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ハニーオレンジの感謝と未来への計画と底なしのBelieveの話

ことしも開催されました桜井えまさんの生誕祭桜井えま生誕ソロライブ「はにーえまいる〜沼2~」を観に、KT zepp yokohamaまで行ってきました!
今回でソロコンは2回目。どんな形に仕上げてくるのでしょうか!とりまおぼえていることとか思ったこととかをメモしておきます。乱雑です。


■開演まで

開演の少しだけ前に到着。さっそく着席。
ハニーオレンジのサスライトで静かに照らされたフロア。舞台上にはセットなし。舞台の背にはモニターも見当たりませんでした。シンプル。客入れBGはガールズポップ。邦楽7の洋楽3といった割合かな。2階から軽く見下ろした限りでは、観客はユニフォームも私服も含めて半数くらいがオレンジ系の服装。ののかまる生誕祭で真っ白だったきのうと比べ、だいぶカラフルなものだ。
で、客入りはほぼ満員と言って良いのではないか。ジロジロ見たわけじゃないけれど、2階の奥の方まで人が詰まっていたように思います。

そして始まる妙にハイテンションな影ナレ。ご本人さまだ!
いろいろとトチったりしながら注意事項を読み上げる沼の主。影ナレとしては65点くらいかもしれないけれど、会場は100点満点に温まった。ちょうどBGでかかっていたのは五五七二三二〇の四味一体。なんだかすごく楽しくなってきた。

19時を迎え会場暗転。いつのまにか出現したモニタにてオープニングムービーがオンエア。楽しげな音楽にのせ、生誕写真の撮影現場でおどける桜井さんの様子。やおら現れた17からのカウントダウンに合わせるように、観客の心がひとつになってゆく。

■開演

開演はebitureから。うっ・おい!うっ・おい!の声を割って「スターダストの、スターダストの、スターダストの、桜井えまです!」と入ってくる主役の声。きのうのあの人と違って、原曲および事務所への帰属意識が高い桜井さん。


M.01 仮契約のシンデレラ

ebitureのアウトロから数秒の間をおいて、聞きなれたチェンバロ系のイントロ。座りの良いこのコンビネーションに弛緩された瞬間、舞台袖からきょうのヒロインが登場。ムラサキのフワフワの衣装をまとった桜井さん。「かわいいアイドル全開」といった佇まい。
そして冒頭の寸劇を一人二役でこなし、生誕祭を一緒に楽しむことを会場の皆さんと仮調印。ちょっとしたコミカルさも見せつつ、会場をどんどん温めてゆく桜井さん。
…ちなみに仮シンは本来えまちコールが入らない曲。ソロで歌えばすべてえまちコールになるじゃん!ということでセトリに入れたそう。後日のスタコミュより。

M.02 金八DANCE MUSIC 

続いて金八DM。冒頭の「AステBステCステDステ…」をひとりで歌い始めると、客席からは軽い笑いも巻き起こる。そのむかし小林さんがひとりでやろうとした結果、最終的に「彩花ちゃーーーーーん!!」って泣きを入れるハメになったやつだ。
エアギターを弾いたりMXCXの文字マネをしたり。間奏のCMでは映像にて生誕商品の「えまいるキーホルダー」をご紹介。ペアキーホルダーなのだけれど、予期せず勝手に合体しちゃうこととかあるらしい。たのしい。

M.03 きっとインフィニティー!

続けざまにインフィニティーズさんの代表曲をカバー。明るく元気な曲調が魅力の楽曲ですが、それよりも特徴的なのが曲中のセリフのやりとりや煽りの言葉たち。やはりこれもひとりでこなしてゆく桜井さん。歌と並行して無理やりどんどんセリフを入れてくる。ラブフラッシュやマイスペシャルチャームポイントといった必殺技と一緒に、会場の皆さんにテンションの高い色々を喰らわせまくるえまちさん。


MC1

ここで小休止。
本日で17歳になりましたー!という言葉に対しておめでとー!と応えるえまふれんず。誕生日当日の生誕祭って良いですね。
で、先ほどのブロックは「え?その曲ひとりでやっちゃうの?」という楽曲を集めたものだったとご本人から種明かし。腹話術で鍛えた表現力はダテじゃなかったぜ。そしていつもの自己紹介でにこーとするえまふれんず。

M.04 結ばれた想い

結ばれた想いを歌う前に、桜井さんは自身の想いをご開陳。
大人っぽい楽曲として、去年はI’ll be hereのソロに挑戦した。同曲が今年の春ツのセトリに入り、毎回メインで歌ったことで、自信につながった。なので今年も大人っぽい曲に挑戦したい…とのこと。
結ばれた想いはゆったりした歌唱がメインながら、所々でラップ調な三連リズムでアクセントを入れる箇所などが出てくるもの。ひとりで歌いこなすのは結構難しいはず。がんばれ!

