東京ヴェルディから11年ぶり日本代表誕生!渡辺皓太って何者?

さて、明日ジェフ千葉との一戦を控える我が東京ヴェルディに、ビッグニュースが飛び込んで参りました。
 
 https://www.verdy.co.jp/news/8088
 6/14(金)から行なわれる、CONMEBOLコパアメリカブラジル2019メンバーに東京ヴェルディから渡辺皓太選手が選出されました。

 ヴェルディからの日本A代表の選出はヴェルディがJ1所属だった2008年キリンカップの大黒将志(現栃木SC)以来11年ぶりとなります。

 しかし、大黒はご存知のようにそれまでの日本代表の常連メンバーだったので、生え抜きでの選出は04年の山田卓也以来となります。

 ましてや、J2降格後は初であり、J1に昇格するまでは現役の日本代表メンバーを輩出するなど夢のまた夢だと思っていました。まさかその日がこんなに早く来るとはね笑

 さて、大半の他サポさんから「誰?」となっているだろうこの選手のすごさをサポーター目線から解説していきたいと思います。
 
 渡辺皓太は、東京ヴェルディにJr時代から在籍し、ユースを経てトップチームに昇格した「生え抜き」の選手です。ユース所属だった2016年に飛び級でプロデビュー。2017年の後半戦からは不動のレギュラーに定着しました。

 ポジションは主に中盤ですが、守備的なボランチというよりかは、攻撃的な中盤、CMF(セントラルミッドフィールダー)が本職の選手です。チーム事情によってはボランチやウイングなどもこなします。
 
 持ち味としては、豊富な運動量とボール奪取能力です。無尽蔵と思えるようなスタミナで相手のチャンスの芽を摘む能力に長けています。

 もちろんフル代表は初ですが、アンダー代表には何度か選出されていました。2016年のリオ五輪ではトレーニングパートナーに選ばれブラジルに帯同。また去年のアジア大会ではレギュラーとして銀メダル獲得に貢献、あのソン・フンミン(トットナム)にも当たり負けない身体の強さを見せました。

 しかし、大きな大会にはこれまで縁がありませんでした。候補であった2016年のU-20ワールドカップには有力候補ではあったものの、競争に敗れ本大会メンバーには残れませんでした。

また、アジア大会で活躍したものの、その後のU-23アジア選手権にはキャンプ中の怪我が原因で入ることが出来ませんでした。

 そういう背景もあり、皓太選手はようやくこのチャンスを掴むことが出来たのです。まさに「シンデレラボーイ」といっても過言ではありません。

とはいえ、僕らの中では彼はれっきとしたスター選手です。多くの人には初めて名前を聞く選手ではあったとしても。

 これから彼に興味を持ってヴェルディの試合にふらっと訪れる人が、もしかしたら出てくるかもしれません。

    そのときは是非とも、小柄な外見からは創造も出来ないフィジカルの強さと、迫力あるドリブルを目に焼き付けて欲しい。

 そして願わくば、スター選手目当てで来ただけの自分がマリノスの虜になったように、ヴェルディのことも好きになってほしい。

 彼のコパアメリカでの活躍と、彼に興味を持った多くの人たちがヴェルディの味スタに足を運んでくれることを願っております。

 

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