UXデザインで考える!〜家計簿アプリで始める簡単DX〜
日常にある小さな悩みをUX(顧客体験)視点から考えていこうと思います。
今回のテーマは
「UXデザインで考える!家計簿アプリで始める簡単DX」
ということで、最近何かと話題のDXについて解説したいと思います!と言っても「そもそもDXってなに?」「私には関係ない話でしょ?」となる方もいらしゃると思います。そこで今回は身近な悩みを、DXによって解消しながら説明していきたいと思います。
そもそもDXって何?という問いに最初に答えておきましょう。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、デジタルを使い今までかかっていたコスト(作業にかかる時間や手間)を減らそうとする試みのことになります。
今回は「家計簿をつけるがめんどくさい」というお悩みに対して、DX(デジタルトランスフォーメーション)によってどのように解消するのか、UXデザインの視点から考えていこうと思います。
※DXはいいから具体的なやり方を知りたいという方は、「1. 家計簿アプリをダウンロードする」から見てください。
はじめに
まず初めに話しておきたいことは、DXは手段だということです。DXを目的のように勘違いされている方が多いように感じることもありますが、あくまで手段です。
例えば今回の家計簿アプリを使ったDXによって、「家計簿を書く時間が必要なくなる」「何にお金を使っているか手間なく把握できる」ようになります。では書く時間や把握する手間がなくなったら「何をしたいですか?」
この答えがDXを行う目的になります。そしてこの目的を達成するため手段としてDXによるコストの削減という方法があるのです。
まとめると、DXは「○○○がしたいから、DXによってコスト(時間や手間)を減らしたい」であったり、「DXによってコスト(時間や手間)が減るから、XXXしたい」といった、何かをしたいという欲求や願望を叶える手段として存在しているということになります。
この欲求や願望は個々人で違うと思うので、それぞれ何をしたいかを考えて見てください。小さな理由でも十分だと思います。
さてここからは、家計簿アプリで始める簡単DXの具体的なやり方について説明していきます。
1. 家計簿アプリをダウンロードする
まず最初に家計簿アプリをロードして、会員登録をしましょう。
私のおすすめのアプリは「Money Forward Me」と「Money tree」になります。
他にも家計簿アプリはあるので、必要な機能が入っているのであれば、お好みのアプリを選んでいただいて大丈夫です。
【参考】アプリに必要な機能
・銀行口座連携
・クレジットカード連携
・手動での費目入力(※今回の話で直接は関係ないです)
2. 銀行口座を連携する
家計簿アプリが準備できたら、次は銀行口座を連携していきます。連携にはオンラインバンキングの登録が必要になります。オンラインバンキングを登録されてない方は、口座をお持ちの銀行のホームページから案内をご覧いただき、登録を進めてください。
「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」のオンラインバンキングページのリンクを載せておきます。
オランインバンキングの登録が完了したら、アプリの設定画面から連携させてみましょう。
3. クレジットカードを連携する
次にクレジットカードの連携になります。クレジットカードには利用状況や支払い金額を確認できる、オンライン上のマイページが存在しています。連携にはマイページの情報が必要になりますので、もしマイページの登録を行っていない方は、各クレジットカードのHPからマイページ登録をおこないましょう。
こちらもいくつかのクレジットカードのマイページリンクを置いておくので、参考にしてみてください。
また、もし使っていないクレジットカードがあれば解約してしまうのもお勧めです。管理しやすくなるというメリットだけでなく、効率的にポイントを貯められるようにもなります。少し話が外れてしまいますが、クレジットカードは利用額に応じてポイントが貯まる仕組みになっていることが多いです。例えば楽天カードで貯まる楽天ポイントなどです。複数のクレジットカードを使うよりも、一つのカードに集約した方が、より多くのポイント還元を受けることができます。
4. その他サービスを連携する
銀行口座とクレジットカードを連携できたら基本的には十分だと思いますが、家計簿アプリには他にも連携できるサービスがあります。
・ポイントカード
・証券会社
・携帯
・保険
・ICカード
などのサービスとも連携できるので、家計簿アプリを使いながら連携したいサービスを、見つけていただければと思います。
まとめ
「UXデザイン視点から考える!家計簿アプリで始める簡単DX」いかがだったでしょうか?
すぐに連携できるサービスもあれば、申し込みが必要なサービスがあるなど、連携したいサービスによっては、時間がかかるものもあるかと思います。しかし初期設定さえしてしまえば、あとは全て自動でやってくれるというのが、今回ご紹介した家計簿アプリを使ったDXの最大のメリットです。
・家計簿をつける時間を減らして、のんびりする時間を増やしたい
・無駄遣いをしてる分で、旅行にいきたい
・将来に向けて計画的に貯金したい
このような何かしたいという欲求や願望が、めんどくさい初期設定をやり切る原動力になると思います。まずはなんのために行うのか、そこを考えてみると楽しく進められるかもしれません。
コロナ禍で家にいる時間が長くなっている今、まずは暇つぶしがてらやってみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?