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完全オンライン採用で新卒入社を決めました。~21卒内定者インタビュー~

ライターの川口ゆりです。この数カ月、オンラインでの採用活動を始めている企業の方も少なくないと思いますが、この度Thinkingsグループのイグナイトアイでも4月から新卒採用を完全オンライン化しました。今回、内定者の田中さんへ「なぜオンラインのみで内定承諾出来たのか」を伺うためにインタビューした内容をお届けします。

対面での選考が可能になった時、改めて自社の採用について、どこをオンライン化し何を対面で行うかという棲み分けや、オンライン化する際のポイントなどを考えてもらうヒントにして頂けたらと思います!

内定者プロフィール:田中 蒼大 
福井県出身。富山大学人文学部で社会学を学び、大学生協学生委員会や塾講師などを経験。2019年に大学卒業後、全国大学生協連合のナショナルセンターに所属し、現在2年目。新卒・第二新卒枠で就職活動をスタートし、2020年5月にイグナイトアイ株式会社に内定、2021年4月に入社予定。

逆求人サイト「OfferBox」のオファー文面がきっかけ

Minako:田中さん、この度は内定おめでとうございます!そして承諾ありがとうございます!今日は、オンライン選考のみで内定承諾出来たポイントは何だったのか、ぜひ伺いたくお時間頂きました。よろしくお願いします。

田中:ありがとうございます。分かりました。思い出せる範囲でお話しします!

Minako:まずは、イグナイトアイに出会ったきっかけを教えてください。

田中:僕は学生時代から大学生協で働いていて、卒業後もそのまま生協のナショナルセンターというところに勤めているのですが、2年の任期が終わるため今年就職活動をしました。大手求人媒体からは、社風までを読み取るのは難しいなと思っていたので、2020年2月から逆求人サイトのOfferBoxを使い始めたのですが、そこで、イグナイトアイ採用担当の城居さんからキャリア面談の機会を貰いました。

Minako:スカウトがきっかけだったんですね。その時、なぜ興味を持ってくれたのでしょうか?

田中:オファーをいただいた時期に、テレビでイグナイトアイの「つながらない権利」が取り上げられたという内容や、社内の様子が分かるnoteのリンクをオファー文面に載せてくれていて。採用HPやnoteの社員インタビュー記事から、皆さん生き生きと楽しそうに働いているんだなと感じたため、キャリア面談を受けてみたいと感じました。

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Minako:note見てくださったんですね!ゆりさん、嬉しすぎますね。

田中:Minakoさんの広報部門を立ち上げた際の記事も拝見し、自分から新しいことにチャレンジ出来る機会も、大企業よりありそうだなという社風も感じられました。

Minako:読んで頂きありがとうございます。

田中:なかなか自分では探しに行かない情報がオファー文面にまとまっているとありがたいですし、見てみようかなという気持ちになります。IT企業では比較的そういった情報が送られてくることが多かった印象です。その他の業界では、自分で検索すれば簡単にたどり着ける内容しかない場合もあり、情報が少なく判断が難しいこともありました。

Minako:今の学生の方は、文章よりやはり動画の方がよいのでしょうか?

田中:僕は文章が苦では無かったです。でも動画の方が雰囲気が伝わりやすいという声は周りでも聞きます。ただ、積極的に就職活動をしていたら、文章が苦手でも読んでみようとなると感じましたし、どちらにせよ情報を取りに行くための材料が提示されることは大事な気がします。

Minako:情報を出しておくことは大事ですね。大変参考になります。

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オンライン選考は、地方の学生には特にありがたい

Minako:大学生の頃の就職活動はどんな感じでしたか?

