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所詮焼き直し、だからなんだってやればいい。

最近読み返していた、

ギルガメッシュ叙事詩

大好きな源氏物語

これらの作品が作られた年代を考えていたんです。だって、ギルガメッシュってわたし的には西洋と東洋の自然との対峙価値基準の分岐点のように思っていたし、女好きでおなじみの東の代表光源氏(ちなみに西の代表はドンファン)

ギルガメッシュ叙事詩、聞いたことあるけど読んだことないって人もいるのでは?
古代メソポタミア文学です。はい。歴史の教科書用語出てきましたね。メソポタミア!
世界最古の文学なのです。最古の写本は紀元前2000年頃のものがあって編纂は紀元前3000年頃、オリジナルは残っていないとなると一体いつ頃このお話は作られたのでしょうねー。

(写真はレバノン郊外に残るレバノン杉)

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まあ、それくらい前とてつもなく前、途方に暮れるほどはるか昔に創造された文学なのです。

そして源氏物語
紫式部が書いた平安時代のベストセラー、約1000年前の作品。
今読んでも面白いしだからこそ、映画になったりドラマになったり、何かの元ネタになったりするんですよね。着てるものも同じ日本語の文法も常識も違う時代のものを面白く思えるって本質的なことなんでしょうね。

とはいえですよ!

この2つの作品、文章のテクニックも面白いんですよね。
それが1000年前、紀元前3000年って5000年以上前じゃない!!そんな前に書かれていて今だに評価されるって。

もう、かないませんよ。なんか諦めがつきます。

文章書くのが得意だったり、好きだったりしたってこんな昔にこれだけいいもの出されたら、すいません、私なんてもう趣味の領域にも入っているか入ってないかですよ、って言いたくなりますよね。

売れっ子作家だって、同じ気持ちになっているかもしれない。

そう思ったら、書くことなんて気楽になりません?もうどうやったって無理な人が想像つかない時代からいたんですよ。

新しいものなんて作れない、新しく見えるものも所詮何かの焼き直し。だからやりたいことなんだってやったらいいね。

歴史からしか学べない。

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