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人生で初めて作った会社の社名の由来

早速、note公式企画の名前の由来にチャレンジしてみます。
このテーマで書こうとした理由は、(1)自社をアピールしたい、(2)忘れないうちに応援してくださった方達を記録したい、(3)初心に戻りたい、ぐらいですかね。

じゃ、スタート!

私は、34歳になった2014年、人生で初めて自分の会社を作りました。
サラリーマン生活を辞めたのが非常に急だったので、会社を作ることにはなったものの、社名など一切考えておりませんでした。したがって、実は、SNSで募集掛けて、提案されたものから一つ選んで社名にしました。

1:社名は虎威

その社名が、虎威です。
日本では、この漢字を正しく読めない人も多いようです。「コ」「イ」とも読めます。なので、私は、未だにメールする時に「虎威(トライ)の李です」に書いています。すなわち、私が最初作った会社の社名は「」「」「」です。

2:社名が決まるまでの経緯

提案者は誰?
この社名を提案したのは、大学院の同じ研究室の同期の方です。
その方は、現在も東京の某大手特許事務所に勤務しています。
社名を募集してから決まるまでの経緯は下記の通り。

社名の由来

2014.6.4の18:45にSNSで社名募集をしました。
原則は2つ。

(1)徹底的な実績による報酬と成果主義
(2)Simple

ここで、Simpleの解釈として、複雑にし過ぎた上、それを偉そうに思うのが嫌だ、と書きました。

その後、同日の23時ちょうど、虎威と言う名称が上がってきました。提案者は、日本語発音が「とらい」であると、英語では「try」になるんだと。優しく教えてくれました。また、社名の意味は、(1)絶えずにチャレンジする、(2)虎のようにパワフルだ。と解釈してくれました。
その5日後の6月9日、「虎威ートライーTRY」に決めました。

この社名を作ってくださった方の理由の中で、特に、絶えずにチャレンジするが良かったです。また、英文名のTRYが非常に気に入っていました。プラスαで、自己のプロフィールでも書いた通り、いつも周りに「虎としてね~」と言って来たので、名称に虎と言う文字が入っていたのも尚更嬉しかったです。

中国人であれば、虎威と言う単語から思い出せるのは、狐仮虎威(こかこい)と言う四字熟語です。その意味は、虎の威を借る狐です。力の弱い者が、権力や権威のある者を後ろ楯にしていばることのたとえ。なので、あんまり良くないところで使われています。
話が飛びますが、私が社会人として初めて勤めた会社はFoxconnで、Foxは、きつねから取ってきたそうで、きつねみたいにスピーディーに環境の変化に適応することを心懸けている会社でした。なので、きつねに対して特に嫌な気持ちはありません。
外国人として、日本で会社をやる訳だから、全て自力でやるのは非常に難しいことだと思っています。なので、借りれるのであれば虎の威を感謝しながら借りたいと思っています。但し、偉そうにいばるのは良くないので、謙虚に生きて行きたいと思っています。

3:LOGOはどう決まったの?

次に、LOGOの話をしましょう。
因みに、TRYのLOGOは、こんな感じです。

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このLOGOを作ってくれたのは、大学院の同じ研究室の1期上の先輩です。
2年間の学費300万円って結構安くはない大学ですが、これだけ役に立つ人々とお付き合いできたので、十分元取れたと思っています。
このLOGOを作ってくださった人は、日本設計を辞めたコピーライターで、ちょっとヒゲも残していて、非常にセンスもあり、カッコいい方です。
私を応援したいとのことで、無料で作ってくれました。

社名の由来LOGO

2014.7.8にフェイスブックにアップした内容です。
社名が決まって、LOGOが出来上がるまで1ヶ月ぐらい掛かりました。ロゴの設計者からのコメントは、(1)TRYの中には、IPが入っている。(2)Yは、IPを支えている。(3)全体的に、一つの方向、右上を向いている。
右肩上がりの矢印になっているのはいいんですが、
ロゴとして、安定感がないとの意見もあり、開業から今までの6年間のうち、何人かがLOGOの案を提案してくれましたが、今の所、このままずっと行く予定です。

4:夢は大きいが、現実は残酷

JRみたいな

開業してから半年後の2014年12月3日にフェイスブックにアップした内容です。JRみたいな会社を目指すんだと宣言しました。
これを宣言する時には、青色の虎威と、オレンジのTRY事務所しかない時でした。その後も、この夢は忘れず形にして来て、現在は、
赤のソフトウェア開発会社:LTASS。

紫の中国の特許事務所:KENSIP。

緑のコンサルティング+年金管理会社:MantisIP。

http://mantisip.com

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2018.10.3にフェイスブックにアップした内容です。
この年金管理会社も、ビジネスモデル的には非常に面白くて、会社を作る時も非常に夢は大きかったんですが、最終的には会社を軌道に載せれなく、大変残念でした。こちらも、将来的に余裕ができたら、改めてチャレンジしたいと思います。

プラスαとして、
当初は想定もしてなかった、韓国の特許事務所の立ち上げメンバーにもなってしまいました。

青の韓国の特許事務所:ThewaveIP。

こんな感じになったので、一応、その時の夢は全て実現できました。

但し、ソフトウェア開発会社はずっと赤字状態、コンサルティング会社は休眠状態、中国と韓国の特許事務所の場合、私が全権を握っているのではない、と言う状況なので、ある意味、形だけJRみたいな会社になっただけで、まだまだ足りない状況です。

とは言え、私は絶えずにチャレンジすることが大好きなので、引き続き頑張って行きたいと思っています。

#名前の由来

プロフィール

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TRY㈱、LTASS㈱の代表取締役。twitter: @TokyoTigerAniki
東北大学(CNIHA)工学部、東京理科大MIP卒。2007年来日、東京の特許調査会社と特許事務所を経て2014年に起業。中国ビジネスに重みを置く日系企業を幅広く支援。ゼロから開発した総合的知財管理システムECOIPは日中韓の多数の企業や特許事務所に採択されている。現在、日本でIT会社、知財会社を経営しつつ、韓国・ソウルにある特許事務所、中国・北京にある特許事務所の経営にも参画し、日・中・韓の知財業務をシームレスかつダイレクトに支援している。


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