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高校生の興味関心が大集結! 探究成果を大学生と企業が称賛する「自由すぎる研究グランプリ」とは?

THINKTANQ|シンク探究

「自由すぎる研究グランプリ」は、トモノカイによって今年初めて開催された探究成果の全国大会です。

今年4月下旬から募集を開始した本大会ですが、初開催にして本当に“自由すぎる”作品が全国から集まりました。

本記事では、そもそもの「自由すぎる研究グランプリ」について改めて紹介するとともに、活用できる場面や今後の展望について触れてまいります。

また、現在(2022年7月)は最終審査まで進んでいる本大会ですが、惜しくも審査通過を逃してしまった素晴らしい作品もたくさんありました。
そのため、今後は事務局的に推している作品をいくつかのテーマに分け、筆者の解説とともに記事として取り上げていこうと思います。


そもそも「自由すぎる研究グランプリ」とは?

「自由すぎる研究グランプリ」とは、全国の高校生を対象にした探究成果の全国大会です。

主な特徴は以下の3つ

  • テーマに縛りなし! “自由すぎ”てOK!

  • 過去に取り組んだ探究の成果でも応募可能

  • 全国の大学生と、名だたる有名企業による審査


テーマに縛りなし! “自由すぎ”てOK!

大会の名の通り、探究のテーマは自由に決めてOKなのが最大の特徴。
枠にとらわれない“自由すぎる”テーマで取り組めるのが「自由すぎる研究グランプリ」です。

とはいえ、いくら“自由すぎる”と言われても、逆に制限がなさすぎて迷ってしまう生徒もいるでしょう。
そんな生徒も安心して参加できるように、3つの応募コース(「A.部活動」「B.SDGs」「C.本当に自由すぎる」)も設置していました。
生徒はこの中から好きなコースを選択して応募できます。

ホームページに記載している一例です

また、探究を進めた結果、綺麗な答えや結論がまとまらなかったということもあるかと思いますが、それでも全く問題ありません。本大会では、きちんとした成果よりむしろ、生徒が挑戦したことそのものを称賛します。


過去に取り組んだ探究の成果でも応募可能

これまでに学校で取り組んできた探究成果で応募できるところも本大会の大きな特徴です。

「せっかく一生懸命取り組んだ探究成果なんだから、そのまま応募しちゃえばいいんじゃない?」
そんな感覚で、本大会を活用していただけることが一番の理想です。

実際、「過去に学校で取り組んだ探究成果が学校外で評価されたら嬉しい」という理由で本大会に応募してくれた生徒もいました。


全国の大学生と、名だたる有名企業による審査

「自由すぎる研究グランプリ」は大会ですから、作品について審査があります。
1次審査は、全国の大学生のべ1,000人による投票が行われます。

大学生は、高校生より少し先輩であり、大学という研究機関で常に探究サイクルを回している存在です。そんな彼らからの視点から探究成果について評価がされるというのは、本大会ならではといえるものです。

2次審査、最終審査は、名だたる8社の有名企業が審査員です。

幅広いジャンルの有名企業が集まりました!

エンタメ系企業から、旅行系企業まで幅広いジャンルの企業が審査員として集まりました。

長い時間や相当な労力をかけて取り組んだ探究成果が、企業にも評価されるとなれば、応募した生徒のモチベーションにもつながるのではないでしょうか。

実際、どんな作品が集まったの?

先に述べたように、今年が初開催となった「自由すぎる研究グランプリ」ですが、実際にどんな作品が集まったのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば……

  • ICTを活用し、校内イベントにおける人の動きを制御してみた作品

  • ザリガニの胃石の大きさによる影響の違いを検証した作品

  • 90年代のヒット曲やヒットドラマと時代背景との関連性を探究した作品

  • 小早川秀秋に焦点を当て、関ヶ原の戦いが一日で終了した理由を探った作品

  • 全員リレーで優勝する方法を検証してみた作品

……など多数!

