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たった一発で絶望へ…それでも希望はある！Bellator272 セルジオ・ペティスvs堀口恭司

大島恭平@格闘技と演劇と雑談

本日、Bellator272のメインイベントとして、セルジオ・ペティスvs堀口恭司のBellatorバンタム級タイトルマッチが行われました。

日本人の期待を乗せて、北米MMA団体のベルトを取りにいく堀口。
日本の格闘技ファンは当日、この試合が始まるのを今か今かと待っていたことでしょう。自分もその一人です。

この試合以外もあったのですが、気が気じゃなく全然集中できなかったので、感想もメインのみで失礼します。

今回はU-NEXTでの配信ということで、画面前に張り付いて試合を待っていると、
メインカード第2試合前に、
来年2022年にバンタム級ワールドGPの開催が正式に発表されました。
そしてそのメンツには、本日メインイベンターのセルジオ・ペティスと堀口恭司に加え、ランキング1位のフアン・アーチュレッタ、2位のラフィオン・スタッツ、3位のパッチー・ミックス、4位のマゴメド・マゴメドフ、5位のレアンドロ・イーゴ、6位のジェームス・ギャラハーの合計8選手の参加が発表された。

戦績だけみても全員化け物ですね。
そして優勝者には賞金１００万ドル！加えて３試合分のファイトマネーだからこれに優勝すればかなりの額を稼げます！MMAドリームといった感じがあるのも北米ならでは！

これにより、堀口のBellatorの継続的な参戦が確定しましたね。

そしていよいよメインイベント！

メインイベント　
ベラトール・バンタム級チャンピオンシップ　5分5R
セルジオ・ペティス（王者)
vs
堀口恭司（挑戦者）

堀口は現RIZINバンタム級王座で、今年9月にBellatorへの継続参戦を発表。そしてBellator初戦で自身が怪我により返上したバンタム級のベルトを取り返すために。
セルジオ・ペティスはlfa王者、UFC、Bellator3戦目でアーチュレッタとのタイトル戦に勝利して王者に。初防衛戦。

試合開始のブローブタッチの際に堀口がペティスの肩をポンと叩く。これは朝倉海戦を彷彿とさせる。
1Rは堀口がサークリングしながらのカーフキックで攻めて、ペティスも右を合わせる。中盤から堀口がニータップからのテイクダウンを成功しケージでの攻防へ。ペティスも上手く立ち上がりスタンドに戻る。堀口はカーフキックと飛び込んでのパンチを何個かだし、ペティスはプレッシャーをかけるも手は出さずに様子をうかがい1R終了。

2R初っ端に堀口が放ったカーフが効き、ペティスの意識が蹴りにいったところに堀口がテイクダウン。パウンドを狙うが逆にペティスに腕を狙われるも逃れてバックに回りパウンドを打つ。2R中盤にペティスの蹴り上げで堀口がカットする。

3Rからペティスが前に出始めるも、それに合わせて堀口がテイクダウンしトップキープでパウンド。バックに回って終始グラウンドコントロール。

4Rもペティスは前に出て打撃をしかけるが、これまでと同様に堀口がニータップのテイクダウン。ここで客からのブーイングが入る。堀口もグラウンドに固執せず、スタンドの展開に戻す。立ち上がりペティスがパンチを振りながら距離を詰め、堀口が組み付き突き放した瞬間に、ペティスが右ハイを放つ。堀口はハイキックを交わすが、ペティスはそのまま回転しながら右のバックハンドブローを放ち、その拳が堀口の顎先を捉えて大の字でダウン。ペティスが追撃しようとしたところにレフェリーが止めに入り試合終了。
セルジオ・ペティスの4R TKO勝利。

まさかの裏拳一発で堀口恭司がノックダウンで逆転負け。
リアルタイムで見てて、『えっ…』とマジで一瞬過ぎて思考が追いつきませんでした。1.2.3Rは明らかに堀口がラウンドを取っており、堀口がブーイングを気にせずに4.5RもKO負けだけしないように気をつけてテイクダウンを徹底すればが判定勝ちでタイトル奪取できた…くそぉ！！！

っと、めちゃくちゃ悔しい気持ちになりました。

あと結果論になりますが、全体的には堀口が圧倒してましたが、確かにずっとペティスが不気味なくらいに手を出さずに堀口の隙をずっと伺っている感じで、ここぞという時にバックハンドブローを決めるあたり流石は化け物揃いのバンタム級でチャンピオンになるだけはあるなと。

ツイッターのタイムラインもこの現実をみんなしばらく受け止め切らていない様子でした。

それでも希望はある！

今回の堀口恭司の敗戦はかなりショックであり、衝撃的でした。

しかし、KO負けする寸前までは現チャンピオンに対してテイクダウンで確実に試合をコントロールしていたし、最初に発表された通り、これから堀口はBellatorバンタム級ワールドグランプリへの参戦が決定している。

今回は負けてしまったが、このグランプリで優勝して全て掻っ攫って欲しい。

堀口恭司の物語はここからまた始まります！！

今回はこの辺で！

お疲れ様でしたー

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