田中:大学生の頃の就活では、東京で働く選択肢はあまりなかったんです。住む場所としては窮屈そうだなとか、満員電車に乗るのは嫌だな、など当時は東京で働くイメージが持てず。でも、東京の方が様々な人と関わるチャンスも多いし、その後に大学生協の東京の支部に移り東京で働くイメージも出来たため、東京で就職しようと考えました。

大学生協の活動時の田中さん↓

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Minako:今回新型コロナウイルスの影響で、結果的に東京にいてもオンラインでの採用選考になってしまいましたが、オンラインだけで働くイメージは持てましたか?

田中:やはり対面での説明会や面接と比べると、オンラインではオフィスに伺うことで感じられる会社の雰囲気など、得られる情報は減るとは感じます。ただ、学生時代の就活の際には、ここまでオンライン化も進んでいなかったため、富山から東京の企業へ足を運んでいたので、オンライン化が進むことは地方の学生にとっては特に嬉しいのではないかと感じました。

社員とのオンライン面談で働くイメージを持てた

Minako:最初のオンラインキャリア面談において、何か印象に残ったことはありましたか?

田中:セールス部門の山本さんとお話ししたのですが、各職種の話や、ご自身の仕事の話、どういう働き方をしているのか現場の生の声を聞くことができました。山本さんが、働くイメージが持てるように具体的なお話しをしてくださり、志望度が高まりました。

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Minako:山本さんすごい。いつも生き生きとしているんです。

田中:そうですね、それが伝わりました。

オンライン説明会では、基本情報による安心感と社長の登場が印象的

Minako:その後、オンライン説明会で印象に残ったことはありますか?

田中:会社概要や事業内容など基本情報はもちろん、会社の歴史についてどういう道を辿って今があるのか、ということも社長からお話を聞くことができて、働いている人たちのことを身近に感じることができたのは凄く良かったです。

Minako:会社の歴史について、もし社長からの話でなかったとしても、印象は変わらなかったでしょうか?

田中:うーん、そうですね。大企業ではなく発展途上のベンチャー企業に就職する際には、社長への信頼も大切だと思います。 社長の人柄も知ることが出来て「この人についていくんだ!」という思いが生まれたように感じます。

Minako:ベンチャーだからこそ社長が直接お話しする意味がありそうですね。また、入社後の条件や働くイメージに関しては、オンライン説明会でも十分情報を提供できていましたか?聞き足りなかったことはありますか?

田中:年収など入社後の条件面を説明会でしっかり知れたことは安心材料になりました。自分が社会人として働くにあたり「こういう生活水準で生活できそうだな」とイメージできました。欲をいうと、新卒や若手の社員がどれくらいの家賃でどんな場所に住んでいて、どんな風に生活しているのかもっと知れたらよかったです。特に地方出身者は「この給与でどれだけの暮らしができるのか」がイメージ出来ず不安だったりすると思うので。

Minako:若手社員の生活水準ですね。確かに気になりますよね。

企業選びの軸は、なりたい姿からいったん絞ってみる

Minako:企業選びの軸はありましたか?

田中:そうですね、まず理念に共感できるか。また、事業について今どれくらいのシェアがあり、伸びているのかどうか。そして、その企業の事業やマーケットに対して関心を持てるかどうかというあたりでした。それらを軸に最初の山本さんの面談でもお話しを聞きました。

Minako:軸はいつ頃決まったのですか?なかなか決められない方も多い印象なのですが。

田中:自分のなりたい姿として、将来起業したいとかではなく、ビジネスを立ち上げたり、ビジネスマンとして自立したいという想いはありました。そのためには挑戦できる環境が必要だと思い、であれば成長しているIT企業がいいかなと絞っていった感じです。ただ、IT企業がいいというのは漠然とした感覚だったので、まずは絞って進めてみて、もし違えばまた違う業界に広げていこうと考えていました。最初は色んな企業にそれぞれ可能性があると感じて決められていなかったのですが、自分が何をしたいのかや意思を固めないと、面接でも話が出来なかったり前に進めない印象があり、いったん絞ってみました。

Minako:すごいですね。いったん絞って前に進んでみるというのも、ひとつの方法かもしれないですね。

適性検査は、意図と用途を伝えられると親切

Minako:説明会後に適性検査が2種類あったと思いますが、気になったことはありましたか?

