大学生への期待と行動力から導く可能性
今春より熊本大学へ進学する長崎県出身の佐藤理咲さんに本プロジェクト後のインタビューを行いました.インタビュアーは熊本大学4年の山内が務めます.
佐藤さんの事前インタビュー記事はこちらからご覧ください
1ヶ月間の活動
(山内)本日はよろしくお願いします.
佐藤さんは,1ヶ月間の取り組みの中で多くの人と会って話しているという印象がありました.私はそうすることで知識や関心が増える一方で自分の目標がブレがぶれたりするのですが,佐藤さんはそういうブレみたいなのはありましたか?
(佐藤)私は,ブレはなかったです.ずっと自分の軸があるので,自分の決めている目標に知識がプラスされていく感じでした.
(山内)なるほど,軸がブレずにしっかりあるのは個人的に羨ましいです笑.
1ヶ月間の中での行動の中に「1on1を30人と行った」とありましたが,分野の似ている人とお話しされたんですか?
(佐藤)そんなわけでもないですね.
(山内)どういう基準で選んだんですか?
(佐藤)ほとんどS N Sを見て,いいな!と思った人にお願いしてるんですけど,何より自分の目標がしっかりあってそれに向かって頑張っている人を選びました.
今後の活動
(山内)本プロジェクトを活かして「大学生になってスムーズにアクションに移せるようにしたい」っていうのを事前インタビューで話してくれたと思いますが,
これから具体的にどういう活動をするとかは決まっていますか?
(佐藤)大学生になったら,自分が専攻する学問を第一優先にしながら今やっている活動とかを継続しつつ,さらに新しく一次情報を取り入れたりしたいと思います.
(山内)今している活動というのはどういうものですか?
(佐藤)今は,任意団体三つで活動していて,その中には色々な日本とか外国の人もいるんですけど,いろんな地域の人の様々な話を聞きながらオンラインイベントを開いたり情報発信をしています.
(山内)素敵ですね.熊本に来てから大学の先輩が外国人への支援など色々やっていると思うので,それに参加してみるのも面白そうですね.
より実践的に取り組めると目標が具体化されてそこに新たな課題が発見できてそして,新たな目標ができると思うので,佐藤さんの今持ってらっしゃる行動力と今しかない特別な好奇心を大事にしてほしいなと思います.
(佐藤)はい,ありがとうございます.
(山内)それと,今後の活動について大村入国管理センター(以下大村入管)に再度訪問すると書いてあったんですけど,その理由はありますか?
(佐藤)大村入管に行った時にそこに収容されているベトナム人の方とお会いして話すことができたんですね.その方は犯罪を犯したことで在留資格を無くして入管に入ったということを聞いて,今まで私はなんで人が入管施設に収容されるのかを分かっていなかったと気づいて,もちろん入管の中の現状を改善することも大事だと思ったんですけど,話を聞いてから入管に収容される人の人数を減らすことはできないかと考えるようになりました.だからまず,入管に入った理由を聞きたいなと思って,再度訪問したいと考えています.
(山内)なるほど,私も入管についてはすごく興味があって,あそこって政府機関の中でも権力が集中しているなって思っていたので,入管の実態に関心が偏っていたんですけど,事前抑制の部分に着目するのはとてもいいですね.
本プロジェクトを通しての変化
(山内)長崎県出身の佐藤さんは,今回熊本の学生や都内から来た学生と交流することで新しい視点に気づいたりできたと思うんですが,ご自身の中でこの交流を通して変化した点はありましたか?
(佐藤)結構大学生の方がメインで集まっていたと思うんですけど,大学生のうちにできることの幅が広いんだなということに気づいて,大学生になることに対してもっとワクワクしました.
(山内)そうですね.多くの学生が自分の目標を持ちそれに対してアクションを起こしていましたよね.佐藤さんにそう言ってもらえてとても嬉しいです.
(山内)最後の質問なんですが,長期的な目標ってありますか?
ライフミッションや4年後の未来とか
(佐藤)長期的目標を設定することもこのプロジェクトの目標として掲げていたんですけど,残念ながらはっきりと定めることはできなかったので,大学に入ってから見つけようと思っています.
(山内)そうなんですね!これからどんどん見つけていってください.
本日はお時間を頂きありがとうございました.
(佐藤)ありがとうございました.