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社会人こそインターン?越境することで得られるもの(前編)

オンラインインターン

この言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
インターンと聞くと、なんとなく就活生を思い浮かべる人もいるかと思いますが、タイモブのインターンは、高校生から社会人まで様々な年代の方が挑戦しています。

2020年になり、オンラインでも海外インターンができるようになったことにより、実はひそかに社会人の参加者が増えています

本業をこなしながらのインターンとなるので、社会人の参加者は、学生とはまた一味違う体験をしているようです。

とはいえ、まだまだ知られていないことも多いオンラインインターン。

そこで、社会人インターンとして活躍している方をゲストにお招きして、オンラインぶっちゃけ座談会を実施。こちらの様子を、前編・後編に分けてレポートします!


<登壇者>

・才田さん:タイモブでプロボノ(インターン)中。普段は豊田通商に勤務。海外駐在経験あり。最近は瞑想にはまっている。
・金丸さん:トーゴと京都の職人の技を使い製品やサービスを生み出している企業でインターン。本業は、1991年創業の老舗染物屋、金丸染工で新商品の開発など。一児の母。
・Aさん:メーカー勤務。計7年ほど海外駐在、コロナ直前まではインドネシアに。インドの子どもにデジタル教材を届ける企業でインターン
・古田(タイモブ社員):タイモブ創業メンバー、海外インターンシップ統括


インターンのきっかけは?-コロナが転換期

才田さん:こんばんは。タイモブインターンの才田です。タイモブで社会人インターンを始めて2か月。はじめはオンラインでインターンって成り立つの?本業と両立できる?モチベーション続く?と不安がありました。

とはいえ、今の会社にいるだけで能力は上がるのか、もっと外の世界とのつながりも作るべきなのか、他の会社の働き方も知りたい‥などコロナによる在宅勤務で悶々と考える時間ができて、オンラインインターン(プロボノ)に飛び込んでみました。

お二人もオンラインインターンに挑戦されていますが、どういったきっかけで一歩踏み出してみたのでしょうか?

Aさん:コロナが世界的に流行するちょっと前に、駐在から帰国したと思ったら、会社全体が在宅勤務になったんです。それまでは激務が続いていたのが定時上がりになって、急に時間ができました。環境が激変したのと、時間的にも気持ち的にも余裕ができたので、新しいことを挑戦しようと思ったんです。
その時にタイガーモブのオンラインイベントに参加していて、「家にいてもこんなに世界が広がるんだ。世界にはこんなに面白い人がいるんだ」と感じていて。
インターンも面白そうだな、と思いつつ、仕事は休むことはできないし…と思っていたら、オンラインでパートタイムで参加できるものがあることを知ったので、オンラインでならぜひ!と思って参加しました。

金丸さん:私は加賀友禅が大好きで、伝統工芸の業界にいます。伝統工芸って、もともと難しい業界なのですが、コロナの影響でさらに厳しくなってしまって。自分の無力さを痛感していたんです。
そんな時友人が紹介してくれて、オンラインインターンの存在を知って、もう藁をもすがる思いで参加しました。

才田さん:私もコロナになって一人の時間が増えたことがきっかけでした。
お二人ともコロナの影響があったのですね。


インターンに不安は?-転職を検討してた身にとってはむしろ安全策

才田さん:僕自身、インターンに踏み出すにあたって、初めての人と、初めての業界で、オンラインで…ということで、コンフォートゾーンから外に踏み出すのに少し躊躇したのですが、みなさんも不安があったのでしょうか?

Aさん:実は私はもともと教育に興味が合って。本業とは全く違うので、転職まで考えていました。転職かインターンかを比べていたので、私にとって、インターンに踏み出すことは、むしろ安全な選択肢でした。

ベンチャー企業や教育業界は自分に合うのだろうか?ということを、本業に身を置いたまま、安全に試してみることができるので。

才田さん:なるほど、その視点はなかったです!
実際、教育業界に飛び込んでみてどうでしたか?

