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心を鏡で見る【今日の言葉】

2021.05.07
皆様、おはようございます。

「経教はこれを喩うるに鏡のごとし」善導大師

我たちは、鏡で身なりを整えることは自然と教わりますが、心を鏡に映して見ることは、あまり教わりません。

色々な場面で、自分の心を鏡に映してみると、どのような心が見えてくるでしょうか。

人に褒められれば喜ぶ心。ある程度思い通りになれば心地よい心。馬鹿にされれば怒りの心。思い通りにならなくても怒りの心。満たされなければ貪る心。

どうも私たちの心とは、何かおこれば自分を中心にしてコロコロと変わるようです。そんな心のありようを映し出す鏡が、仏教を学ぶことで育まれていくと言います。

自分の心が確実ではないと気付かされるところに、一つの見解に捉われない柔軟さや謙虚さも養われてくるように思われます。

さて、本日も一日を大切に、心豊かに過ごしてまいりましょう。

南無阿弥陀仏

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