田中:イグナイトアイで扱っている適性検査Compassの適性検査と学力検査を受けましたが、それだけで判断しないと聞いていたので、気張らずに受けることが出来ました。

Minako:それだけで判断されないことが事前に分かっていることは、やはり心構えとして変わりますか?

田中:そうですね。大手志向の学生ならしっかりSPIのような適性検査対策もしていると思うのですが、自分にもチャンスが回ってくるような環境として大手でない企業などを選ぶ学生の場合は、そこまでしっかりと対策もしていない人が多いと思いますし、適性検査などで足切りせず面接や人柄で判断して欲しいと思っている学生は、その一言だけで救われると思います。適性検査の意図や用途が分かるとより安心して選考に進めるかもしれません。

面接官に合わせた質問の準備が出来たことでしっかり疑問を解消

Minako:最初のオンライン面接で、印象に残ったことは何でしたか?

田中:最初の面接はマーケティング&セールス部門統括役員の森田さんでした。最初の面接官はこういう人です、と城居さんから簡単に教えて頂いていたので心構えができましたし、セールス職に絞って面接当日にどんな質問をしようかまとめるなど準備ができました。

HRTechサービス提供者として、想いを持った企業の人事の方と接する機会が多いことを伺えましたし、また、そういった人事のお客様と接する上での心構えや、イグナイトアイのファンをどうやって作るのかという部分を丁寧に説明頂いたのが印象的でした。オンライン面接であっても、「こんな人と働きたい!」と感じられたほど、熱量が伝わってきたことはとても大きかったですね。

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Minako:オンラインでも熱量が伝わったことは単純に嬉しいですね。一次面接の結果が出たのはいつ頃ですか?

田中:その場で、次に進んで下さいと言っていただけました。日程調整もその場でやってくださり、「次の面接官はどのような方ですか?」という質問や、次の面接で伺うカスタマ―サクセスの仕事についても伺えて良かったです。自分が聞きたいことを聞けるような雰囲気でした。

Minako:その場で合格だったのですね。その後2次面接では、印象に残ったことはありますか?

田中:カスタマ―サクセス部門統括役員の鈴木さんだったのですが、組織の中では部門間の繋がりが大事で、自分の仕事が会社全体の中でどういう価値があるかを意識しながら働くことが大切だと考えている。というマインドのお話が印象的でした。ここで働けば、自分のなりたい姿に近づけるかもという感覚になれました。

Minako:その後、最終面接時点では、入社志望度はどれくらいだったのですか?

田中:もし内定を頂けたら8~9割くらいは入社したいとは思っていました。

Minako:最終面接前にそこまで志望度が高まっていたんですね。一番志望度が上がったきっかけなどありましたか?

田中:最初に山本さんとの面談で働くイメージが持てて、感覚的に「いいな」と感じられたのですが、その後の選考で「いいな」と思った感覚をひとつずつ言語化出来て、疑問点を解消しながら働くイメージが具体的になっていったと感じています。なので、これという決め手ではなく、選考ひとつひとつを通したコミュニケーションによって徐々に志望度が高まったという感覚で、内定を頂いた時には「この会社に決めよう」と思えました。

Minako:全員で魅力を伝えられたという意味で、一番嬉しい感想です。社長との最終面接では、何が印象に残っていますか?

田中:正直緊張してあまり覚えていないのですが、笑 最終面接前に城居さんから「最終面接でどういうことを聞きたいですか?」と質問を受けていて、会社がどう大きくなっていき、今後どんなチャンスが生まれるかについて伺いたいと伝えていたので、それらが聞けたことは良かったです。

Minako:会社全体の方向性について、社長から直接聞けたことがよかったのですね。

田中:各面接で、どのような立場の方が面接官か事前に伺うことができたため、それぞれに質問したいことが準備できたことはありがたかったです。

Minako:面接中は質問する時間は多かったのですか?

