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パレスチナアラックを日本に

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#アラック

アラブ時間 #クラウドファンディング 達成後の話

アラブ時間 #クラウドファンディング 達成後の話

わが街、福岡も福岡時間なるものがあり、南ののんびり気質は染み付いているがそれを超えるアラブ時間なるものもあるのですよ!

だいたい15分遅れは当たり前。

インシャアッラー 神様がお望みであれば
この言葉でオールオッケー!この言葉、イスラム教の言葉って思っていたんですよ、アラブ系以外のイスラム教徒のお友達も使っています。

でもね!パレスチナのクリスチャンの友達も大いに使ってる!すっごい使っている

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年齢問わず、お楽しみ頂けます。

年齢問わず、お楽しみ頂けます。

お雛祭りパーティーにお呼ばれしたので、クラウドファンディング中のパレスチナアラックを持参し試飲してもらいました。

橋本家のお父さん。普段は焼酎が大好きで、毎晩のように晩酌をしているそう。この前も飲んで転んで家族のみんなに怒られたらしい。お父さんアルアルですねー。

アラックも焼酎も同じ蒸留酒。イスラム教が世界に広まるとともにこの蒸留という技術も広まったのでアラックなくては焼酎ナシ!兄弟酒、親戚酒

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アラックから感じる多様性

アラックから感じる多様性

現在パレスチナアラック輸入プロジェクトのクラウドファンディングをしています。応援よろしくお願いします!

アラックを輸入するまでの顛末記

当たり前のことを勝手な固定概念で驚くことってないですか?わたしは自由な多様性を!みたいなことを言うくせに勝手な固定概念でおおお!と思うことがあります。

わたしが輸入するアラックはパレスチナのベツレヘムという町からやってきます。

中東って聞くとやっぱりイスラ

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パレスチナアラックを輸入します!

クラウドファンディングでサポーターを募集しています。
https://readyfor.jp/projects/plarack
パレスチナのお酒アラックです。
パレスチナと言うとイスラム教の国でしょ?お酒飲めないんでしょ?と何度言われたことか。
イスラムの人もいればクリスチャンの人もいる。美味しいお酒もあるんです。

パレスチナアラックの作り方

パレスチナアラックの作り方

アラックはぶどうとアニス、それで十分だよ。

そう言って古ぼけた石造りの機械を指差す。

ここで炊いて蒸留するの、それを3回繰り返す。ケミカルなものは使わない。美味しくなくなるからね。いくら効率よくなっても美味しくなくちゃ意味がないよ。そうだろ?

話はこれくらいにして、上でお母さんが食事を作っているから食べていきなさい、アラックもあるから。

わたしたちは入り口のよこにある階段を登り2階へ行く。

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パレスチナの文化を感じてみて

パレスチナの文化を感じてみて

おじいちゃんと思っていた人は実はお父さんだったわけなのだが、サバート家の3代目当主だった。孫もいるからあながちおじいちゃんで間違ってはいないのだが。

わたしたちは事務所のような部屋でお茶を飲み、わたしは質問攻めにあっていた。

どうして、パレスチナに来ているんだ?
どうしてここを知ったのか?
女の子一人で困っていないか?
ご両親は心配していないのか?

など

そうりゃそうでしょうよ。そうなりま

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ハビービー!

ハビービー!

ほら、見えるでしょ?あの家だよ。

うん。家は見える。でも家?

そう、家で作ってるんだ。1階が作るところで2階に住んでるんだよ。

そういうことね。

看板も何もない、ただオリーブ畑につながる脇道をすすむ。砂塵の舞うその先には荷物を運ぶための車があるがまさかそこでアラックが作られているとは誰も思わないだろう。

勝手にというか、自分ちだから当たり前なのだがドアを開ける。

大きな老人男性がのそっ

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それ!僕んちだよ!

砂埃と排気ガスが舞うヘブロンロードを南に歩く。上を向くと青い空、前を向くとうっすらとモヤがかって見えるのは砂埃のせい。道道に生える草も少し砂を被り鮮やかさを欠いている。

左のガソリンスタンドには大きなトラックが止まっている。

このガソリンスタンドの少し先のはずなのに何もない。

もう少し先に進んでみよう。ガソリンスタンドは左肩越しにも見えなくなってきた。少しだけカーブしているヘブロンロードを先

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Ask agian

あっちの方ね・・・・

トラックも通る、自家用車も通る砂埃の舞うヘブロンロードをひたすらヘブロンに向かって歩く。

左にはモダンな建物、ロシアのものだった。

この方向ってデヘイシェキャンプの方だね。キャンプはまだまだ遠いけど。とにかく歩こう。



10分ほど歩いたけれどそれらしいものは見つからない。道すがら、開いているのかいないのかわからない家具屋さんに入ってみる。

あー、ここか。それなら

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探す、それは足で稼ぐこと!

何の詳細情報もなく、ただベツレヘムというキーワードだけを頼りにアラックの製造元に行こうとしていた。一見すると無謀だけどやってやれないことはないし、やれなくてもやってみないと納得できない性格なので仕方ない。

ベツレヘム旧市街でアッチと言われたヘブロンロードの方に出てみる。ヘブロンロードはベツレヘムとベイトジャラを挟む主要幹線道路でエルサレムとヘブロンに通じている。大通りなだけあって車の通りは多いが

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手がかりはBETHLEHEM

手がかりはBETHLEHEM

生産工程を見たいし、どんな人が造っているのかも知りたいし、会いたい。そう思い酒造を訪問することにした。

日本であれば販売元・製造元の記載が必ずあるはずなのに・・・
ボトルの表も裏も上も下も何も書いていない。書いてあるのはボトルに貼っているシールにBETHLEHEMの文字だけ。

手がかりはベツレヘム。さあ、ベツレヘムに行ってみよう!



ベツレヘムのランドマーク、生誕教会、その目の前の広場。

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チャレンジスタート

帰国し、アラックを日本に輸入したいと思った。お酒の輸入が難しいことは承知していたけれど、チャレンジしてみたい。

パレスチナってイスラム教の国でしょ?と言われるけれど、それもよくわかる、わかるけれど、実際に行ってみるとそれがただの思い込みということもよくわかった。

それにお酒飲んで楽しくてパレスチナを感じるってなんだか面白い!

思い立ったら行動するしかない、けれど何から行動すればいいのか。

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初めてのアラック

初めてのアラック

パレスチナはイスラム教の国ではあるが、人口の7パーセントはクリスチャン。ベツレヘムやラマッラー、エルサレムのキリスト教地区などクリスチャンが経営する商店にはビールやワイン、そしてアラックがある。

アラック。Milk of Lion ライオンの乳と呼ばれる。水と反応して白濁するその飲み物は香りの甘さとは裏腹にアルコール度数が高い。

サラームアレイコム。こんにちは。

アレイコムサラーム。暑いだろ

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