Aさん:今は、両方を見る、という形も面白いかな、と思うようになっています。新卒から働いている大企業も、悪くないと思っていて。
とはいえ、人生は長いし、一つのことだけやってもつまらないので、2つともやるスタイルでもいい、と思うようになりました。

才田さん:隣の芝は青く見えますもんね。外に出て気が付く、自社の良さも見えてくるんですね。

金丸さん:私は両立できるかとても不安でした。
中途半端で、迷惑はかけたくないと思っていたので、面接の段階で丁寧に話しました。かなり質問もしたと思います。事前にしっかりと共有することで、最終的には不安を解消した状態でインターンをスタートさせました。

実は当時、本業だけでなく、ビジネススクールにも通っていて。子どももまだ小さいし、子育ての面で迷惑をかける可能性もありました。
自分でも詰め込みすぎなのはわかっていたのですが、そうした現状と、どうしても参加したい、という想いを正直に相談しました。
おかげさまで、今でも続けていられています。


本業との両立の工夫は?-本業+ビジネススクールともかけ持っていた!?

才田さん:これからインターンを検討している人の中には、残業が多かったり、仕事の忙しさに波がある人もいると思うんです。突然アポが入ってしまったり。そうした本業を持っている社会人だからこそのタイムマネジメント術など、工夫をしていることがあったら教えていただきたいです。

Aさん:幸い今でも完全在宅勤務が続いているので、比較的残業も少なく、そんなに負担ではないです。ただ、私も本業とインターンの他にオンラインのビジネススクールにも手を出していて笑。ビジネススクールとの両立の方が難しい時があります。
一つのプロジェクトが終わった1分後に、違う世界に行けるのは、実際の移動が伴わないオンラインのメリットですよね。有効活用しています。

金丸さん:私も、本業以外に勉強の時間も作らないといけないので、まず朝早く起きるようにしています。週末のうち1日は勉強の日と決めて、時間を確保したり、あとは隙間時間を有効活用すること。考えながら動いたり、自分の頭の中を整理するために、Xマインドという無料のツールも使っています。こまめに整理して、まとめるときに一気に時間を使う。
また、忙しい時はオンラインで打ち合わせの時間を取ることが難しいので、メールだけのやり取りにしてもらったり、コミュニケーション方法にも配慮してもらうように相談しています。

才田さん:忙しい中工夫してやりくりしているんですね!

「理想で仕事をする」創業者から学ぶ仕事の姿勢

才田さん:私自身は、まだインターンを始めて2か月のペーペーですので…笑
お二人に、インターンを通して身に着いた価値観や具体的なスキルなどが合ったら教えていただきたいです。

Aさん:大きく2点あると思っていて、1つ目は業界や規模が違う企業に参加することで、現職ではできない業務を体験することができること。2つ目は時間を有効活用できたことです。
もしインターンに参加していなかったら、このコロナ禍の余った時間を、テレビを見たり、非生産的なことに使っていたかもしれません笑

金丸さん:私がインターンをして一番良かったと思っていることは、インターン先の創業者の考えに触れることができたこと、「理想で仕事をする」という言葉に出会えたことです。
私のこれまでのやり方は、まず市場調査して、儲かるかどうか、予算がどのくらい必要かどうか、売り上げ目標を立てて、どうやったら在庫を残さないようにできるか…といったことから考えていました。在庫を残してしまって会社から怒られたこともありました。
でも、創業者の方は「そんなことは考えなくていい」というんですね。「その仕事が社会にどんな価値を提供できるか」「その仕事をして喜んでくれる人はいるのか」と。そこばっかり指摘されました。
インターンを始めて、仕事への姿勢が変わりました。

才田さん:現業では、今の仕事の価値まで考えることはあまりないですよね。創業者の下で働くメリットですね。


実際の業務はどうこなす?-アウトプットベースでサイクルを回す

才田さん:実際の業務では、オンラインでのコミュニケーションや稼働の頻度など具体的にどんな感じなのでしょうか?

Aさん:特に固定の時間は決めていないのですが、本業の定時外でオンラインミーティングを設定しています。自分で課題を進めて、次のミーティングでフォローしてもらうスタイルです。

金丸さん:私は2週間に1回オンラインでミーティングをしています。ミーティング自体は1時間~1時間半程度ですが、事前に企画書を提出していて、オンラインで具体的な話ができるようにしています。ミーティングでまた課題をいただいて…というサイクルです。

才田さん:アウトプットをもとに、コミュニケーションを取っていくんですね。


後編へ続く…

前編だけでも盛りだくさんの内容ですね!

オンラインインターンの機会をここまで活用してくださっている声を聴いて、タイモブスタッフとしても、うれしくなりました。

後編ではインターンでの苦労や、大企業とのワークスタイルの違いなど、もっともっと深くお聞きしています!

(タイガーモブ伴)

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