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Vol.32 半X活動報告~定置網~大敷の魅力!

半官半X活動報告をさせていただきます!

半官半Xとは?

『自分の”好き””得意””興味”を海士町に還元する』新しい働き方の概念です。
そこで、今回私は、興味・関心があった、海士町では【大敷】の名前で親しまれている定置網漁の現場に同行させていただきました!

大型定置網漁とは?

定置網漁とは、魚を獲るために大きな網を仕掛ける漁のことです。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください!

大敷の魅力

大敷で働いている漁師さんがとにかく素敵!ってことをまずは伝えたいです。1人ずつ作業をしながらお話を聞かせていただいたところ、驚いたのは全員Iターンの人で、前職は指輪職人、教師、飲食業、SE等など・・・様々なバックグラウンドの持ち主だったのです。

漁師になるきっけかも様々。
「魚に携わる仕事をしてみたかったから」
「仕事がここしかなかったから」
等など・・・

漁に対する想いを聞いていくと、
「最初は嫌だったけど、今はこの仕事が好き」
「毎日違う景色を船の上から見れるって贅沢」
「毎日同じ日はないよ。同じ作業のようで毎回ちょっとずつ違う。自然もそうだけど、人にもコンディションがあるからね。その時々に合わせて対応していくからそれがまた面白いよね」

と自分のスマホに入っている写真を見せながら嬉しそうに話してくれたり、笑顔で語ってくれたりと、聞いているこっちまで笑顔になってしまいました。

大敷への愛が伝わってきました。

そんな大敷で働くみなさんの協力をいただき、今回は船に同乗させていただき、漁の現場を見させていただきました!


定置網の仕事ってどんなことをしているの?

朝6時、朝日を見ながら、さぁ出航です!

網のある場所まで船で異動し、網を少しずつ機械と手作業で手繰り寄せていきます。この作業、とても簡単そうに見えますよね。ただ巻けばいいと思っていましたが大間違い。網の構造や潮の流れ等を熟知していないとできない作業ということを知りました。
自然を相手に行う仕事のため、毎日が異なる条件下。その時々で状況判断しながら行っていく大切さも知りました。

2隻の船で協力しながら、網を手繰り寄せていくと、網に入っている魚たちが見えてきました。

大小様々な魚を網ですくい、船の水槽に移動します!
水槽内の水が黒いのは、イカが墨を吐いて黒くなっているからとのことです。

すごいなぁ~こんなにも色々な種類の魚がいるの初めてみた・・・と感動していると、反対の船から「お~い!いくぞ~!キャッチしてね~!」と何かが飛んできた!イカ!?
海士町ではシマメの名前で親しまれているスルメイカをその場で捌いて、煙突で焼いてくれたのです!おいっしぃ~!!

漁港につくと、魚の選別作業です。
ここからは手作業で1つずつ丁寧に選別をしていきます。

ここで選別を行ったものが、箱詰めされて市場に出荷されていきます。

漁師さんの仕事は船に乗って魚を獲るイメージが強いと思いますが、それだけではありません!冒頭で定置網漁について説明させていただきましたが、網修理も漁師さんの仕事です。(私は現場に入るまで知りませんでした・・・)
網が汚れるため、月に1度くらいのペースで網の取替作業や、洗浄作業も行っているそうです。

大きな網を広げて、端から端まで破れていないかを目で確認していきます。

網の修理。これはもう職人技です。とても簡単そうに見えますが・・・
実際にやらせてもらったら訳が分からなくなりましたw
慣れるまでには相当な修行が必要そうです・・・
実際に身をもって体験させていただいたことで、漁の奥深さや技術のすごさを全身で感じました。

いつもは、現場の課題を多く見つけてしまいがちですが、今回は、現場の課題があることは承知の上で課題以上の魅力を全身で感じました。
活き活きと働いている人たちが集まる現場はなんだか引き込まれます。

ぜひ魚を買いに崎漁港へ!

一般の方も、新鮮なお魚が買えちゃいます!

日時:月~金曜日・日曜日 9時前後(※天候や船が戻る時間等により時間が前後する場合や、購入できない場合もあります。)
場所:海士町 崎漁港

ぜひ愛の詰まった大敷漁師からの魚をGETしに行ってみてください!!

私はすっかり大敷ファンになってしまいました。
これから、大敷の魅力を自分の口からどんどん伝えていきたいと思います!

大敷のみなさん、ご協力いただきありがとうございました!


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