ただ、この曲は撮影可能ですよとのアナウンスもあって。慌ててカメラを構えちゃうフロアのみなさんとぼく。…というわけで楽曲自体についての感想があまりありません。ごめんなさい。

M.05 僕らの未来計画(703号室)

ここで初めて聴く曲。ミドルテンポながらノリがよくエモい旋律。後ろの画面にはイメージ映像とともに歌詞が表示されており、「いつかの映画のヒーローも笑ってばかりじゃなかったよな」なんてフレーズが胸に刺さってくる。ここまで見てきた桜井さんの姿、およびまわりに見せてこなかったであろう桜井さんの姿と重なるような気がしてグっとくるのです。グッ。
曲のあとの紹介で知ったのですが、これは703号室さんによる楽曲だったんですね。俄然、きょう初披露となるはずの703号室さんによるソロ曲の期待が高まります。

MC2

質問コーナー&Tiktok撮影。
二日前くらいに急にインスタにて募集された質問に回答するえまちさん。
17歳の抱負を英語で言ってくれと聞かれ、「シング・ワーク・タクサン」と流暢な英語で答えるえまちさん。17歳になってやりたいことは歌のお仕事だと答えるえまちさん。えまちさんのことしか見られなくなったというファンに対して、わたしも皆さんのことを考えるようになったので相思相愛ですよと満点の回答をするえまちさん。そしてぼくの質問は読まれませんでした。よかった。
続いて会場の皆さんといっしょにTiktokを撮影。ちかいうちにUPされると思います。

M.06 You're My Only Shinin' Star(青山テルマ)

ご両親からのリクエストによる選曲で、少しゆったりと歌い上げる楽曲。DIVA系とでも言えば良いのでしょうか。桜井さんの歌の真骨頂です。歌詞は恋人同士の関係性を描いたもの。けれどその関係性というものが、ご両親にとってのえまちさんの存在に通ずるのだろうと思えてくるのです。

桜井さんの歌声がステキなのは言わずもがななのですが、例えば楽曲中のちょっとした休符の折り、微笑んだまま優しく目を閉じた一瞬の表情などは更なるステキさん。こうやって演者が音の世界に無防備に身を委ね、音楽と一体になる瞬間。ぼくはその大好きな瞬間に出逢うために、そんな歌を歌うことができる人のライブを観にゆくのが大好きなのです。いまぼくかっこいいこと言いました。

M.07 どんなときも。(井上苑子)

ピアノメインのゆったりとしたイントロに、ちょっとした聞いた事のあるフレーズ。これはおっさんであるぼくでもわかる!槇原敬之の「どんなときも」だ!…と思っていたのですが、トラックからすると井上苑子さんバージョンの方のカバーだったようですね。槇原verは1991年発表。井上verは2017年発表とのこと。
友達やいろんな人への感謝のメッセージとして歌いたかったとのこと。前曲とあわせ、このブロックでは17歳を迎えた桜井さんのリアルな思いがゆったり見られる時間となった気がします。

M.08 春休みモラトリアム中学生

「次のブロックが最後」と告げる主役。えーと応える観客席。いつものやりとり。
ブチあがっていきましょー!という言葉とともにHEREの演奏による聴きなれた勇壮なイントロ。直前のブロックとのギャップに沸き立つフロア。せめぎ合いまくるハニーオレンジな光る棒。世間は9月に入ったけれど、もう季節なんて関係ない。サクラ散ってる場合じゃない。まだまだ声出せるんじゃないですか?と煽る主役。ゾッコンロックオンで一つになる会場。かっこいい側の桜井さんの姿が観られました。

M.09 イート・ザ・大目玉

モラ中から続けざまにラスト曲へ。盛り上がっていきましょう!と叫ぶ主役。素直に盛り上がる会場。
原曲がハモリによって進んでゆくものだということを忘れてしまうくらいに、歌声にパワーを宿らせている桜井さん。ブレイクもかっこよくキマって満点でした。曲終わりには客席から「かっこいーー!」なんて声も上がっていたと思います。

来てくれた皆さんに対してシンプルに挨拶をして本編のステージをあとにする桜井さん。割れんばかりの拍手。お疲れさまでした。

■アンコール

会場が暗転し、間髪いれずに始まる何が何でもなアンコール。
ことしのアンコールの呼び声は「えまち!なでなで」じゃなくて、普通に「アンコール!アンコール!」となりました。去年は去年でおもしろかったけど、今年もやっちゃったら毎年の定番になっちゃうところだった。あぶない所だった。

En.01 Believe

明転。笑顔で現れるえまちさん。衣装は本編といっしょ。
そしていよいよソロ曲を披露する旨を告げるえまちさん。だいぶご緊張のご様子。青春がテーマになった楽曲であること、心に残る曲になればいいなという想いを告げ、歌唱へ。

曲調は明るくノリの良い元気の出るポップス。応援歌かな。AメロBメロサビ大サビとかのオーソドックスなものではなくて、だいぶ展開が多かった印象。初めて聴くとサビがどこなのか迷うかもしれないけれど、メロディラインがとてもきれいだった上に、それを歌いきる桜井さんの技術が優れているので、いろいろ問題なしだと思います。音源で聴くのが楽しみだな。

