックに捉えられてしまうかもしれませんが、今回は「言葉の構造」は僕の造語だということにしておいてください。

さて、「言葉の構造」とは、僕が考えではこうです。

例えば、「野球したい」と言う人がいるとします。
この人は「何故野球がしたい」のでしょうか。「どのように野球がしたい」のでしょうか。「どこで野球」がしたいのでしょうか。これらの情報は、俗に5W1H(what,why,who,when,whrere)(how)と呼ばれます。
僕はこれこそが「言葉の構造」だと考えます。

何故なら、これを理解しなければ、辿り着く「意図」は複数出てきてしまうからです。

野球したいにはしたいけど、Aくんとすることが大事なのかもしれない。野球したいにはしたいけど、それは単に運動したいだけで、野球がそのタイミングで発想されたに過ぎず、別の運動でもいいかもしれない。

想像次第で、複数の意図に辿り着いてしまいますよね。
これではコンピュータがファイルの場所に確実に行けるとは限りません。
意図の行き違いで話が食い違うことを齟齬が生まれると言います。

齟齬を生むのは、「会議」「連絡」の場においてはタブーです。
その場におけるコミュニケーションは「意味のある」コミュニケーションであり、そのコミュニケーションによって決まる企業や団体の方針に齟齬が生まれてしまってはその組織は崩壊します

互いの意図を確実に明らかにしたコミュニケーションをする必要があり、それは相手に自分の「言葉の構造」を互いに理解させる必要があるということです。そして読み込むコンピュータ側である人間は、その「言葉の構造」に従って忠実に意図に辿り着かなければなりません。

自分は会議や連絡をする場に出ることが日常的に多いです。普段から心掛けていることですが、プログラミングの勉強をしている際に「言葉の構造」の重要性を、再度意味と共に強く実感したのでここに記しておきます。

おわり。

<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1640315">studiographic</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

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