見出し画像

-海と月と狂気-

今夜はLUNA SEAを聴いている。

ここ数年は「スロウ」というバラードベストがお気に入り。

このLUNA SEAの「スロウ」というアルバムは、その名の通りバラードやミドルチューンばかりが収められている。

作品としては、初期から後期まで、満遍なく収められているから、ファンとしても冥利に尽きる。

わたしが特に好きなのは、「RAIN」という「ROSIER」のカップリング曲と、「Ray」という「IN SILENCE」のカップリング曲である。

あとは、どうにもこれからの目標に対して気持ちの乗らない日には、「UP TO YOU」を聴いて、自分を励ましている。

それは、よくある、モチベ維持あるある、である。

今は毎日新人賞を取るべく執筆をしている。

いつまでも夢を追いかけている中年みたいだし、大人げないかな、と思うことも少なくないけど、それでもきちんと何かを達成するためには、ばかにされても、笑われても、しっかりとことを成し遂げる必要がある、そうわたしは思って、なんかみっともないかもなぁ、などと頭をよぎりながらも、誠実に自分の背中を励ましている。

人に励ましてもらおう、なんていうのは、まぁ、結果的に誰かに励ましてもらえることは少なくないし、励ましの言葉をかけてくれる方々には、いつもありがとうございますと胸に秘めているけど、それでも最初から励ましてもらうことを、期待している、みたいなスタンスは、あまり面白くないかな、と思う。

わたしは、圧倒的なえぇ格好しぃなので、きりっと自分だけを頼りに、最悪な夜は自分で自分の尻を叩いて、踏みとどまるし、切れても腐っても、またわたしの作品の筆をとる。

まぁ、何が言いたいかというと、LUNA SEAは最高にいかしてる、という話である。

時代の気分がLUNA SEAを求めている。

何だかんだいっても、やっぱり、時代の気分、というのは、確実にあるし、10年くらい前は、そこまでLUNA SEAには傾倒していなかった。

今は、LUNA SEAのギタリストSUGIZO氏のYouTubeしかり、LUNA SEAの風が吹いている。

まぁ、その風は、わたしなど、往年のファンを中心とした風なので、そのLUNA SEAの風には、縁もゆかりもない人が、ほとんどだろうとは思うけど。

でも、作風や作品には、明らかに、時代の気分や、時代の風、時代の流れなどが滲んでいるし、しっかりと結果を出すためには、そこを無視するわけにはいかないように思う。

小室哲哉氏は、引退の前後に、もう時代と自分の接点はあまりなくなっているし、自分のスタイルは今の時代の気分とは折り合わない、というようなニュアンスのことを話していたらしい。

その点、わたしは、若者たちのあいだで、少しずつ短歌の人気が高まり、アメリカで人気のビリーアイリッシュ氏は、わたしの作風に通ずるものがある。

今の時代の気分は、少しずつわたしにとって、追い風になっている、このタイミングで、気合いを入れて、その風に、その波に乗ることを、心がけていこうと思う。

だから、どうした、という話であるし、時代の気分がどうとか話しても、結果がすべてであるし、しのごの話しても仕方ないのは、わかっている。

ただ、ここで、筆を折ることは、相応しくない。

わたしも、ゆるさも忘れずに、程よいスタンスで頑張るから、お互いに、小さなユーモアも忘れずに頑張ろう、という話。

月のみえる夜に、その月に祈りを込めていこう。

LUNA SEAだけに、海と月の明かりを、その狂気を、大切にしていこう。

それでは、また小さな月の夜に。

◇ ◇ ◇

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?