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記録◎お酒を売るにはライセンスが要る。

これは自分のための記録なので読み物としては全く面白くないと思います。不義理というか一人が好きであまり人付き合いをしなかったわたしを大人になっても友達扱いをしてくれた行政書士の友人への感謝を忘れないためにもその時のことを記録しておこうと思ったのです。


アラックを輸入しよう!そう思っても立ちはだかる国のルール。こういう大人業務は苦手。それでもやらないとパレスチナのアラックをお土産として持ち帰れても正々堂々と輸入販売ができない、ならばやってやろう!

国税局に向かう。

すいません。お酒を輸入して販売したいです。どうしたらいいですか?

そう言うと担当の方は席を立ち、分厚いプリントを机の上に置いた。

これ読みました?これに書いてあるので読んでみてください。必要書類とか記載してますので。

A4のプリントが厚さにして2cmほど。ありとあらゆるお酒を販売したい人からわたしみたいに1種類をちょっとみたいな人まで網羅しているのでどの部分が自分に必要かも吟味しないといけなかった。

持つべきものは友達!と言いたいところだが、わたしは友達を作るのが苦手というか必要と思わない子供であり学生だった。こういう時に相談できる人、経験のある人、知識のある人、そういう人を知っている人が友人にいたらこのスピードは変わったであろう。しかし!しかし!!学校に行ってよかったと思った。高校のクラスメイトもう20年以上会っていないのに、連絡をくれた。facebookで。わたしのことを覚えてくれていたのも奇跡!と思う。
産休育休中に時間があったから行政書士の資格を取ったと言っている。失礼かなと思いながらも今の状況を話し、協力願えないかダメ元で聞いてみた。

お酒関連やったことないから経験としてやってみたい!いいよ。

意外とあっさり引き受けてくれた。
彼女があの分厚い書類を読み、必要書類をかき集めわたししか入手できない資料について指示をくれた。各種指示と書類集めは正確でかなり素早く、やってみたい!という彼女の言葉はわたしへの気遣いだったと今では思っている。

プロって素晴らしい!

お酒を扱う人のための勉強会(ライセンス取得に必須の講義)に出向き、修了書をもらい書類はすべて揃った。

朝10時に税務署前に集合ね!

わたしたちは最寄りの税務署で待ち合わせをしお互いの集めた書類を合わせ押印など最後の仕上げをし、申請料と共に提出した。

とりあえずこれで申請は完了だ。

じゃあ、こどもの用事があるからまた連絡するねー!

そう言って彼女は大きめのファミリーカーに乗り込み颯爽と去って行った。

後日
申請が下りて書類もらってきたから空いてる日に渡すから!いつがいい?

無事にオンラインで販売するライセンスを獲得しました。人の手を借りて。

本当にありがとう。

そこから半年ほどかかってクラウドファンディングに挑戦するのでした。



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