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家族の関係性を創るという話

「家族の関係性を創る」という言葉をよく使う。

関係をつくったから家族になっている訳で、
更に何をつくろうとしているのか?

そんな家族の関係性を創るということについて考えていること。

関係性の意味

そもそも「関係性」という言葉。その意味はなんだろう?

『関係性』という言葉の意味をネットで探すと、
“関わり方、関係の度合い” という説明が出てくる。

自分も『関係性』をパーソナルスペースを例にして説明することもある。

とはいえ、

ここで言いたいこととは異なる。

ということで、ここで言いたい意味を定義していく。

周りの人との関係性

例えば、何の恣意も無く周りにいる3人の人を思い浮かべてみる。

会社や一緒に仕事をしている人、友人、知人等々出てくるかな。

それぞれ、Aさん、Bさん、Cさんとして、
それぞれの人との関係を考えてみる。

Aさんとの関係はどんな関係だろう?
Bさんとの関係はどんな関係だろう?
Cさんとの関係はどんな関係だろう?

心地よい関係、
一緒に居たくなる関係、
いらついてしまう関係、
そっけない関係、
ビジネスライクな関係、

それぞれによって異なる関係がある。

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自分という人は一人だけなのに、
関わる相手によって、関わり方が異なる。

それは、その人に対しての、
好意、苦手意識等の気持ち。

そういう、それぞれに対しての気持ちから、関わり方が異なってくる。

このような関わり方は、
小さいときに家族や身の回りの人との関わりから
身につけてきたこと。

その関わり方を関係性として捉える。

ということで、
ここでいうところの関係性とは、
人が、ある人に対してする気持ちの関わり方や振る舞い
としておく。

関係性は双方向

その人に対する関わり方や振る舞いは、
一方的なものであり、双方的なものである。

例えば、

おどおどした関わり方は一方的と捉えることができるが、
相手からのはっきりしろという関わりが誘発されて、
双方的な関係になる。

その人その人に対する関わり方、振る舞いをしていること。
それはお互いに起こっていること。

なので、
一方だけが嫌だと思う気持ちを感じているとき、
実は相手も感じている。

もし違うとしたら、どちらかが気晴らしが上手いのかも。

関係性で起こっていることは、
一方的なものではなく、双方向なもの。

一方だけに起こっている訳では無く、
お互いにそれぞれ起こっている。

関係が心地良く無い

関係が心地良く無いのはどんなときだろう。

仕事での方向性の違い、
舅・姑のことを話すとき、
介護のことを話すとき、

大事な話のときだけでも無く、

普段のご飯のこと、
日常のゴミ出しのこと、

日常の話をしたときに、心地良くない時がある。

関係が心地良くなくなるタネは、日常にいくらでも潜んでいる。

心地良くないときは、
普段なんとも思ってないことが、問題とされてくる。

そして、積み上げられていく。

そうならないように、気晴らししていきましょ。
音楽、散歩、スポーツ、ダンス、瞑想、ジャーナル、何でもOK。

心地良く無い関係から生まれるもの

心地良くないとき、相手とはんな関わり方をしているだろう。

必要な要件を端的に伝えるだけ。
話をただ聞いてるだけ。
逃げるように離れたり。

そんな関わりが増えているかも。

長い時間話さないようにすることで
もっと心地良くない気持ちを増やしてないかな。

そんな時の会話は、誰に焦点が向いているだろう。
自分や今ここに居ない人かな。仕事相手のことかも。

相手に焦点が当たってない会話の中では、
それぞれ、別々の行動が生まれている。

腑に落ちてない行動は、コトとして物事は済んでも、
気持ちは心地良く無いまま。

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そんな心地良くない気持ちを持ったままにならないように、

一端、自分の気持ちの中から抜けて、相手と話してみる。

相手に対する期待、苦手意識、負い目、等々を横に置いて、
お互いニュートラルな気持ちの中で話をする。

お互いがニュートラルな気持ち・感情になったところから、
自分達の行動を考えていく。

そうやって一緒に考える行動は、
お互いが腹落ちした納得解の行動へとなっていく。
当初考えていた行動と違っていても。

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関係性を創るということは、
お互いニュートラルな感情のところから、
お互いの納得する行動を考えていくこと。

そういうことが、日常的にできる関係を創っていく。

家族との関係性

家族に対して、どんな気持ちを持っているだろうか?

大事にしたいという気持ち、
言うこと聞いて欲しいという気持ち、
面倒だと思う気持ち、
後回しにしたい気持ち、
他の人に任せたい気持ち、

様々な気持ちが見つかってくるのでは?
そして、常にその気持ちだけで接しているわけではないことも。

つい言い過ぎてしまったり、逆に言わなかったり。
気持ちがあるからそんな態度をとっていることも。

ポジティブな気持ちも、ネガティブな気持ちも、
どちらも大事な気持ち。

家族の関係性を創るというということ

家族にも関係性がある。

関係を作ったので、夫婦という関係になり、
子どもができたりするわけなので、
もちろん仲良く...。

っていけば良いのだろうけど、
日常の生活の些細なことなど、相違が出てくる。

食事のおかず、ゴミ出し、洗濯もの、勉強のこと。

小さなことを積み重ねて言ってる中で、
対立構造が形成されることになる。

・全員が対立する構造
・一人対その他の人の対立構造
・対立している人と中立の人
・対立している人と、関係無い人

そんな対立構造には、いろんな構造がある。

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これらの構造の対処には、
個別に話したり、全員で話したり、様々なアプローチがある。

何も話さないで、心に留め置くというアプローチも。

家族にも関係性があるので、
お互いの感情的にニュートラルなところを探して、
家族自身にとっての納得解を探しにいくことが大事。

それぞれがニュートラルな気持ちのなかで、
自分を含めた家族の未来を創っていく。

一度決めたことが変わることもOK。
都度都度話しながら決めていく。

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ニュートラルだから、
その時々の納得解で一緒に進んでいく。

そうやって、ニュートラルな関係を創っていく。
大事な家族だから。






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