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子育ての目的(続き)

前回、考えて仮置きした子育ての目的。

しっくりこないというよりも、まだ先がありそうな感じがするので、
もう一段階掘り下げて、探していくことにした。

応援の形

「子育ての目的は、子どもを応援するということ。」

前回、これを子育ての目的として仮置きしてみた。

でも、応援しないで子育てする人っていませんよね?

いい学校を卒業して欲しい。
こんな仕事について欲しい。
こんな人生を歩んで欲しい。

様々な願いを持って応援していることでしょうね?

とはいえ、一言、応援すると言っても、
その応援のやり方は人それぞれ違いますよね。

向かう先を示し続ける形だったり、
道からはみ出さないようにする形だったり、
後ろから見守って後押しする形だったり、
他にも、横にいて併走する形かもしれない。

これだけでもないででしょうし、様々な形があることでしょう。

応援の形は、人の数だけあると思います。

応援する人とやること

ところで、応援する人と聞いて、どんな人をイメージするだろう?

サッカーや野球といったファンとして応援している人。
マラソンや駅伝で、沿道で応援している人。

そういうのが浮かんでくる中、
自分が出てくるのは、昭和な応援団のイメージ。

太鼓を鳴らして、旗を振って、学ラン着て、手を広げ、大声で叫んで。
そんな応援をしている人のイメージが思い浮かぶ。

『フレフレ少女』、『アゲイン!!』、『名門多古西応援団』等
漫画やドラマ映画でも描かれている様に、
同じイメージを持つ人も多いと思う。

そんな応援団で応援する人は、
何かの大会に出場して勝つというよりも、
大会に出場している人を後押しする存在。

なのに、

運動部並みに走ったり、トレーニングしたり、
と、体力の限界まで練習の限界に挑戦していくイメージもある。

そもそも、
人の応援をするのに、なんでそんなに体力の限界に挑戦するんでしょうね?
単純に上下関係の問題なのか...?

これの一つの答えを、コーチングを学ぶようになって、感じたことがある。

実はコーチも応援する人。

コーチは、クライアントとなる相談者が
クライアント個人として、組織の一人として、家族の一人として
クライアントが豊かな人生を送ることを応援している人という面がある。

だからこそ、

コーチはコーチ自身がの人生を豊かに生きようとしている人。

人が豊かに生きようとしている応援をしているからこそ、
普段から自分も豊かに生きようとしている人だったりする。

応援する人は、自分を使いながら、人の応援もしている人。

子育てするときの子どもとの関わり方

もう一つ気になっていること。

それは、

人は子育てする時の子どもとの関わり方を
どうやって学んだのだろうか。

人が何かを学ぶ時、多くの人は体験することで学んでいく。
そうやって体験したことを元に、意識的に、無意識的に選択し、
更に体験を深めていく。

なので、

子育てをするときの子どもとの関わり方は、
子育てをしながら学んでいく。

と考えるけど、本当にそれだけなのかな?

じゃあ、子どもがいないと子どもとの関わり方は学んでいないのだろうか?

兄弟姉妹の子どもと関わることで学んでいくこともあるだろうし、
近所の子どもと関わることで学んでいくこともあるだろう、
小さいこと、弟や妹と関わることで学んでいくこともあると思う。

更に、その前に学んでいるとしたら。


自分が受けた子育てされた体験や
周りの人から関わってもらった体験。

そこで感じていた、快、不快の感情が、
自分が子育てするときの子どもとの関わり方の基となる。

子育ては、自分が受けた子育てを基に
これが良かった、もっとこうしたかったという気持ちから、
自分の子育てに関わっていく。

そういう流れていくつながりがあるんでしょうね。

子育ての目的を改めて考える

子育ては、

子どもの未来のための応援をすることでもあり、
自分が子育てされた経験、
その経験の中で感じた快・不快の感情を基に、
今、目の前にいる子どもに関わっていくことなのでしょう。

そういう、いまここの関わりを繰り返しながら
次の世代、その次の世代に伝えていく循環の一部。

ということなんでしょうね。

そういう循環を伝えるためには、

自分が愛から選択しているという行動で接することが必要ですよね。
自分が出来なかったことや、べき論で等の頭で考えている行動よりも、
自分が愛から選択したっていうこと。

そして、

その伝えた愛は、
受け取っているかではなく、伝わっていることを確認する。
受け取るかどうかは、受け取る側の自由。

自分が伝わっていると思っていても、
伝わってないことは往々にしてあること。

なので、少しでも伝わるようにように手を変え品を変え
自分なりの愛からの行動で愛を伝えていく。

だって、お互い愛を伝えたい、愛を欲しいって思っているんですもんね。

後は、そうやって伝えたことを喜ぶ。

自分に伝えられたこと、伝えられなかったこと。
そういうことを踏まえて、また自分が愛を伝えていく。

子育ての目的は、自分なりの愛を伝えていくこと。
そして、愛をが伝わっていることを認識すること。

なのかなと思います。


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