凄い人は、だいたい頑張ってる

まぁ、誰とどう比べても良いのだけど「凄い人って、すごく頑張ってる」ことが多いよね、とは思うわけですよ。(かつて、すごく頑張ってた、も含まれます)

ここでのポイントは、本人が「頑張ってる」と思ってるかどうかは問題ではなく、時間や工数を普通の人より投下してるケースが多い、ってところです。

精神的な話、つまり感情や態度がどうかではなく、物理的な話、つまり勉強や仕事にまつわることにどれだけのエネルギーを投下しているか、が大事なのです。

苦じゃないこと、をしている人は強い

同じことをやるにしても、それを「つらい」「いやだ」と思いながらやっている人と「楽しい」「面白い」という風にやっている人だと、後者の方が、多くの時間・工数を投入しやすいと言えます。

当たり前ですよね。ゲーム好きが楽しくゲームをしているのと、ゲーム嫌いが市場調査のためにゲームをしているのとを比べたら、どっちが、多くの時間・工数を投下しやすいかは自明です。(※僕のように市場調査が楽しくて仕方ないため、対象物がなんであっても、普通に没頭/没入できてしまう、という人もいますが、まぁ、レアケースでしょう。)

つまり「苦じゃない」と感じている人の方が、「努力している」と感じている人より、投下エネルギー量が増加しやすいわけです。(言い換えると、「努力していると感じている人」よりも「楽しくて没頭している人」の方が、投下エネルギー量が多くなるケースが多々ある、ということになります)

成功者≒投下エネルギーがデカい人

世の中には、天才がいます。天才は、投下したエネルギーがどれくらい大きいかに関係なく、大きな成果を生むことがあります。

しかしながら、「天才と呼ばれる人」の大半は、投下エネルギー量はめちゃめちゃ大きかったりします。

スポーツ万能な人は、特定のスポーツに関しては初心者であったとしても、身体を使うことに関しては、膨大な時間を投下していたりします。

処女作で大当たりした!という小説家は、小説を書くまでに、膨大な本を読んでいることが多いです。こどもの頃から、延々と、絶え間なく。

しかし、天才は、そういった経験の蓄積活動を「努力」とは感じていません。楽しんで経験を積みます。その結果、膨大な投下工数に裏付けられた実力が身についていきます。

成功した人は(本当に、ごく一部の例外を除いては)、余人には想像すらできない、尋常ならざるエネルギー投下を経験していると考えて、まず、間違いありません。

成功者をうらやむ前に、努力しよう

成功者をうらやましがるのは簡単です。でも、彼らは努力を(特に努力であるとも思わずに)しています。

もし、彼らをうらやましいなと思うのならば、まずは、その10分の1、100分の1のエネルギーを投下してみましょう。

僕たちのような凡人にとって、それは「努力」です。もし、僕たちが天才ならば、何の苦も無く、大量のエネルギーを投下していたはずなので、現時点で、なんらかの差別性が身に着いていないのならば、おそらく、天才ではないんです。

それを嘆いても仕方ないので、僕らは、ただ、ひたすらに「大量のエネルギーを仕事/勉強/研究に投下し続ける」のみです。

1万時間の法則とかいう言葉もありますが、何を目安にしても構いません。ただ、「天才が投下した、信じられない量の時間・工数」の、何分の一かを目指して、とにかく邁進するのです。

まず、一歩、自分の脚で踏み出す。話はそこからです。

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