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聖地パレスチナ 一人散歩

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聖地パレスチナ一人歩き。非日常にあふれた旅の記録
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2016年4月の記事一覧

聖地・エルサレムに向かう

聖地・エルサレムに向かう

次はどこに向かうの?

エルサレムに行って、それからパレスチナに行くよ。

そう答えると

エルサレムはパレスチナだよ、と言われた。

ヨルダンのアンマンからバスでエルサレムに向かうことにした。

ヨルダンはイスラム国家では珍しく、アメリカともイスラエルとも友好関係を築いている。と同時にパレスチナ難民を多く受け入れており、現在ヨルダン国籍を持つ者の中にはパレスチナ人2世、3世も多いのだ。

また国

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エルサレムスークを歩く

本当はすぐにベッドに飛び込み一眠りしたい気持ちだったが重い体を引きずりながらシャワーへと向かう。暑いお湯で体の汗を軽く流しそそくさと体を拭きベッドを潜り込む。10分だけ寝ようと思いながら数秒で眠りに落ちた。

10分だと思っていたのに気づいたら30分経過していた。たった30分だったが、頭も体もすっきりとして睡眠の大切さを今更ながら実感した。ベッドの中で大きく伸びをし、バスの窮屈な時間に染まった体を

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宿発見

シュクラン、ありがとう。

灯台下暗し

ものすごく近くにいたのに、見つけられずにその周辺をぐるぐると回っていただけだった。小さいトンネルがあるため先が見えづらかったのと、岩のドームモスクの出口の横が宿だったため、警備の人にあっちは何もないと言われたのはそのせいだったのだろう。

岩のドームの出口に向かってすぐ左、看板も宿の標識も何もないそこにある宿の小さな入り口をくぐる。

ハロー、マルハバ。全

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聖地エルサレム

エルサレムオールドシティーはユダヤ人地区、イスラム地区、キリスト教地区、アルメニア地区と分かれており、ダマスカスゲートはイスラム地区、パレスチナ自治区となる。この美しく大いなる門の少し手前でバスが止まり下車をする。バスの中の涼しさとは打って変わって太陽が照りつけ日差しが痛い。誰も交通を気にしない、人の往来や喧騒、男達のワンピースシャツのような格好と女達の見せない艶やかさにアラブの都市にいることを実

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エルサレムに向かう

エルサレムに向かう

窓の外は乾燥した土や岩で蜂蜜色したその中ではオリーブの緑色が際立つ。

エルサレムに1時間もせずに着くのだ!と思うだけで胸が高まる。興奮と幸福、不安なんて全くなかった。今からわたしはエルサレムの地に足を踏み入れるのだ、と思うと絶叫して叫び走り回りたくなるくらい言葉では言い表せない何とも言い難い思いが溢れて胸が高まる。そのドキドキ胸の高まりは恋人に会う以上のものだった。パレスチナの地に恋しているのか

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イスラエル入国・国境通過

イミグレセキュリティ・イスラエルに来るのは初めて?

大学生・初めてでわくわくしているよ。

セキュリティ・ホテルはどこに予約しているんだ?

大学生・ホテルは予約してなくて、Facebookで知り合った人と連絡を取っててそこに行こうと思っている。

セキュリティ・(表情がピリッとする)パレスチナに知り合いはいるのか?パレスチナに行く予定はあるのか?

大学生・Facebookでイスラエル、パレス

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もうすぐイスラエル

何度も手で弄っていたはずのポケットからチケットは出てきた。苦笑いしながら男は運転席に向かう。ほら、あったでしょう、と言わんばかりに。

8月。まだ午前中であるにもかかわらず気温はぐんぐんあがり35度を超えてくる。舗装の良くない道をバスは大きく揺れながら前に進む。外は蜂蜜色した景色にオリーブの木。念のため昨日読み返した旧約聖書に想いを馳せる。

みんなから苦笑いされはじめは意気消沈気味だった口から生

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ヨルダン国境に到着

ヨルダン国境に到着

本当に小さなカウンター、一見すると闇両替屋じゃないかと見紛うほどで担当者二人がプラスチックのパネル前に座っている。それぞれ違う業務担当なので、実質一人で出国者のパスポートをチェックしていることになる。小さな声で話をしているのか会話が聞き取れない。事前の心構えを準備することができないのか。そうこうしていると私の順番がきた。パスポートと氏名パスポート番号、などを書いた白い紙切れを渡す。

“Hi!”と

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ヨルダンの国境に向かう途中で

ヨルダンの国境に向かう途中で

君はどこの人、日本人?英語喋れる?喋れないとイスラエルの入国厳しいよ。君大丈夫?

かなりハイテンションで話しかけてくるアメリカ人男子大学生。

日本人は英語が苦手だと言うことを心配してくれているのだろう。のちにその心配は余計だったと知ることになる。

この光景をうんざり顏で見ている恰幅のいい同じアメリカ人女子学生。あの男は口から生まれてきたにちがいない、うるさい、と顔に書いてある。目が合うと彼女

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