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Walk on the wild side

シェークスピアが作ったこの言葉

Sweet sorrow

そんな夜だった。
そしてこの曲が流れた。懐かしい。あの時も。

わたしたちはお互いに不都合なことは忘れたふりをしていた。

空白の数年 deleteするみたいに触れない、暫くは同じ場所の空気を吸っているのに空気を共有しないような無意識のぎこちなさがあった。

空白のボーダーラインとなったあの日、そして今日、同じように歩いた。
景色は変わったけど、変わっていない場所もあった。

タイトル聞いてそそられる?

そう言いながら彼の撮ろうとしている映画のタイトルを呟いた。

ああ、そうか、ヒッチコックだ。これしか浮かばない。ヒッチコックみたいな映画だきっと。手に取るようにわかる、この人の思考と嗜好。ヒッチコックの映画一緒に観たんだった。

ヒッチコックみたい。
ヒッチコックのオマージュだよ

本質は変わらない。だからわかる。空白があってもわかるたくさんのことがある。

人との出会いは不思議で、仲良くなって疎遠になる人もいればすれ違うだけの人もいて、離れたり再会したり、それぞれどんな理由があるんだろう。

地球は丸いから歩いていればきっとまた会えるだ。

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