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タイガース・5チームひと回り総括(ロケットスタート11勝4敗)

5チームひと回り15試合を11勝4敗。「静かなスタートでよい」と言っていたのに見事なロケットスタート。今日から2回り目に入る前に15試合を総括!

1.ロケットスタートの基本要因

これは先発投手陣の安定に尽きるかなと。15試合すべてで先発投手が5イニング以上を投げ、ほとんどが2点以内の失点(相応に守備のミスがある中で)。この安定感がある限り、大きな連敗をしそうな感じはしない。

ここでのMVPは6投手全部と言いたいが、あえて1人と言われたら青柳投手。抜群の安定感と風格を示してくれている。

2.ロケットスタートの追加要因

11勝4敗の結果を生んだ大きなターニングポイントは4月3日土曜日中日戦での山本選手のサヨナラ打かなと。あの1打・1勝がなければ、2日金曜日の嫌な逆転負けの流れをもう少し引きずっていたのではと思います。中日戦・巨人戦のカード勝ち越しへの流れを作ってくれた。

よってここでのMVPは山本選手。あと、追加要因のMVPとしてはガンケル投手も加えたい。想定外(追加)の安定感と力強さで3勝。本来なら1.基本要因のMVPですね。

3.ロケットスタートの裏要因

昨年の2勝10敗の「逆ロケットスタート」の時となにが違うか。それは投手陣ではなく打撃陣ですね。特に、打線のつながり・どこからでも点が入りそう感があります。それはどこから生まれているか? やはり佐藤輝選手効果かなと。佐藤選手自身の数字はまだまだあがっていませんが、6番佐藤輝→7番梅野選手での得点力、6番佐藤輝の前のサンズ選手での得点力が、昨年の6番(主にボーア選手)とは異なる。そのつながりを生み出しているのは佐藤選手の「怖さ」。怖さが敵のマークを引き出し、周りの打線を活性化させています。

よって、ここでのMVPはもちろん佐藤輝選手。もちろん、その前後で結果を出してる梅野選手・サンズ選手も本当に素晴らしい。

4.ロケットスタート継続の条件

昨シーズンまでとの違いは、チーム内に「真の競争」があることかなと。先発メンバーはほぼ固定できていますが、一方で、ベンチで待っている力のある選手はいっぱいいます。中野選手はその典型でしたね。競争状態を創り出しながら、レギュラーメンバーを安定させている、ここまでの首脳陣のハンドリングはナイスと思います。長いシーズン、選手の状態の浮き沈みはあります。来日した新外国人選手をどのように起用していくか、現状うまくいっているだけに新たな悩み・課題にもなりえます。

よって、ロケットスタート継続の条件は「矢野監督はじめ首脳陣のタクト」です。よろしくお願いします。

5.カード2回り目の展望

最後に、次の15試合・カード2回り目に向けて。

チーム状態は安定していますが、まあそうそううまくいくものではないですし、まだシーズン序盤、「静かなスタート」で十分です。よって、安定した戦いで9勝6敗くらいでいっていただければと。すると、30試合で20勝10敗。いい感じです。

今日からの広島3連戦と来週火曜日からの巨人3連戦がポイントかなと。いずれも投手力が安定していると見受けます。そこを被3タテだけを避けて戦えれば、おのずと9勝6敗は見えてくると。ジャイアンツはタイガースを脅威とみて、菅野投手をタイガース戦に持ってきそうな気がします。

だいちゃん


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