彼氏がいます！えーーーーー!の意味を考えてみた

中学校で講演をした時の質疑応答での出来事。

彼氏はいますか？

はい！います

会場のどよめき　響き渡る

”えーーーーーーー”　

の声

私も　

えーーーーーーー？！？！

＊＊＊

どうして彼氏がいないって思ったの？

だって、自由そうだったから。

＊＊＊

彼氏（パートナー）がいることは不自由なのか？

自由とは何でもありとか、自分のいうことを聞いてくれることではない。
ただ、お互いの意見を尊重しあい、尊敬しあえる関係性が自由なのではないだろうか？

とかかっこいい風なことを書いて見ましたけど、私も不自由な人になりかけた日がありましたよ。でもそういう経験、そういう出会いがあったからこそ、考えることができた、自由とは何か？

それはフランクフルトでのことだった。私は悩んでいた。私のビザの期限は半年をきっていた。ドイツで見つけた仕事はビザがあることが前提で私はその条件に当てはまらずあえなく撃沈。

居候先の友人に結婚しようと言われ、思わず　

イエス！

この人はいい人だった。私のパレスチナ好きも好奇心も独立心も尊重してくれていた、イエスと言うまでは・・・

やっぱりさ、パレスチナとか行って欲しくないんだよね、だって危ないじゃない、ほかの中東の国とかも行かないでね。それに、仕事もパートとかで良くない？僕が家に帰ったときに夜ご飯出来ててほしいし、家で待ってて欲しいんだ。

私は居候という負い目があったが、ここは譲れない。

それ無理。私はこれからもパレスチナに通いたいし、発信したいし、働きたいって思ってる。遅くまで働く日もあればそうじゃない日もあるかもしれないけど、それは約束できない。

目標が結婚だったら目を瞑ったかもしれない。私のその時の目標は結婚はなく自分が幸せな気持ちをたくさん見いだすこと。パレスチナに通うこと。そしてわかった、この人はパートナーじゃない。

＋＋＋

それから数年が経った。

今も結婚していない。けど自由が何か少しわかった気がしている。

私がパレスチナにいたり、ヨーロッパにいたり、福岡にいたり、東京にいたり、関西にいたり。それでも見ているその先が同じと思える人がパートナー。会える時間、会えない時間の長さを問題とすることなく、信頼と愛情とお互いの目標を尊重しあえる関係性であるのが自由でいられるパートナーじゃないかな。

とはいえ、そこまで思えるようになるまで、長い道のりだった・・・・・

#私のパートナー