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なぜ、帽子をつくる仕事?③

前回の続きです。

芸大生になったものの、就職に迷う私。

大学でバイトさせてもらいながら、
色んなことをさせてもらいました。

他の研究室の副手さんと知り合えて専門外の制作体験させてもらったり、
この時期にある程度PCを使えるよう勉強したり、自分で友達のバイト先の
ポスターを作ったり、通信教育で資格を取ったり。

この時にやっていたことが今の仕事に繋がっているなと
あとで分かるのですが、この時はとにかく色んなことをやってみる期間
でした。試行錯誤。自分探し。笑

・シルクスクリーン
・illustrator Photoshop

↑これをやってて良かった。本当に。

大学副手のバイトは期限があります。
3年間だけ。
3年目の時に、実家の経済状況が急変・・・。
晩御飯のおかずがもやし炒めになった時、初めて
バイトじゃダメだ・・・
正社員で働かないと!!!
とお尻に火がついて、就活モード全開になりました。
(やっとか・・・)

その時に見つけたのが帽子卸の会社でした。
これだ!!!ここだ!!!と思い、すぐに
エントリーシートを送って、面接に来てくださいと連絡があり、
ポートフォリオを持って面接に行きました。

この時、かなりの数の応募者がいたらしいと後で聞くのですが、
採用してくれた一番の理由と思われるのは

illustrator Photoshopが使えたから。
会社がちょうどアナログからデジタルに変わろうとしていたタイミング
だった。会社のみなさん、FAXからメールに。サンプルからデザイン画に。
入社した後、全てのデジタル関係の仕事が自分に集中。
ということをこの頃は知る由もない。

・貧乏生活で集めた数々の帽子の画像を面接で見せたこと。
(その帽子がこの会社が作るテイストに似ていた)

この2点が大きかったのでは?と思う。
それにしても、私は帽子に何度も助けられております。
ありがたや~。

なぜ、帽子を作る仕事?の疑問に3記事も書いてしまいました。
長々と読んでくださりありがとうございます!

この後、この会社で死ぬほど働くことになるのだが、
人生でもこの時ほど働いたことはないなと思う。
その話はまた次回で!


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