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僕はサラリーマン。でもだからこそ譲れないもの。

みなさん、こんにちは。

羽生一月です。

僕はテレビ局で働くサラリーマンです。

目下、脱サラに向けて頑張っています。

現状、

給与収入が1000万円ちょっと、

不動産のキャッシュフローが2000万円、

日顕平均先物の利益が900万円というところです。

将来的にサラリーマンをやめるつもりなら、

日々の仕事は手を抜いて、

部下に仕事をふって、

楽をすればいいんじゃないの?

だって、

給与収入は年間手取り額の1/4しかないんでしょ?

と思う人もいるでしょう。

でも僕の考え方はちょっと違います。

今日は仕事への自分の考え方を書いてみます。

本当にサラリーマンという制度は終わっていると思いますよ。

でも今日はもっと本質的な、仕事自体への向き合い方の話です。

年収4000万円以上を稼ぐようになって、

もしかするとお金よりも大切なものがあることに

無意識に気がついたのかもしれません。

もちろんお金は大事ですよ?

お金を稼ぐためにも死ぬ気で頑張っていますし。

でも、やっぱり仕事って、

究極的にはお金をもらうためにやっているんですけど、

それだけが目的じゃないんですよね。

大企業のサラリーマンである以上、

自分の業務で手を抜いてミスしたって、

責任を取るのは上司で、

いくら上司だって、サラリーマンである以上は、

実は責任なんて取ることはできない。

多少の左遷はあるかもしれないけど、

結局大企業の場合、一社員のミスは、全て会社の看板が引き受けるんです。

どこからどこまでが、

明確に誰に責任の所在があって、

ここでミスをしたら、こういうペナルティがあり、

逆にいい成果を出したら、こういう報酬がある、

というような明確な規定を設けることは、

日本の大企業ではありえない。

解雇規制や労働法によって守られている以上は、

こんな分かりやすい賞罰を明示することは無理だし、

少人数でやるべき仕事を大人数で回しているから、

責任の所在自体を特定することが本当に難しい。

パレートの法則(20:80の法則)