追記:音源公開されましたー。

En.02 フレ!フレ!サイリウム

そしてホントに最後の曲だとみんなに告げて、ペンライトを手に取る桜井さん。思った通りフレフレサイリウムだ。姉メンたちがももクロさんの背中を見て歌ったこの曲だけれど、桜井さんがまず見た背中っていうのは、まさにその姉メンのことなんだよなと今さら感慨深くなる。大きなステージで踊る先輩たちとはいきなり一緒に立つことになったわけだけれど、そんな細かいことはどうでもよくって。ソロコンで無数のサイリウムが同じリズムで左右に揺れている光景を見たら、思うところがいっぱいあっただろうなと思うのです。
大サビで銀テープが弾けて飛んで、最後の曲は終了となったのでした。

■ライブのおわりに

最後にきょうの感謝の気持ちをスマートに告げ、きれいに終わらせるつもりだったであろうえまちさん。泣くつもりじゃなかったのに涙が流れてきたと、自分でもびっくりされていました。
ハニーオレンジ一色の会場を見て本当に幸せだなと思ったと感想を伝え、そのお返しとして、お見送りでみなさん一人ひとりのカオを見たいとサプライズ発表。沸き立つ会場。
最後にみんなで写真を撮って、会場出口の通路でひとこと感想を伝えたり手を振ったり。お祝いする側もされる側もお互いがにこーとした笑顔で、一日を終えることができたのでした。
盛りだくさんのライブだった!お疲れさま!


■まとめとか思ったこととか

今回の生誕ソロライブ開催の一週間ほど前に、桜井さんはスタコミュだかインスタライブだかで、チケットの一般発売期間が終了してしまうのでどうか買ってほしい!という旨の30分ほどのショートな配信を行いました。
SOLD OUTへ向けてのお願いメッセージ。これはライブでのパフォーマンスに手応えと自信があるからこその言葉だったのか、はたまた売れてくれなかったらどうしようといった心配からくる言葉だったのか。

正直、ぼくは彼女の性格上、4対6くらいで後者の割合が大きかったのではないかと思うのです。でも少し前までの彼女だったら、この比率は2対8とか1対9くらいでもっと大きく偏っていたのではないかと思うんですよね。
今年17歳を迎える桜井さんは、1年間の様々な経験で確かな技術と大きな度胸を身に付け、多くのえまふれんずを惹きつけてきました。数々のライブ、オールスター合唱バトル出演、シアターシュリンプでの熱演、そして初のソロ曲believeのリリース。今回の生誕祭は、活動の充実してきた、とても良いタイミングで行われたものだと思うのです。

だので配信で「チケットを買ってください!」としっかり言い切ったことは、自信と自覚に衝き動かされた部分が大きかったのではないか。ぼくにはそう感じられるのです。事実、きょうのステージでは自信に裏打ちされた、堂々とした揺るぎない姿を観客に見せていました。17歳になって大人の階段に片足をかけたいま。このペースをしっかり保って、どんどん登りつめていってほしいなと思うのです。

最後のMC。
「泣くつもりじゃなかったんだけどなー」と、照れ隠しなのかごまかしなのか、いつもの独特な抑揚で口にしたえまちさん。後味よく心地良く楽しんで終わるつもりだったんだろうけれど、本当は物凄く緊張していたんだろうな、公演を終えて緊張感が一気にほどけたのだろうな、なんて思うのです。のんびりさんでちょっと抜けた風にも見えるんだけれど、思いっきりマジメなんですよね。

マジメだからこそ、ファミリーの皆さんに伝える感謝の言葉の前に、涙が出てきてしまったえまちさん。マジメだからこそ、見に来てくれた人に何かプラスワンのお返しをしたくて、お見送りをしようと思い立ったであろうえまちさん。マジメだからこそ、きっとたぶん「みんな喜んでくれるよね?絶対そうだよね?」と何度も自問したであろうえまちさん。いや、すべてぼくの想像でしかないんですけどね。

ぼくはこの項のはじめに「彼女穂は自信と心配で4対6」とえらそうに評しました。
でも、きょうこうやってみんなをしっかり楽しませたこと。みんなへの感謝の言葉をしっかり伝えられたこと。それを受け取った会場全員の笑顔を見られたこと。このキャッチボールを終えて、彼女の自信はきっと数倍に膨れ上がったのではないかと思います。

決して自信がない人に見えていた訳ではないけれど、今までよりももっと大きな自信が伴えば、きっと桜井さんは今まで以上になんでも出来る人になる。数々のライブ、オールスター合唱バトル出演、シアターシュリンプでの熱演、初のソロ曲believeのリリース、そして生誕祭での成功。桜井さんは、実は何でもできる人なのではないかと思う。この一年で得た物は大きかったはず。このあとの17歳の一年間でも、さらに大きな自信を得て、大きな実績も手にすることが出来るはず。転じて、もっともっと大きな笑顔を見せてくれるようになるはずだ。
そんな未来が強く感じられた生誕祭でした。とても楽しかったです。

桜井えまさん、17歳のお誕生日、おめでとうございます。
今年一年の活躍、それも誰もが予想もし得ないような大活躍を期待しています。そして来年の生誕祭で、さらなるビッグスマイルとご対面できることを楽しみにしています!



それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


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