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文学が私を救う!おすすめ図書その1

真っ先に紹介したいこの作品

私が神のように崇めている三島由紀夫氏の作品です。私はそれこそ中学生の頃に読みました。小学5年くらいで読みたかったと当時は思ったけど、今でも愛読の一冊。

実はこの本を私はおそらく10冊以上購入しているはずだ、その時々に合わせて必要そうな人にプレゼントした。本当に余計なお世話、お節介。または思想教育かもしれないし、あの道端で聖書を配っている宗教団体と変わりないかもしれない、実際、私にとって三島由紀夫は神なので・・・それはいいんですけど。

まず、だいたいの大人がしたり顔で言うような、道徳を真っ向否定。その言葉の使い方も言い回しもなんともおしゃれ。ウィットに富んで痛快。

私は文学は人を救う力があると思っている、言葉の持つ力。この本もそう思わせてくれた1冊だった。

教師を馬鹿にすべし

教師という職業の人は先生先生と崇められる存在、聖職とか言われる事だってあるのに、そんな崇高な(本当に崇高かは別だけど)人を馬鹿にするなんて!プププ。とほくそ笑んでしまう。

本当に馬鹿にするかしないかが問題ではない。それは本当にそうなんですか?と少女時代の私に考えるという行為を投げかけたと同時に自分の言葉を闇雲に制止されたり否定されたりなかったことにされたことに対する叛旗のようにも見えた。(中学時代、進路相談で旅しながら写真を撮りたいと言ったところアドバイスどころか相手にしてもらえなかった!しかし今やっていることは旅して写真を撮っている!)

何かに強く反対するのではなく、ユーモアを持って自己主張することをこの1冊から学び、この1冊のユーモアと皮肉さに救われた。


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