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エッセイ

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私が書いたエッセイ的なもののまとめです。
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2020年8月の記事一覧

兄は薫、私は匂宮

巷では「香水」という曲が流行っていて、radikoでNACK5を流していれば、一日一回は必ず、ドル…

私は追う、木曾義高を。

小学校の高学年くらいから中学の三年間くらいまで、私は、ティーンズハートとかコバルト文庫と…

やましいたましい

人は、見せたくない部分を隠したくって、まるでうまいことそれを利用したつもりで、自分に一枚…

お星さまの音楽をあげるよ

従姉のMちゃんは、確か5つくらい上のお姉さん。 うちの母方のきょうだいはちょっと複雑な家…

童謡を未来まで繋いでいきたい

私が、ポプラ社 こどもの本編集部さんによる「こんな学校あったらいいな 」の企画へ応募する為…

誰かの心の幼子へ

ポプラ社 こどもの本編集部さんの、「こんな学校あったらいいな 」の投稿ピックアップに、私の…

「ゆるされたい」

「赦す」ということが、人をラクにするという。 「赦す」という言葉には、ゆるめるとか、手放して自由にするとか、そういった意味もある―っていうことを、きのう自分が書いた記事でも話したけれど、誰かを赦すことで、自分を縛っていたその人からの「呪い」を、ゆるめることができるのかも知れない、なんて思う。 勿論、赦せないことだってあるに決まっている。たとえば池袋のあの凄惨な事故のことなぞ、被害者の身内でもない私ですら、犯人を赦す気なんて毛頭ないもの。 ただ、私自身の過去については、正

「ゆるす」

いっときは、母と縁を切っていた。戸籍すら抜いてやろうかと思っていた。 けれどもいろいろと…

愛の見える場所

「これ、いい曲だな」、助手席に乗った従兄が言った。我が家の小豆色のタントの中では、私と夫…

埋めようと焦がれて沈む

Twitterで「#人生で300回は聴いた自信があるアルバム」というハッシュタグを見かけた。すぐに…

私という物語の主人公

Twitterを見ていたら、先日少し話題になっていた母校を買い取ったJKの件と並べて、こちらの記…

スプートニクのくれたもの

世界初の人工衛星の名前は「スプートニク1号」だったそうだ。ロシア語で「付随するもの」、惑…

命はせせらぐ

先日、川へ行った。ひと気のあまりない所だ。そこで釣りをした。九ちゃんという練餌で、小さな…

私の持っている魔法のルージュ

マスクが必需品になって、リップ類の消費が(個人的には)減った。 ティントリップを使ってきちんと唇に色を乗せて過ごしている人も多いと思うけれど、ちょっと色付きのリップを使うとすぐに唇が荒れてしまう私は、ティントにもちょっと抵抗がある。私の唇には向かないんじゃないのかなって(勿論、荒れないのも探せばあるんだろうけれど)。 さて、私は経済的な事情もあってコスメはプチプラばっかり。それでもプチプラコスメも最近はすっかり優秀になってくれて、それらを使うことを恥ずかしく思う必要も無い