一部を紹介するだけでも、これほどまでに幅広い作品が集まっています。
文系や理系にとらわれず、生徒自身の興味・関心に基づいて行われた探究成果は、“自由すぎる”と名の付く本大会にふさわしい作品ばかりでした。

1次審査、2次審査の通過作品はそれぞれ公式ホームページでも掲載しておりますので、ぜひご確認くださいませ。

また、事務局的に推している作品に関しては、前述の通り、今後記事として紹介してまいりますので、こちらも参考となるかと思います。


本大会を活用できる場面と、期待される効果とは

「自由すぎる研究グランプリ」の特徴を踏まえると、大きく以下のような場として活用できます。

  • 学校外での探究成果発表の場として

  • 探究に対するモチベーション向上のきっかけとして

  • より多くの人から生徒の探究成果が認められる機会として


学校外での探究成果発表の場として

学校内での探究学習における一つのゴールとして、探究成果を校内で発表する場を設ける学校も増えてきました。規模感は学校ごとに様々で、クラスごとに行う学校もあれば、学年を越えて学校全体で行うところもあります。

探究自体、ここという終わりが存在するものではないため、このようにみんなで共通して認識できる一つの到達点があるというのは良いですね。

しかしながら、学校によってはこうした発表会の準備が難しいといった場合もあります。また、学校での発表とは別のどこかで成果発表を行いたいと考える学校もあるでしょう。

そうした場合に活用できる場が本大会です。
これまで行ってきた探究学習のゴールの一つとして、プロの企業人が審査を行う「自由すぎる研究グランプリ」への参加というのがあるのは、なんだかワクワクしませんか。


探究に対するモチベーション向上のきっかけとして

個人が一人ひとりテーマを持って行う個人探究を学校で取り入れている先生方のお悩みとしては、生徒によって探究への熱意にばらつきがあるというものがあります。

もちろん、各人が違うテーマを持って行うものですから、一概に言えることではありませんが、本当に自分の興味や関心から探究を楽しめている生徒だけではないことは確かです。

その一つの原因は、探究が自分からやりたいと思えるものではなく、決まりによってやらなくてはいけないからやっているに過ぎないというモチベーションの低さではないでしょうか。

それに比べて本大会は、探究に対する堅苦しい制限がありません。どんなテーマであろうと、例え探究した成果が綺麗な結論としてまとまらなくてもよいのです。

むしろ、一人ひとりが自分自身で向き合ったという挑戦こそ、称賛するのが本大会です。
こうした場面において生徒は、自分が本当に気になっていることや興味があること、好きなことや調べてみたいことに正直になれるのではないでしょうか。

つまり、この大会へ挑戦することで、本当にやりたいことがわかってくると、結果として探究に対するモチベーションの向上につながるのです。


より多くの人から生徒の探究成果が認められる機会として

学校内での探究成果発表においては、クラスメートや先生、先輩や後輩、場合によっては保護者の方など、色々な人から見てもらうことができます。

しかしながら、あくまで学校内の関係者という意味では、それ以上の広がりは難しいとも言えます。

一方、本大会では先に述べたとおり、全国の大学生や有名企業が審査員として参加しています。

自分への挑戦として出してみた探究成果が、思ってもみなかった企業から評価を受けることもあるという意味では、可能性は無限大に広がっています。

学校内にとらわれない、より多くの人から成果が認められる機会があれば、「私の探究ってこんなに認められるんだ」という自信にもつながるはずです。

まとめ

本記事では、今年初開催した「自由すぎる研究グランプリ」について、改めて概要をまとめてきたとともに、本大会を活用できる場面や、そこで期待できる効果を述べてまいりました。

実際に集まった作品タイトルの一部を見ても、本当に“自由すぎる”という感覚を覚えたのではないでしょうか。

第二回の開催時期などは未定ですが、今後はよりパワーアップして、学校や中高生の皆さんにとって「挑戦してよかった」と思えるような、そんな場を創りあげていきたいと考えております。

また、今回の最終審査の結果は8月末に公式ホームページにて発表する予定です。
どんな作品が大賞になるのか、ぜひ楽しみにお待ちください。

執筆:佐瀬友香(THINK TANQ編集部)


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