
在宅勤務で「集中力」を上げる方法(その10)/空気と集中のはなし
在宅勤務をしている方々に向けて、仕事の生産性や集中力を高める「Deep Think Method」を伝える短期集中型企画。本日は「空気と集中」についてお話しします。
過去の記事はこちらから↓
01「室内照明と集中」
02「視覚と集中」
03「聴覚と集中」
04「触覚と集中」
05「デジタルと集中」
06「時間サイクルと集中」
07「疲れ目と集中」
08「食事と集中」
09「睡眠と集中」
「香り」を使い分けて味方につける
集中力向上のため、香りの活用は古来より続いてきています。最近は手軽に利用できるアロマやお香などもあります。
香りを使用する際には、目的に応じて使い分けをしてください。一般的に、集中時にはローズマリーやペパーミント、リラックス時にはラベンダーがおすすめです。また、休憩時に香りに集中する時間を作ると、心の静かさを保持する「マインドフルネス」に近い効果を得られるという研究もあります。
CO2濃度が高いと集中力は落ちる
香りを活用すると同時に、香りに捉われすぎないよう部屋の換気も重要です。実は部屋のCO2(二酸化炭素)濃度も集中力や仕事のパフォーマンスに影響を与えることが分かっています。
メガネ型ウエラブルデバイス「JINS MEME」を使用した集中力の実験では、男性の場合には「CO2濃度が低く、室温が23℃程度の環境」、女性の場合は同じようにCO2濃度が低く、「室温が25〜26℃程度の環境」で集中しやすいという実験結果が出ています。
CO2濃度については、室内では800PPM以下が望ましく、1000PPMを超えてくると集中や思考が途切れてくるそうです。香りの活用、そして室温コントロールや換気を心がけ、集中に適した環境を保ちましょう。
一人で深く考えるためのソロワーキングスペース。
独自の開発によって生まれた空間で、最高の集中をご体験ください。
自社オフィスだと集中できない、一人の時間を満喫したいという方にオススメです。
↓Think Labについては、以下リンクをご参照ください。
Photo:shutterstock/Kwangmoozaa