秒速5センチメートルの世界に挑戦してきた
※noteの文章は適当に、写真は見てってください
Canon EOS 80Dを使っていて、写真を撮ることが趣味です。
@thistle.jp
ある日時間がぽっかり空いて、「そういえば桜を撮らなければ」と謎の使命感に駆られた。今年の桜は、いつの間にか咲いてたなぁ...
去年も撮っている。
2020/03/23@大学南エリア
2020/04/10@宇都宮
去年はこれらを撮れて結構満足していて、今年もよさげーなの撮っちゃうぞって思ってた。
早速、再びの大学南エリアへ
うんうん今年も綺麗だなーー
うん..綺麗なんだけど、ノらないーー
こんな写真撮ったことあるんだよね、もう満足しちゃっている...
それでも確かに、見かける桜に今年も感動してるのに...
と、悶々と歩き回っているうちにさぁっと風が吹いて桜が散って、これを撮るしかない!!!!!!とやっときた。
桜がひらひらと、道に舞う姿に今年は惹かれているのでは!!
一瞬、昔の話
カメラを持ちたてのころ、父親に突然課題を出されたことがある。
色づいた木から葉がひらひらと散っていて、これを捉えてみせてって言われた。SSも連続撮影もF値もモードも何もわからなかった私は、あえなく敗北....
考えた
それからもう、あの新海誠監督の映画がちらついてしょうがなかったんだけど、そんなセンチメンタルな気分ではないんだ
知ってる? 桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。
知ってる。
この秒速5cmでひらひら落ちるものを捉えたことがあったか
しかも、私が撮りたいのは空中にいる桜そのものなのか
「桜が降っている」という景色に、感動しているのではないか
というところまで考えれたところで、舞い落ちる桜を捉えつつ景色もいい感じに入れることを目標とするのが自ずと決まる。
ということは、
・うごく桜を捉えるのに調整してくと1/500前後くらい
・景色も被写界深度深めに捉えると思うとFは中間くらいから調整
・案外暗いからISO上がらないようにMax400くらいかな..
などなど......
そうなってくると撮っていた大学南エリアだとちょっと物足りないポイントが2つ
1. 85mmで圧縮し気味にわちゃっとしないと花びらが集まらないのに奥行きが足りないがち
2. 太陽の位置的にすでに日陰が多かった
ということで、もう一つの宿舎エリアに移動
いざやってきた
この日、ほんと風があんま吹かなくて!!
穏やかでいい日だったなぁ〜人生都合が合わないことがたくさんありますよね
構図決めて、道に座り込んで、タイミングを迎えにいくのに1時間くらい座り込んだ。1時間で済んでるのでそうでもないけど
途中通ったおじさんに、「大丈夫か?俯いて辛いことでもあったのか?」って聞かれた。紛らわしくてごめんねおじさん..
2021/03/30@宿舎前のメインストリート
とっても良き良きーーー!!!これ!!
これです撮りたかったのは!!が撮れても〜大満足!!
2021/03/30@宿舎前のメインストリート
昔の敗北にリベンジも達成✌️
欲が出た
花と女の子/手って最強だと思う。
とにかく花の中に女の子を埋めて写真撮りたい。
翌日、妹が晴れ着で近場に来た!!やったーーー
顔が写ってるから載せられないけれど、桜が舞う中に晴れ着姿の女の子というサイコ〜な写真が撮れました。撮った私が最高だと思うのだから最高です
2021/03/31@おじいちゃんち
卒業おめでとう。久々にちゃんと向き合った妹はだいぶ大人になっていた
補足
このnoteは、ある1枚を撮るために何をどう考えたのかを覚えている限りトレースした記録がわり
ここに書いたことはほとんど当たり前のことだと思う。でも、当たり前に、自然に考えたことが一枚になったのだという実感をもてたプロセスだった
初めの頃、ただあるものにレンズを向けてシャッターを切ることしかできなかった。
それだけでも楽しかったけれど、その景色を自分が見えている、考えているように光を捉え、表現できるようになってくるともっと楽しくなっている。
こうやって、撮りたいものは何かを考え、どう撮ろうと考えたか、結果となる写真も含めて、全部自分のもので。とても素直に考えているこの時間がとっても大好き
推薦入試で写真集の書評をした時に、「どうして写真なのか。動画の方が全て記録できてよくないか」みたいな質問をされて、思わず「いい質問ですね〜」とか言い出しちゃって5分しかない時間を返答に大分使ってしまった。受かってよかった
その時なんて答えたのかはっきりとは覚えていないけど
・私は記録するために写真を撮っていない
・映像にも映像の良さがあって、たくさんのフレームの連続性での表現めっちゃいいよね!!って思っている。
・一枚一瞬で、その時思ったこととか見た風景をそのまま表現するのって結構大変なことだよね
写真を撮る人が周りに増えて、一緒に撮りにいくのも楽しい。こうやって撮っていったものをすぐに共有できるし、話しながら新しく、撮ろうと思うものがたくさんできたりして。楽しみが増えた、続けててよかった
前に書いたnoteは、1年くらい前でした。