見出し画像

教材レビュー:きらめき思考力パズル

休校期間中に取り組み始めたSAPIXが出版している「きらめき思考力パズル」シリーズをすべて取り組み終えたので、レビューをしようと思う。

全8冊のシリーズ。
数を当てはめて計算をするパズルが多い「数センス」と平面図形と立体図形のパズルが多い「図形センス」の二種類がある。
さらに、「入門編」と「特訓編」の2レベルがあり、さらにそれぞれ「1〜3年生向け」と「2〜4年生向け」に分かれていて、全部で8冊のシリーズにっている。
一冊には8種類ほどのパズルがあり、さらに練習レベルと挑戦レベルに分かれている。
正直学年が別れている理由はよくわからない。1年生だからといって2〜4年生向けの方が解けないわけではないと思った。

毎日ではないものの、取り組み時にはパズル1種類、だいたい6問程度をやらせるようにしていた。
3月半ばあたりから取り組み始め、8冊全てが終了したのは7月の終わり頃。

長男の得意、不得意。
複数の立方体の集合体の見えている面を数えたり、複数のさいころがくっついていて、隠れている面を当てるような問題は比較的好きなようで、一人ですらすらできていたが、横に長いカードを数回折りたたんで、書いてある数字の順番を上から答えさせる問題や、ぶどう型の計算パズルは、特に複雑になってくるとかなり苦手なようだった。

大人でも考えてしまう問題も多かったから、頭の中でイメージをしながら問題を解く練習としては良かったのではないかと思う。

低学年の入塾前のエクササイズとしておすすめ。
あくまでパズルであるので、直接的に中学受験や試験問題につながるような訓練にはならないかもしれないが、
学校では図形を扱う授業はまだ受けていないようだし、特に立体図形に関しては他人から展開図を説明されてもピンと来ないようだとなかなかその先に進むのは難しいのではないかと思う。
塾に通う前の練習として、空間認識力というのか、想像力というのか、そういったものを少しかじっておくのにはちょうどよい教材だったと思う。

1ページあたりの問題が1〜2問と少ないので、勉強しなければ、という意気込みがなくても取り掛かれるレベルの問題集ではないかと思う。

このシリーズが終わったので、図形に特化した内容の問題集がないものかと探しているのだが、低学年向けの問題集があまりないのだ。
気になっているのは名前インパクトがすごいディスカヴァーの「天才ドリル」「強育ドリル」シリーズなのだが、どの書店でも見かけたことがないので内容がどんなものかわかりかねている。

ちなみにZ会のグレードアップ問題集の「計算・図形」も取り組み済みだが、こちらは図形よりも計算の要素が多いように思う。

まとめ。
初めてシリーズ物をすべてやり終えたという達成感はが長男は嬉しかったようだ。
低学年の導入的な位置づけとしてはおすすめのドリルである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?