でいうように、

2割の人間が働いて、8割の人間がサボっている、

というのが大企業の普通の姿なんだと思います。

だからこそ、部下に仕事を丸投げして、

自分の上司にだけいい顔をする上司や、

口ばかりがうまくなって、

巧妙に、人に自分の仕事を押し付ける人間が一定数います。

他の会社のことはわかりませんが、

うちの会社ではそういう人間が多いです。

そもそもコネ入社が多すぎるので、

一般の社会よりも働く人間が少ないのでは、

という気もしますが、

統計を取ったわけではないので、なんともいえません。

揉め事が起きると、

すぐに人のせいにして逃げてしまう人が、

自分より10歳も年上の人たちの中にもいるのが、本当にがっかりします。

関係部署にお願いばかりをして、

自分たちの責任は果たさないくせに、偉そうにしている部署もあります。

自分が何もやっていないくせに、

部下がやった仕事を自分がやったんだ、

と偉そうに吹聴してまわる上司もいます。

僕だってそうなったっていいわけです。

本当はこれだけ稼いでいるんだし、

別に将来的にやめるのだから、

出世のために仕事を頑張る必要もないんです。

こういう状況で僕がどうしているかというと、

実は自分の信念を守ることだけに集中しています。

今では周りの雑音は何も耳に入ってきません。

僕の信念は『人から受けた恩は必ず返す』というもの。

恩のある人から、

何かをお願いされたら、必ず全力で応えるようにしています。

別に頑張らなくなって、

給料が変わらないから適当にサボろう、って思うのは簡単です。

でもそれでは、一番大切な自分への納得感を失うことになる。

だから、最悪な制度だと思っている、

サラリーマンの仕事も全力でがんばります。

その人の許諾がなければ

番組制作が進んでいかない、ということがあれば、

その人の元に何週間でも通い続けて、土下座だってなんでもしますし、

もし僕のことが気に入らなくて、

一緒に仕事をしたくない、と言っている人がいたら、

逃げずに徹底的に腹を割って話し合います。

僕がみなさんに伝えたいのは、

人間の自信の源泉って、

お金を稼げるようになることはもちろん大事なんですけど、

いかに自分が素晴らしい人間だと思えるか、

昨日よりも今日少しでもいい人間になっていると思えるか、

っていうことが一番大事なものだということです。

もちろん、

頑張りすぎて壊れそうになったら、すぐ逃げていいんですよ。

それは自分のメンテナンスの話であって、

信念をもっているからとはいえ、逃げてはいけないという話ではない。

でもね、どれだけ辛くても、大切な人は絶対に裏切らない。

自分を頼ってくれた人からのお願いを受けたら、全力で叶える。

自分の部下は、対等な関係だと捉えて、きちんと守る。

こういう信念をちゃんと守って生きていると、

すごく楽になるんです。驚くほどに。

サラリーマンで辛いのは主に人間関係ですが、

自分の信念を信じることができれば、

人にどれだけ否定されたって、何も気にならなくなりますから。

実は強い信念を持つと、

周りと衝突して、より辛くなるんじゃないかと思うんですが、

実は真逆なんですよね。

自分の信念は自分だけが信じていればいいので、

周りの人に納得してもらう必要はないので。

あと自分自身に強い信念があれば、

人に何を言われたって気にならなくなるし、

ある種人それぞれ独自の考え方がある、

ということを理解できるんです。

だから、強い信念、つまり主張を持っているのだから、

人と衝突するはずが、全くしないんです。

世の中は不思議ですよね。

本当に人生とは不思議です。

楽をして仕事の手を抜いている人間の方が、

実は長い目でみると同じ仕事をやったとしても、

より労力がかかるようになっていて、結局苦労する。

若い時にいい経験や学習にお金をたくさん使うと、

その時は一時的にお金がなくなったとしても、

それが自らの経験値になって、

仕事や投資に活きたり、

無駄なものにお金を使わなくなるから、

貧乏な人より稼いでいるのに使っているお金は少なくなって、

どんどんお金持ちになったり。

主張が強くて、自分の思い通りになんでもやっていた人が、

結局干されて今では何をやっているかわからなかったり、

ずっと謙遜していた人が結局権力を握ることになったり・・・。

なんだか結局倫理的、道義的に正しい信念をもって、

その信念を守るように生きているほうが、

結果得するようになっているんですよね。

そして、それはある局面では正しいことをして、

ある局面では正しくないことをしたりすると、

結局トントンになってしまったりする。

だからこそ、

人の目がない時でも、

絶対に誰にもバレないような時でも、

自分自身が見ているのだから、常に信念は裏切ってはならない。

つまりこれは潜在意識が大事だということなのかもしれません。

常に自分が思う正しいことをしている人は、

自分のことをちゃんと信じることができているから、

色々ないいものを引き寄せる。

本当に常に運が良くなります。

行動すべき時にきちんと潜在意識が行動するように働きかけてくれる。

概念的な話になってしまい、

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、

僕がサラリーマンの仕事だとしても手を抜かない理由はここにあります。

何度も言いますが、

本当にサラリーマンという制度は最悪です。

間違いないです。

でも、自分がその仕事をやっている以上は、

将来的に成功するためには手を抜いてはいけないんです。

その仕事で結果を出すことが、自分の出世につながらなくても、

給料が全く変わらなくても、

サボっている人間が楽しそうに生きていても。

そこで辛い思いに耐えて、信念を貫いた結果は、

必ず自分に返ってくるように世の中はできているんです。

損得勘定とも違うんですが、

一時的に損をしたとしても、

こうやって生きていくことが、

結果として得することを僕は理解したんだと思います。

昔は、楽している人間はずるい、自分ばかり苦労をしている、

もっとわがまま放題やっている人のまねをして、

僕もわがままを言ってみたい、

と思っていました。

その頃と比べると、

今では人なんてどうでもいい、

『自分自身の自分自身に対する納得感こそが何事にも優先して守ることだ』

と考えています。

いくらサラリーマンの仕事ではお金が稼げなくても、

たくさんの時間を割いている以上は、自分への信頼を自分が得るために、

信念に照らして、納得できないことはしない、

というのが、

仕事はお金だけじゃない、と書いた理由です。

やっぱり多くの時間を割いているからこそ、

自分の人間性の定義がされてしまう場なんです。

以上が僕の仕事に対する向き合い方です。

もし自分の信念というものが今ないのであれば、

だまされたと思って、自分の信念を持つことから始めましょう。

みなさまのご参考になれば、幸いです。

羽生一月

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