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キャリアは掛け算?職種や業種を変えたいときどうしたらいいのか?

こんばんは。緊急事態宣言も解除されてだんだん世の中は戻っていくのでしょうか。コロナというものがまだ完全に解決しているわけでもないのに、緊急事態宣言を解除し、コロナは終わったというようなムードになっていきそうな気がするので心配です。

今日は私の、キャリアの考え方、変え方ということについてお話したいと思います。

転職したのはなぜ?

就職活動を控えた大学生やもともと同じ業界にいた方等に「どうして転職したの?」と聞かれることがあります。

現在の仕事内容に不満がある

現在の職場の人間関係に不満がある

現在の待遇に不満がある

このあたりに当てはまると転職をしたくなるとよく言われているようです。
私の場合もざっくりいいますと、こんなことが理由でした。

例えば最初の転職のときには、新卒で入った大手外資系企業(IBMやOracle等といった企業だと思ってください)でいわゆるSEやプリセールスや事業開発やコンサルタントといった経験をそれぞれ短い期間ながらも経験することができました。これは私にとってキャリアのベースになるということでとてもありがたい経験になっています。
これに加えて同期にも恵まれて人間関係や仕事内容に対しても恵まれている方だと思いました。
当時の会社にいた頃、シンガポールから日本に戻るタイミングで
「もう少しカスタマーフェイシングをしたいな」
と思うようになりました。アカウントマネージャつまり営業職を経験したいという希望が湧きました。

こういったことから部署異動実現のために社内公募を探したり営業部門の方から話を聞いたりなどなど活動を開始しました。
当時はリストラをし始めていたということもあり採用自体が凍結されていました。そのため、直近での部署異動の可能性はなくなりました。これが転職活動を本格的に開始に至った理由です。また、当時の給料も周りに比べたら低いということも転職活動に至った理由の一つかもしれません。

2社目で営業職を経験するも再び転職

転職活動をした結果、めでたく当時大手外資系に転職しました。ここでは年収も40%以上アップという結果など転職活動に成功しました。
こうして人生初の転職活動をおこない、中途入社を経験しました。
前職でも主に付き合いのあった業界でもある製造業を担当するアカウントマネージャ(お客様担当営業と思ってください)として従事しました。
前職で経験をしてきた企業以外の製造業とも付き合いがあったりで色々刺激のある毎日でした。
この会社では直販と言うよりもパートナービジネスが主流だったため、クライアントというよりもパートナーとの付き合いが大事にされていました。
私自身、パートナービジネスというものは初めてだったので最初は苦労しましたが、今となってはいい経験になりました。こんな感じで仕事を2年半くらいこなして転職をまたもやしました。

このときの転職活動の理由は、職場の人間関係等色々ありました。いい経験はできたが人間関係が、、、ということも正直ありました。これだけならまだ正直我慢はできましたが、これとはまた別の理由でも転職活動を考えるに至りました。

パラダイムシフト

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端的に言うと「時が来た。自分がやれるところはやり尽くしたから次のステージを探してもいいんじゃないか?」と思ったのが一番の理由です。

私が社会人になり始めたころはちょうどITインフラの世界では、仮想化というものが流行り始めた頃でした。VMWare等の会社が台頭してきた頃です。そうしてクラウドという時代に入っていきました。
自分の中では、クラウドに対してプロダクト・ライフサイクルでいうところの導入期から成長期を体験し成熟期に入るかなと感じた頃です。
そんなクラウドの黎明期(導入期から成長期)に若手とし最先端のベンダーの一社で時代を体感しました。当時まだまだクラウド自体は伸びていく(事実成熟してきました)と思いましたが、「次」の波に乗りたいと思うようになりました。

クラウドというものを通して、導入期からパラダイムシフトというか今までの連続ではない本当に新しいものにチャレンジしたいという気持ちが芽生えてきました。
そのパラダイムシフトってなんだろうとは漠然と思っていましたが、具体的にはその会社を通して少しずつ触れてきた「AI」や「Deep Learning」といった(当時の)新しいテクノロジーをインフラのレイヤーではなく、もっとユーザに近いところでやっていきたいと思うようになりました。つまりOSI参照モデルで言うレイヤーを上げるということと、事業領域を今までのITインフラ x 新しい挑戦領域 x アプリレイヤーという掛け算だと感じました。
これは、当時の自分の掛け算ではFinTechでした。

今まで在籍した会社でもアルゴリズムとか大事なデータは沢山ありましたが、例えば皆様がよく使ってるAmazonというECサイトを例にとると、無限のデータがあり、これらはユーザが自由に使ってもいいと言ってくれている(=Amazonの利用規約に同意している)購買データがあるかと思います。
こんなようなデータを有効に活用する時代がかならずくる!と当時思いました。これは別に確信でもありませんが、自分自身の経験や世の中のニュースなどから感じ取りました。
そしてこんなことが当たり前になるであろう時代に、「いいな!」と思うものを作り出し皆に便利だと思っていただきたいということは、IT人としてチャレンジしたいと思う理由としては十分なものでした。

当時大企業のいい環境で仕事をしていましたし、そういったタイミングで何もないスタートアップに転職するということは、自分の中ではチャレンジでもありました。事業領域、職種、企業規模何もかものチェンジでした。
ただ、このタイミングで辞めなかったらこのまま同じ世界で働き続けてしまうことに恐怖を感じたことも事実です。
やめるなら今、甘えた環境から抜け出したいと当時思いました。
人生のいろいろな変化があるのはちょうどこのアラサーでした。

この転職でキャリアの自由度が変わりましたし、IT屋さんで横並びだったら変わらなかったと思います。

キャリアは掛け算

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ベンチャーに入ってからも転職を重ね現在はまた再び大手外資系企業にて今までの経験をもとに、事業企画に従事しています。
私自身職種も業界も企業体も変えて転職をしてきました。この結果からいえることは、今までの自分の経験から次に何をやっていきたいのか?ということが見えてきたこと、そしてこれらを実現するためには

キャリアは掛け算で作っていく

ということです。もちろんチャレンジする年代などもあるかもしれませんが、前述のパラダイムシフトを感じる転職(業種や職種をガラッと変える転職)をしたのは、アラサーでした。周りの人ではそれよりも遅く業界チェンジをした人もいます。

こういった方に共通して感じたものとしては、

キャリアは面積、いかに自分を遠くにプロットできるのか?

というものでした。

キャリアは掛け算でもあり面積でもある

前述の私よりも年齢の上(30代中盤くらい)で業界チェンジをした知人を見ていて思うのは、キャリアは掛け算であるということとともに、
自分の経験値をより原点から遠くにプロットすることができているという方だと感じました。
また、そういったコアスキルや経験といったものをつないでできた面の面積がどれだけ大きいのか?ということが大切なのではないか?と感じました。また、ベースになるコアスキルは持っているが、いつそれがなくなってもいいように他を取りに行く、つまり他のコアスキルを作ることが求められるのではないか?と感じております。

世の中には、0→1、1→10、10→100等様々なタイプが得意な方もいます。
私は1→10にする仕事を広げるのが得意だと感じております。
だからWebやFinTechやITインフラの技術は私が作ったものではありませんが、それらを使ってより良いものを作っていくことをやっていきたいと感じております。

まとめ

業界や職種などをかえてキャリアを作っていくということのヒントは日本の伝統的な大企業が総合職でいろいろな部署を経験するというからキャリアアップをしていくというのを外資や終身雇用ではない前提でもやれるのかな?と思ったのがきっかけです。

少しでも皆様のキャリアに関してのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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