田中:だいたい最初の20~30分で自分のことについて知って頂き、後半30~40分で会社や仕事についてお話し頂き、僕から質問をしました。自分の疑問をその都度しっかり解消できるようなコミュニケーションが出来た印象です。

選考の合間に人事のサポートが入ったことが安心感に

Minako:城居さんとは選考中どのように関わっていましたか?

田中:城居さんは採用担当者ですがとてもフラットに接してくれていたので、質問などもしやすかったです。もし自分の聞きたいことが面接で聞けなかったとしても、解消できるかどうかは採用担当の方の雰囲気次第だなと思いました。

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Minako:城居さんの関わり方も選考を進める上で重要ですね。

田中:はい。基本的にマイページ上でのやりとりでしたが、説明会後には城居さんからフォローの電話があり、現時点で何の職種に興味があるか聞いてくださり、セールス職と答えたので、最初の面接はマーケティング&セールス部門統括役員の森田さんで設定して頂けました。

最終面接の前には、採用担当の城居さんとお話しし、これまで面接で触れられなかった幼少期からの自分の人生の話などをより深く聞いて頂けたと感じましたし、内定をもらった後に待って頂くことが出来るのかということも伝えられ、「もし迷った場合はすぐに決めるのではなく迷っていいですよ」と言っていただけたこともあり、安心して臨めました。

Minako:必要なタイミングでしっかりお話し出来ていたのですね。

オンライン化で気になる雰囲気やクチコミサイトについて

Minako:最後に、オンラインでは企業の雰囲気などが見えづらいという声も聞きますが、そのあたりはオンライン選考で解消できましたが?

田中:どういう環境や、どういう人と働くかは自分の中でも大事な軸の一つですが、少なくとも面談でお会いした方々で「なんとなくこういう人たちが働く会社なんだ」という雰囲気が見えてきたと感じますし、みなさんの印象が良かったので決められました。オフィスなどは内定後に見せて頂くでもいいかなと思えました。

Minako:接触出来た社員が全員いいなと思えたので、判断できたということですね。もし希望すれば他にも社員面談が出来たと思うのですが、特に希望されなかったということですよね。

田中:そうですね。選考を進む中で自分の気持ちも固まっていったので、特に希望しませんでしたが、面談機会を用意して頂けていることはありがたかったです。

Minako:ちなみに、クチコミサイトは見ましたか?

田中:見ました。ただ、それが決め手になったことは無かったです。今の状況とは違うかもしれませんし、参考程度にしました。ベンチャー企業などはクチコミ件数も少ないですし。疑問などがあれば面接の場でぶつけようと思っていました。

Minako:オンライン選考で、その他特に困ったことはありましたか?

田中:オンラインだから困ったという感覚はありませんでした。強いていうなら、自分のネット環境が気になったくらいでしょうか(笑)

さいごに

Minako:詳しく思い出して頂きありがとうございました。最後に、来年の入社後には、どんな風に活躍していきたいか教えてください!

田中:どの職種に就くかが分からないので少し難しいですが、イグナイトアイを通して出会う、顧客の方や社員の方など様々な人との関わりの中で、知識や経験を深めながら自分のできることの幅を少しずつ広げ、市場価値を高めていけたらいいなと思っています。将来的にはチームのリーダー的なポジションになってみたいなという想いはあり、チームのメンバーと一緒に成長しながら、会社の成長に繋がるような仕事をしていきたいです。

Minako:田中さん、ありがとうございました!入社を心から楽しみにしています!

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今回は、内定者として、オンライン選考の経験談をたっぷりとお話していただきました。これからの自社の選考でのオンライン活用を考えてもらうヒントにして頂けたらと思います!

次回の記事もお楽しみに!

取材・文 / 川口 ゆり
編集・写真 / Minako 

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